プロジェクト終了報告
明けましておめでとうございます。
しまづ外来魚研究所の嶋津です。
昨年4月22日より開始いたしました本プロジェクトでは
7月16日までに112名様から626,000円のご支援を頂きました。
誠にありがとうございました。
沖縄島300水系調査については、6月15日より開始し、
延べ流程265kmを踏査、10月31日に無事終了いたしました。
本プロジェクトは、
この調査成果で分布情報を更新した沖縄島の外来魚ガイド第三版を制作することであり、
12月31日に発行、本日1月6日から一般発売(電子書籍版)を開始しましたので、
これをもってプロジェクトの終了とさせていただきます。
リターンの電子書籍版については、
年末にダウンロード方法をメッセージでお送りさせていただきました。
リターンの紙書籍版については、
製本所が年末年始で休業されていたため、当初の予定より遅れてしまいましたが、
来週には発送できる予定です。大変申し訳ありません。
一般発売のためにしまづ外来魚研究所オンラインショップを開設いたしました。
電子書籍版は、こちらに加えGoogle Playでも購入できます。
紙書籍版は、予約注文の受付のみで1月20日 から順次発送予定です。
発行を記念して「第三版できましたよTシャツとマスク」も発売いたします。
外来魚チップスなどについてもリターン分の発送がすべて終わりましたらこちらで販売をはじめます。
プロジェクトは、終了いたしますが、その他のリターンについても、
順次発送させていただきますので、よろしくお願いいたします。
皆さまからご支援頂いた資金については、
調査のガソリン代や高速代に85,260円、調査備品の購入に136,695円、リータンの物品購入に151,566円、READYFORの手数料に82,632円、計456,153円を使用させて頂きました。
この10 年間で沖縄島の外来魚は、
分布が一部では拡大しているものの全体的には停滞しており、著しく縮小したものもあります。
新たに定着した種もほぼ認められず、これまでより侵攻が遅くなっているように感じられます。
これは外来生物問題について、普及啓発がすすみ放流などが少なくなったためと思われます。
また昨年11月には沖縄県希少野生動植物保護条例が施行され、
ソードテールとヒレナマズが指定外来種に指定されるなど
法的規制にも新たな動きが見られるようになりました。
このプロジェクトは、今回で終了ですが、
しまづ外来魚研究所では今後も外来魚の研究や外来魚問題の普及啓発を続けていきます。
至らない点も多いですが、今後ともよろしくお願いいたします。