イヌワシの生息地が失われないように。ライブ配信で届けたい!

イヌワシの生息地が失われないように。ライブ配信で届けたい! 4枚目
イヌワシの生息地が失われないように。ライブ配信で届けたい!
イヌワシの生息地が失われないように。ライブ配信で届けたい! 2枚目
イヌワシの生息地が失われないように。ライブ配信で届けたい! 3枚目
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イヌワシの生息地が失われないように。ライブ配信で届けたい! 2枚目
イヌワシの生息地が失われないように。ライブ配信で届けたい! 3枚目
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支援総額

7,109,000

目標金額 2,000,000円

支援者
538人
募集終了日
2023年9月15日

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プロジェクト本文

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【2nd GOAL到達のお礼と今後のご支援の使い道について】

 

「イヌワシの生息地が失われないように。ライブ配信で届けたい!」は、8月21日に第二目標の600万円に到達し、その後もご支援が続いています。

 

今回のライブ配信が、イヌワシの置かれた厳しい現状を多くの人に伝え、豊かな自然環境の重要性を皆様と共有できた結果であると思います。心より御礼申し上げます。

 

私たちイーグレット・オフィスの活動を多くの皆さんに応援していただいていることに勇気づけられています。今後もイヌワシや野生動物の現状を多くの人に伝え、自然環境保全に取り組んでまいります。

 

クラウドファンディングの残りの期間は目標金額を定めませんが、支援金は「野生動物の今」をライブで伝える活動の強化、ならびに放置人工林を自然林へと誘導する「森づくり」の取り組みなどに使わせていただきます。伊吹山のイヌワシの生息環境を改善するため、真っ先に手を入れるべき森林の大部分は、滋賀県の造林公社が管理している森林であることが判明しています。滋賀県とも手を携えて、共によりよい道を模索していきます。

 

また、伊吹山を野生動物のサンクチュアリとして残し、ルールを守ってイヌワシや野生動物を観察することのできるアフリカのサファリのような場所にしたいという夢も持っていますので、これを実現するための活動資金としても利用させていただきたいと考えています。

 

ニーナが訴えたイヌワシの現状と自然環境の重要性を知ってもらうため、情報拡散など引き続き皆様からの応援をいただけるとありがたく思います。

 

2023年8月24日

須藤一成

 

【目標達成のお礼とネクストゴールについて】

 

皆さまからの暖かいご支援により、「イヌワシの生息地が失われないように。ライブ配信で届けたい!」は、開始から3時間で目標金額の200万円に到達しました。心より御礼申し上げます。

 

異例のスピードでの達成と引き続きの支援が続いている状況は、2023年2月27日に卵で生まれて、最期まで生きることを諦めなかったイヌワシの雛ニーナが、イヌワシの置かれた厳しい現状を多くの人に訴え、豊かな自然環境の保全を訴えたことが多くの皆様に伝わった結果であり、ニーナが生きた確かな証だと感じています。

 

さらにイヌワシの生息環境改善にむけた取り組みに使用させていただくため、ネクストゴール600万円に引き続きご支援いただけるとありがたく思います。


<1nd GOAL:第一目標>
目標金額:200万円
資金の使いみち:
◯ライブ配信カメラシステムの構築および設置費用


<2nd GOAL:第二目標>
目標金額:600万円
資金の使いみち:
◯ライブ配信カメラシステムの構築および設置費用(第一目標の不足分)
◯イヌワシ巣補修の材料と人件費
◯イヌワシの現状をより詳細に知るための調査費用
◯伊吹山の自然環境改善にむけた普及啓発活動

 

など、イヌワシの生息環境を改善するさまざま取り組みの一部金に使用します。皆様の思いを無駄にしないよう全力で取り組む所存です。


どうぞよろしくお願いいたします。

 

2023年8月1日追記

須藤 一成

 

 

自己紹介

 

こんにちは。株式会社イーグレット·オフィス、動物写真家の須藤 一成です。

 

