ガーナカカオ生産地で大人が健康的に働けるように健康診断を実施

ガーナカカオ生産地で大人が健康的に働けるように健康診断を実施

支援総額

2,438,000

目標金額 2,000,000円

支援者
195人
募集終了日
2015年4月10日

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プロジェクト本文

 

ガーナのカカオ生産地域で正しい健康知識を広め、

健康診断・健康ワークショップを開催します!

 

こんにちわ。NPO法人ACEでガーナのプロジェクトマネージャーをしております近藤光(こんどうあきら)と申します。私たちは、ガーナのカカオ生産地域で子どもたちを危険で有害な児童労働から守るために活動しています。

 

ガーナでは、カカオ農園の労働に100万人以上の子どもが何かしらの作業に従事していると言われています。子どもたちがカカオ農園で働く背景には、地域の医療環境が整っていないため、おとなが健康を害し、子どもたちが働かざるを得ないという事情があります。そんな現状を改善するため、おとなたちの健康を守り、正しい健康知識を身につけてもらうため健康診断とワークショップを行います。

 

しかし、健康診断とワークショップを開催するのに必要な費用が不足しています。すべての人が健康についての正しい知識を取得し、国民健康保険に加入する社会を実現するお手伝いをしていただけないでしょうか?

 

(ACEが支援するカカオ生産地のおとなと子どもたち)

 

 

アフリカで目の当たりにした問題の数々:教育問題、児童労働、健康問題

 

私は2001年にNGOのスタディ・ツアーで西アフリカのブルキナファソに行ったことがアフリカとのかかわりの始まりでした。その後青年海外協力隊でガーナとウガンダで活動したことを通じて、より深くアフリカでの国際協力の道に進みたいと思うようになり、ACEのスタッフになりました。

 

ACEの活動を通じて、子どもの教育の重要性、そして児童労働の危険性を目の当たりにしました。さらにその問題に取り組む同僚や現地のパートナーの働きを通じて、多くの子どもが学校に行くようになった姿を見て、自分も非常に奮い立ちました。一方で、住民自身が子どもを守り、教育を受けられるようになるためには、もう一つ解決しなければいけない問題が人々の健康問題です。

 

(病気で働けないジャネットちゃんのお母さん)

 

 

一人の少女からおしえられた健康の重要性


アナンス村に住む女の子ジャネット・サホちゃん(16歳、小学6年生)は、現在病気のお母さんと一緒に、親戚の家に身を寄せています。親が離婚した後は二人で暮らしていましたが、お母さんが病気で家で寝たきりで、親戚が暮らす村へ引っ越してきました。身の回りの世話の為、ジャネットちゃんは小学校の途中で一度学校をやめ、お母さんの看病をしていました。


そんな彼女を見かねた親戚夫婦が、ACEのプロジェクトで村に設置した「子ども保護委員会」というボランティア組織のメンバーに何とか支援してもらえないかと相談にきました。その後ACEの支援で学用品の支給をうけて、毎日学校に通うようになりました。

 

(ACEの支援を通じて学用品を受け取るジャネットちゃん 中央)

 

ジャネットちゃんの好きな科目は数学で、将来は看護師になりたいそうです。お母さんのような人を一人でも助けたいというのがその理由です。その背景には、病気についてもう少し知識があれば、お母さんがここまでひどくならなかったのではという思いがあるからだそうです。

 

(健康ワークショップ)

 

 

親の看病の為に学校に行けなくなる子どもたち


ジャネットちゃんのように、病気の親を看病するため学校に行けなくなる子どもは、ガーナのカカオ生産地域では珍しくありません。ACEが支援している地域では病院や診療所が非常に少なく、病気になってもすぐに手当てができないのが現状です。また健康に対する知識が不十分で健康を害し、体調を崩すおとなの代わりに、子どもたちが労働に駆り立てられています。ガーナでは、10,000人に対し、医者はたった1人しかいません(日本は500人につき1人)。

 

身体の小さな頃からカカオ農園で働くことによって、それが原因で健康を害し、おとなになって働けなくなることも多くあります。働けなくなったおとなの代わりに子どもが働き、新たな児童労働を生み出す「負のサイクル」になっています。そのため、私たちは多くの地域の人々に健康についての知識を広めることで、おとなたちがきちんと働いて収入を得られるようになり、その結果子どもたちを危険な労働から守り、学校へ通えるようになるのではと考えています。

 

(血圧を測る村の人)

 

 

プロジェクト詳細

 

ガーナには病院や診療所が近くにほとんどないという問題もあります。国の制度として国民皆保険制度がありますが、農村地域では加入している人が少なく、ほとんどが公共の医療サービスを受けられていません。そこで、人々の健康状態を確認し、健康に関する知識を伝え、健康保険の制度を活用するためのアドバイスを行うため、約200人に健康診断と健康に関するワークショップを実施します!

 

【実施期間】2015年5月1日から2015年7月31日

 

【実施場所】ガーナ共和国アシャンティ州アチュマ・ンプニュア郡、カロンゴ村、ジュレソ村、タノドゥマセ村、ンスオテム村の計4村。村の人口約3600人(うち子ども約1800人)、うち健康診断をする対象者200名(変更の可能性あり)

 

【運営スタッフ 】

(日本側):ACE、ガーナプロジェクトマネージャー1名

(ガーナ側):CRADA(現地契約NGO)、プロジェクトスタッフ5名(プロジェクト調整員1名、フィールドスタッフ2名、ドライバー1名)、現地医療スタッフ(健康診断および健康ワークショップ)10名(医師2名、看護師8名)。

 

【開催内容詳細 】

1.学校の「子ども権利クラブ(子どもたち自身が子どもの権利や問題について話し合う場)」において、健康・衛生について学ぶ。

 

