【ありがとうございました】プロジェクトが終わって

午前3時、大好きなピアノを聴きながら、改めて終了したプロジェクトに書き込まれた支援して頂いた皆さんのコメントを読んでいます。

 

正直、僕は、みなさんが書いているような人間ではありません。すぐに腹を立てたり、思い上がったり、妬んだり、気が弱いくせに偉そうなことを言ったり、そんな人間です。だから、何も大層なことをやってきたわけではなく、取材をしていると、いつの間にか17年が過ぎていた、というだけです。あまり卑下するつもりもありませんが、自分がどうしても納得できないことを自分に対してごまかせなかっただけです。わがままなんだと思います。

 

正直、「おめでとう！」と言われて「ありがとうございます」という自分に違和感があります。僕のやったことじゃない。という気持ちが強いのかもしれません。

 

誰かのプロジェクトが成功したような、そんな感じです。誰かのプロジェクトと言うよりも皆んなのプロジェクトと言う方が正確かもしれません。僕以外の皆さんが「なんとか成功させなキャ」と言う強い思いでプロジェクトを育て上げたからです。僕は、そこに乗っからせてもらう。そんな感覚です。

 

僕が「ありがとうございます！」と言う時、同時に「いえいえ、この方たちなんですよ。プロジェクトを育てた人たちは」と言いたかったのかもしれません。

 

正直、重いです。クラウドファンディングは、最も厳しい時期と重なりました。誰もが１円２円を節約して生活している中、支援を決める時の気持ちを考えるとたまらない気持ちです。およそ600人の方、そして高知県室戸市の300人の方の思いは重いです。たまらなく重いです。
　
正直、僕は、クラウドファンディングが失敗してもしょうがないと思っていました。クラウドファンディングは、僕の目的を明確にし、何をすべきかを教えてくれました。資金を集めると言う名目で、これまで会ったことのない世界の人に会いました。自分が偏っていたことを知りました。

 

クラウドファンディングが成功したことは、スタートに立ったと言うことです。スタートラインから何百メートルも後ろに下がって、スタートラインに向かってヨロヨロしながら歩いた。そんな感じです。

 

さあ、プロジェクトが始まります。僕がずっと夢見てきたプロジェクトです。たくさんの人の力をお借りし、たくさんの人が育て上げてくれる。そんなプロジェクトになればいいなあと思っています。僕の役割は、歩を止めないことです。そして行動し続けることです。その先には必ず希望があると信じています。

 

こんな軽い言い方では言い表せませんが、ご支援頂いた皆さんに心から感謝します。そして責任をもって、必ず、夢を実現します。

 

F A L L O U T？プロジェクト22
伊東英朗