日本の山岳地帯に生息する猛禽類の中で、最も大きく力強いイヌワシに魅せられ、猛禽類の魅力を通して自然の素晴らしさを伝えたいと撮影を続けています。近年は、多種多様な猛禽類が生息するアフリカでの撮影にも取り組んでいます。

 

ライフワークとしているイヌワシは、40年以上観察・撮影を続けています。主要な観察地である伊吹山周辺では、38年間の繁殖状況を観察してきました。繁殖成功率は20%程度と低いですが、これまでに7羽の雛を巣立たせています。イヌワシの繁殖成功率が全国的に低下し、イヌワシのための狩場再生に取り組んでいる地域もあります。伊吹山周辺でも自然環境の豊かさを取り戻す対策が必要になっています。

 

時には厳しく、時には優しい自然環境の中で逞しく生きる野生動物の姿は、我々人間が忘れ去ろうとしている自然環境の重要性を語りかけています。人も野生動物も共に暮らせる環境づくりに貢献できる撮影を今後も心掛けていきたいと思います。

 

 

他にも、活動としては、イヌワシや自然環境の保全にも取り組んでいます。環境保全への提案やアドバイスをする他、イヌワシの生息地内に計画された奥伊吹風力発電では、計画地の尾根を獲物を探しながら頻繁に行き来するイヌワシペアの映像を撮影し、イヌワシにとって重要な地であることを示すことでこの風発計画を中止にすることができました。伊吹山の南側にある霊仙山近くに計画された風力発電についても、計画地を飛行するイヌワシを確認して計画中止への一助となりました。

 

風発計画地の風況ポールを支えるワイヤーの直前で方向を変えて飛行するイヌワシ

 

また環境省事業に協力し、使用できなくなったイヌワシの巣の補修を、全国6地域で実施した経験もあります。断崖絶壁にあるイヌワシの巣をザイルにぶら下がりながら補強する作業は危険を伴う大変な作業ではありますが、補修した巣はその年から使用されることが多く、その巣で雛を育てているのを見ると巣補修の苦労は吹き飛んでやりがいを感じます。 

 

巣補修の様子。ザイルで岩壁を下降して巣へアプローチ

 

警戒心が強い野生動物を撮影する上で最も重要視しているのは、被写体となる野生動物について自分自身で探し、観察した上で撮影することです。自分で観察することで新たな知見や彼らを育む環境との関係も見えてきます。これらは、撮影シーンごとに適切な撮影ポイントを考えたり、動物の行動を間違った解釈をしないことにも繋がり、何より野生動物の生活に悪影響を及ぼさず、撮影を進めるためにも重要です。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

イヌワシは、日本の山岳地帯に生息する最も大きな猛禽類です。体長80〜90cm、翼を広げると2mもある大きな鳥です。悠々と大空を飛翔する姿は「空の王者」と呼ぶにふさわしい貫禄があります。

 

今、「空の王者」の生息地が日本の山から失われようとしています。

 

イヌワシの生息地での大規模な開発や、山林の半分近くにもなる人工林の植栽など、人間の手による環境破壊がイヌワシの生息地を奪っています。現在イヌワシが生息している場所は、自然環境が最後に残された地域です。イヌワシと自然環境を共に残していく必要があります。

 

また、伊吹山のイヌワシは、全国から訪れるカメラマンのターゲットにもなっています。そんな中、餌付けをしたり巣に近づこうとするカメラマンも見受けられます。

 

餌付けは、イヌワシの行動を撹乱します。餌のない餌付け場所で待ち続けて獲物が捕れなくなったり、人が巣に近づいたためにイヌワシが巣に戻れなくなって雛や卵が死んでしまったりすることがあります。また、幼鳥の行く先々をカメラマンが追いかけて行くために、親鳥が幼鳥へ獲物を運べなくなる恐れがあります。

 

このイヌワシライブを通じて、多くの人に伊吹山のイヌワシを見守っていただき、撮影マナーと伊吹山利用のルールが守られるように働きかけたいと考えて、ライブ配信を企画しました。

 

 