2.現地フィールドスタッフとボランティアが村を巡回し、住民への健康に

ついて啓発をする。

 

3.現地フィールドスタッフとボランティアが村を巡回し、住民への国民健

康保険への加入促進を行う。(*巡回しながら実際に加入手続き等を手伝います。)

 

4.村全体を対象にした健康ワークショップと選抜対象者(フィールドスタ

ッフによる事前の健康に関する聞き込みを参考に対象者を選ぶ)に対する健康診断を実施する(6月)

 

(健康について話し合う大切さ)

 

 

ご支援金使途

 

ガーナのカカオ生産地での健康診断と健康ワークショップの開催にかかる費用の消耗品や機材の費用、現地渡航・滞在費等が不足しています。どうか皆さまの暖かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

(医師から説明を受ける人々)

 

 

子どもたちの健康知識が、おとなたちの健康につながる

 

パソロ村に住むフランチェスカちゃん(14歳)とグレースちゃん(11歳)の姉妹は、おばあちゃん(60歳)と一緒に住んでいます。彼女のお母さんはすでに亡くなっていて、おとうさんはその後行方不明になっているそうです。


おばあちゃんによると、姉妹二人はACEがプロジェクトを通じて学校で開始した「子ども権利クラブ」(子どもたち自身が子どもの権利や問題について話し合う場)で、手洗いや栄養がとても大切だということを学び、それをおばあちゃんにも伝えるようになったそうです。手洗いや栄養に気をつけるようになった結果、以前に比べ病気になることが減り、元気にカカオ畑で働くことができるようになったと嬉しそうに話してくれました。


このように健康や衛生について知ることができれば、不慮の病気などを避けられるようになり、健康的な生活ができるようになります。結果として子どもたちが安心して学校に通うことにつながっていくのです。
 

(グレースちゃん(左)とフランチェスカちゃん(右))

 

 

◆◆◆ 引換券について ◆◆◆

 

ご支援いただいた方には下記の引換券をお送りします。

 

■サンクスカード 1枚

ガーナの子どもたちの写真入りポストカード

 

■プロジェクト報告書 1部

 

■支援地域のカカオを使ったチョコレート(名前入り)1枚

パッケージにご支援者様のお名前を記載します。READYFORに登録のユーザー名を使用します。別のお名前を希望の場合は対応可能です。

 

■現地の子どもに支給しているオリジナルノート 1冊

サイズ・色は一種類のみとなります。

 

<10,000円の引換券内容(上記4点)>

10,000円の引換券内容(サンクスカード、報告書、ノート、支援地区カカオを使ったチョコレート)

*写真はイメージです。デザインなど変わる可能性があります。

 

■映画『バレンタイン一揆』上映権 3日分

ACEが制作した、カカオ生産地の児童労働を題材にしたドキュメンタリー映画の上映ができる権利。通常は1日につき3万円以上のところ、3日分の上映権をプレゼントします。

 

NPO法人ACE 設立15周年記念ドキュメンタリー映画『バレンタイン一揆』

 

 

■新刊「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート。-世界から児童労働をなくす方法」著・白木朋子 1冊

白木朋子(ACE事務局長)著、合同出版より2015年2月14日に発売される新刊に、著者メッセージを添えてお届けします。

新刊「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート。 -世界から児童労働をなくす方法」

 

■8月東京でのプロジェクト報告会招待券(希望者のみ)1枚

 

■ガーナの支援地域を訪問する権利 1回

ACEが支援している村を、近藤がご案内したします。(10月頃を予定)

※現地への渡航費等、必要経費は自己負担していただきます

 

■解説付きプライベート映画上映会 1回

近藤が訪問し、映画『バレンタイン一揆』(上映時間64分)の上映にあわせ、ガーナでの活動についてお話をさせていただきます。ご都合のよい日程を調整させていただきます。
※関東以外の遠方の地域の場合は、交通費のご負担をいただきます。

 

 

遊ぶ、学ぶ、笑う。そんなあたりまえを、世界の子どもたちに。
「健康診断の実施」を目指したプロジェクトですが、単なる病気の予防だけではなく、子どもたちが働かなくてもすむように、おとなたちがしっかりと働ける環境を作るための取り組みです。ガーナのカカオ生産地で健康診断とワークショップを実現できるよう、ぜひ応援よろしくお願いします!

 

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プロフィール

2001年のスタディ・ツアーでアフリカに初渡航。その後青年海外協力隊などを経て、ACEのガーナ担当スタッフとなる。

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リターン

3,000


alt

■サンクスカード 1枚
■プロジェクト報告書 1部

支援者
89人
在庫数
制限なし

10,000


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3,000円の引換券に加えて、

■支援地域のカカオで作ったチョコレート(ご支援者様の名前入り) 1枚
■ガーナの子どもに支給しているオリジナルノート 1冊

支援者
90人
在庫数
制限なし

30,000


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10,000円の引換券に加えて、

■新刊「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート。
 -世界から児童労働をなくす方法」著・白木朋子 1冊
■8月東京でのプロジェクト報告会招待券(希望者のみ) 1枚

支援者
14人
在庫数
制限なし

50,000


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30,000円の引換券に加えて、

■映画『バレンタイン一揆』上映権 3日分

支援者
3人
在庫数
制限なし

100,000


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50,000円の引換券に加えて、

【A】ガーナの支援地域を訪問する権利 1回
      OR
【B】解説付き映画『バレンタイン一揆』上映会権利 1回

支援者
4人
在庫数
制限なし

プロフィール

2001年のスタディ・ツアーでアフリカに初渡航。その後青年海外協力隊などを経て、ACEのガーナ担当スタッフとなる。

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