放射能で汚染された海水で米を研ぐ

生存者の証言を紹介します。

【生存者】

水で頭洗ったり野菜洗ったり、マグロも食べたし。ポンプとエンジン冷やす冷却水を利用して、米研ぐのは海水。

私がガイガー測定人を案内したんですよ。船体に5000くらいあったんだよね。

測定する人が「5000くらいありますねえ」って言った。一番多いところでね。

で、人間もやるからと言って「皆、並んでくれ」と言って、

 

皆尻込みするから「私が一番先出ますよ」、言って。

 

私がやられた頭で「1500」って言われたの。

 

これは何ですか？」言うから、科学者が。

「これは塩の塊です」って言ったんだよ。
「いや、灰でしょう」って向こうは言うんだよ。
「いや、灰じゃない、私舐めて見ましょうか」って。

 

そう言うと「いや、止めてくれ」って言うから止めたんだけど。

 

たしかその時じゃないかと思うんだよ、5000あったのは。
白い服着て、計数管持って、確か2人だったと思う。

 

【生存者】

操業中にピカッと夜、光ったのは見たねえ。

 

「あら何ぞ」言うて。

 

ありゃあ、マーシャル群島の方じゃろ。

そんなんが、2、3回見たように思うがやけどね。

 

それから後に雨に当たられんいうて、よう言いよったね。

東京の築地へ行ってね、市場から来てガイガー計数機とか言いよったね。

 

ちょっと懐中電灯みたいな、紐の付いた・・。

 

それでこうやったらガー言いよったね。