まさかの、水質検査不適合。

ひのともりでは料理をするときも、お客様が飲む水も地元の湧き水を使用しています。

 

僕自身、カルキの匂いが苦手なのはありますが、一番は、この湧き水を使って料理をすると味わいがピュアになる気がします。

 

もはや、ひのともりの味を支える命とも言える水で、週に一回はタンクを抱えて計100リットルほどを車で往復1時間かけて汲みに行っていました。

 

ある日お客様に白湯を頼まれて、出したところ「美味しい。どこの水を使っているの？」と言われたのを覚えています。

 

確かに飲んでみるとカドが無く、なんだか飲んでて気持ちのいい白湯でした。

 

ハッキリと数値化するのは難しいですがやはり湧き水と水道水では何かが違う。

 

その湧き水の名は「藤瀬の霊水」

 

店から30分ほど車で北上した中島町にある「藤瀬霊水公園」にあります。

 

どこか厳かな雰囲気のある道の先に湧き水があります。

 

能登半島でも有名な名水で、わざわざ愛知から汲みにきてある方もお見かけしました。

 

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断水も解消した3月初旬。

 

オンラインショップで注文頂いた商品を仕込むために水を汲みに行きました。

 

すると霊水公園の入り口にこんな張り紙が。

 

この震災で水脈が変わってしまったのか、藤瀬の霊水は飲用に適さない、「水質検査不適合」になってしまったのです。

 

とてもショックでした。

 

一難去ってまた一難。

 

結局1時間ほど南下した別の湧水を汲みに行くことに。

 

ですがやっぱり僕はこの「藤瀬の霊水」が好きです。

 

味はもちろん、自然に囲まれた中で水を汲むあの時間が癒しでした。

 

一日でも早く復旧することを祈っています。

 

これからもリアルな近況を少しずつ上げていきますので、引き続きよろしくお願い致します。

 

ひのともり　日野貴明