獲物となる動物が減少し、イヌワシの両親はなかなか狩りに成功しません。巣で待つ雛(ニーナと名付けた)は、限界ギリギリの飢餓状態で親ワシが獲物を持ち帰るのを待っています。4日以上も獲物がないことが度々ありました。6日間の絶食もありました。ニーナは、何度も繰り返し訪れる危機を乗り切って力強く生きていますが、通常より10日以上も成長が遅れています。

 

野生で生きていくことの厳しさを、イヌワシの子育てライブは教えてくれます。

 

警戒心の強いイヌワシの子育ての様子を観察することは、研究者であっても容易なことではありません。今回リモートカメラでイヌワシを警戒させることなく多くの方々にライブでご覧いただき、別世界の話ではなく身近な存在としてイヌワシの生態や現状について知って欲しいと思っています。

 

翼を広げて獲物を覆い隠す雛と雄ワシ

 

イヌワシは豊かな自然環境の指標種です。各地の最後に残された生息地から彼らがいなくなることは、日本からまた一つの豊かさが失われたことを意味します。綺麗な空気をつくり出し澄んだ水を送り出す、落ち着いた憩いの場所を提供する自然は、野生動植物だけでなく人間にも必要不可欠なものです。イヌワシを観察すればするほど、彼らが暮らす豊かな自然環境が急激に失われつつあることを実感します。

 

このイヌワシライブを通じて多くの人がそのことに気づきアクションを起こすことで、豊かな自然環境づくりに繋がっていくと考えています。イヌワシが日本の空から消える前に取り組まなければならない課題です。

 

イヌワシはさまざまな野生動物を獲物として暮らしています。狩りをする動物の生活は非常に厳しく、自然の中で生き抜くことには多くの困難が伴います。日本の生態系の頂点に位置するイヌワシは最も力強く、しかし環境の変化に最も弱い動物でもあります。イヌワシが未来永劫暮らし続けられる環境を残すために、イヌワシの素晴らしさをこれからも発信し続けたいと思います。

 

イヌワシの生息地。豊かな自然環境が残された山岳地帯を行動圏としている

 

 

プロジェクトの内容

 

YouTubeで「伊吹山のイヌワシ子育て生中継」のライブ配信をしています。警戒心が強いイヌワシの子育てを、リモートカメラで人の影響なく観察していただけます。巣立ち後は、その後の幼鳥の生活を映像で情報発信します。

 

「伊吹山のイヌワシ子育て生中継」では、イヌワシの子育てをご覧いただけます。獲物が捕れないために親ワシが何日も巣に戻らず、巣に残された雛は絶食に耐えながらも成長を続けています。巣立ち後は半年間ほど親ワシのそばで獲物をもらいながら、自分で狩りができるように練習を繰り返します。獲物となる動物が減少しているために、独り立ちするまでに狩りをマスターすることが困難な状況です。

 

このようなイヌワシや野生動物の現状を、ライブ配信を通じて多くの人に知ってもらいたいと思っています。

 

翼と尾羽の白斑を輝かせて飛行するイヌワシの幼鳥

 

2023年のイヌワシ子育てをリモートカメラでライブ配信(実施中)。

巣立ち後は、その後の幼鳥の様子を映像で情報発信。

 

2024年のライブ配信の準備として、新規に高画質カメラシステムの構築と設置。

さまざまな野生動物の現状や生態を多くの人に伝えるための映像配信。

 


 

支援金の使い道:

2023年に配信中のライブカメラの購入と設置費用(130万円)、および2024年の高画質ライブ配信カメラシステムの構築および設置費用(170万円)の一部として使わせていただきます。

 

カメラ設置については、土地の権利者の許可を得ています。

 

 

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

伊吹山のイヌワシ生息地では、イヌワシの営巣地や重要なエリアへの立ち入り制限、登山道や車道以外の場所に踏み込まないなど撮影マナーや「伊吹山利用と保全のローカルルール」(伊吹山自然再生協議会)の徹底に取り組み、現地パトロールの実施を検討しています。また、人工林率が40%を超えている人工林を広葉樹へと転換することで、自然環境の豊かさを取り戻すための土地利用について基礎情報収集を開始する予定です。

