日比谷音楽祭実行委員長　亀田誠治より（2025.3.27）

2019年の初開催から7年。日比谷音楽祭は、「親子孫三世代誰もが楽しめる、フリーでボーダーレスな都市型野外音楽フェス」として歩みを止めることなく進んできました。あらためて、たくさんの人に日比谷音楽祭が届いている手応えを感じています。そして開催7年目の今、もう一度、皆さんに日比谷音楽祭の大切にしている思いをお伝えしたいと思います。

 

なぜ、日比谷音楽祭を開催するのか？
そして、なぜ、日比谷音楽祭は無料なのか？

 

それは、世代やジャンルも超え、より多くの人に垣根なく、さまざまな音楽に触れてもらうことによって「感動体験」という人生のかけがえのない宝物に出会って欲しいからです。

「感動体験」は想像力の種になります。想像力は、相手の気持ちを想像することのできるやさしい人間力です。つまり、「想像力＝思いやり」ほらこんなにもシンプルです。

 

日比谷音楽祭で出会ったさまざまな音楽は「感動体験」になって、人々の心に水をやり、時に勇気になり、時に好奇心をくすぐって、豊かな毎日を創出することでしょう。

 

そして、そんな尊い「感動体験」を得た皆さんにできることは「無料」で出会った音楽を応援することです。

コンサートに行く、レコード・CDなどの音源を買う、サブスクは有料会員になる、楽器を買ったり習ったりしてみる、音響さんや照明さんのようなスタッフを目指す、そんな皆さんの音楽への行動のひとつひとつが、音楽の作り手・担い手たちへ還元され、未来の音楽家を育み、感動の関係人口を増やすことになります。

 

日比谷音楽祭で出会った音楽が、また巡り巡って、皆さんの毎日を潤し、豊かな感動体験へつながるという「新しい音楽の循環」が生まれます。
そんな素晴らしい感動体験のスタートとなるのが、皆さんのクラウドファンディングによるご支援です！

“ローマは1日にして成らず”。7年目を迎える日比谷音楽祭は、これまでたくさんの方にクラウドファンディングでご支援をいただいたからこそ、今年も開催することができるのです。

 

今年のクラウドファンディングは、ゴールを3,000万円に設定しました。昨年ご支援いただいた29,570,005円からほんのすこしだけ高い目標を目指しています。

チケット代による収入ではなく、協賛金と助成金とクラウドファンディングの3つの柱で成り立っている日比谷音楽祭。

しかし、企業様からの協賛金と行政からの助成金はその年の状況によって変動する可能性があります。

笑顔いっぱいの日比谷音楽祭を毎年開催できるように根付かせていくためには、皆さんに支えていただくクラウドファンディングが、これからもとても大切な資金源です。

 

たくさんの根っこが支える樹木は雨風の中でも力強く生きていくことができます。これこそが僕がクラウドファンディングを大切にする理由です。

クラウドファンディングを通じて、一人でも多く、音楽文化の応援団を増やしていきたいのです。

 

クラウドファンディングも日比谷音楽祭とともに、そして社会や暮らし、時代とともに進化しています。日比谷音楽祭では、年に4回「支援者限定オンラインイベント」を開催し、日比谷音楽祭をご支援していただいた皆さんとのコミュニティーを大切にしています。

 

日比谷音楽祭2025オリジナルグッズ、アーティストとのスペシャルコラボ、協賛企業様とのコラボ、特別な音楽体験と感動体験ができる体験型のリターンなど、ここでしか手に入らない貴重なリターンで、ご支援いただいた皆さんの毎日を彩り豊かにしていきたいと思っています。

 

皆さんの音楽への支援が、ちゃんとカタチになってみなさんの元に還ってくる。日比谷音楽祭の目指す「新しい音楽の循環」をみんなで一緒に育んでいきましょう！

 

 

日比谷音楽祭実行委員長　　亀田誠治