 

毎年継続観察することで、イヌワシの生活の変化や自然環境の動向を知ることができ、イヌワシや自然環境保全のために今何が必要であるかを知る手がかりになると思います。また、楽しくご覧いただきながら環境問題についても考えていくことができると考えています。

 

今後はイヌワシだけでなく、いろんな野生動物たちの生活をライブでご覧いただけるようにしたいと考えています。

 

今回の挑戦は、そのための第一歩となります。どうか温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

カモシカの母と子
プロジェクト実行責任者:
須藤 一成(株式会社イーグレット·オフィス)
プロジェクト実施完了日:
2023年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

2023年のイヌワシ子育てをリモートカメラでライブ配信(実施中)。巣立ち後の幼鳥を追跡し、その映像や情報を発信する。2024年のライブ配信の準備として、新規の高画質カメラシステムの構築と設置をしたいと思います。イヌワシが生息できる環境づくりのために、営巣地周辺のパトロールおよび自然環境保全に向けて人工林率を減少させるための基礎情報収集活動。 資金の使途:2023年のカメラシステム購入と設置に係わる費用。130万円。2024年用に新しく高画質ライブ配信カメラシステムの導入と設置に係わる費用。170万円。こちらの一部として大切に活用させていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
差額は自己資金で補填。場合によっては、プロジェクトに大きく影響しない程度に縮小等の可能性あり。

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リターン

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【リターン不要な方向け】応援コース | 1000円

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制限なし
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3,000+システム利用料


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【リターン不要な方向け】応援コース | 3000円

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支援者
44人
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発送完了予定月
2024年5月

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お礼のポストカード

・お礼のポストカード

お礼のポストカードをお送りします。

支援者
108人
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制限なし
発送完了予定月
2024年5月

5,000+システム利用料


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【リターン不要な方向け】応援コース | 5000円

・お礼のメール

支援者
18人
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発送完了予定月
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10,000+システム利用料


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2023年のイヌワシ子育て写真またはイラスト入りマグカップ

・お礼のポストカード
・2023年のイヌワシ子育てマグカップ(写真またはイラスト入り)

ニーナの成長の様子の写真またはイラストが入ったマグカップです。

支援者
202人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

10,000+システム利用料


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【リターン不要な方向け】応援コース | 10000円

・お礼のメール

支援者
32人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

30,000+システム利用料


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2023年のイヌワシ子育てダイジェストDVD・マグカップ

・お礼のポストカード
・2023年のイヌワシ子育てマグカップ(写真またはイラスト入り)
・2023年子育てのDVD

支援者
50人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

30,000+システム利用料


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【リターン不要な方向け】応援コース | 30000円

・お礼のメール

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

50,000+システム利用料


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2023年幼鳥の写真A4サイズ額入り・2023年子育てDVD、マグカップ

・お礼のポストカード
・2023年のイヌワシ子育てマグカップ(写真またはイラスト入り)
・2023年子育てのDVD
・2023年幼鳥の写真A4サイズ額入り

※2023年の幼鳥が撮影できない場合は、他の年の幼鳥の写真とさせていただきます。

支援者
16人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

50,000+システム利用料


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【リターン不要な方向け】応援コース | 50000円

・お礼のメール

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

100,000+システム利用料


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2023年幼鳥の写真A3サイズ額入り・2023年子育てDVD、マグカップ

・お礼のポストカード
・2023年のイヌワシ子育てマグカップ(写真またはイラスト入り)
・2023年子育てのDVD
・2023年幼鳥の写真A3サイズ額入り

※2023年の幼鳥が撮影できない場合は、他の年の幼鳥の写真とさせていただきます。

支援者
7人
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制限なし
発送完了予定月
2024年5月

100,000+システム利用料


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【リターン不要な方向け】応援コース | 100000円

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支援者
4人
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2024年5月

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