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プロジェクト本文

2025/12/1~挑戦中の第五弾クラウドファンディングはこちら!

 

 

人と野生猛禽類とのより良い共生を

猛禽類医学研究所マンスリーサポーター募集

 

私たち猛禽類医学研究所は野生動物専門の獣医療・研究機関として2000年に設立し、保全医療をテーマに活動を続けてきました。

 

環境省の取り組みの一環として希少猛禽類の救護活動を行っていますが、毎年のごとく必要になる医療機器の更新や拡充、後遺症などで自然界に帰ることのできないオオワシとオジロワシ40羽以上(終生飼育個体は約70羽)の飼育管理費(餌代や飼育に関わる物品、人件費など)を、グッズ販売や講演会、イベントなどで独自に調達してきました。

 

2021年からはクラウドファンディングに挑戦させていただき、おかげさまで私たちは『野生動物とのより良い共生』に向けた保全活動を継続することができ、加速させることができています。また、クラファンを介して支援や情報拡散という形で保全活動にご参加いただく方が増えたことを大変嬉しく、そして頼もしく思っております。

 

多くの方と共に活動を進めていく中で、「継続して支援させてほしい」「もっと研究所が進める活動に参加したい」というご要望をたくさんいただきました。

 

私たちの活動をより広げていくためにも、そして皆さまと共に野生猛禽類の保全活動をさらに充実させるためにも、この度マンスリーサポーターの募集を開始することといたしました。

 

今回の新しい支援プログラムでは、特に後遺症などで野生に帰れない猛禽類の継続飼育に関する“日常的な活動”をサポートいただけたらと思っております。

 

私たちの想いは一つ。
「野生猛禽類とのより良い共生を目指したい!」

 

傷ついた猛禽たちに成り代わりまして、ご支援ご参加の程どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

目次

猛禽類医学研究所の活動について

 - 環境省事業として行っている希少種の救護活動における、予算を度外視した高度医療や度重なる手術への対応、長期のリハビリテーション

 - 終生飼育個体のQOLの向上と活躍の場を与える活動
 - 終生飼育個体の継続飼育と生活の質の向上
 - 終生飼育個体を使った、野生猛禽類の生息域内保全に繋げる活動(事故防止器具等の開発)
 - 野生復帰させた猛禽類を追跡し、治療の成果確認や現存する様々なリスクを把握し、事故などの予防(環境治療)に繋げる活動

 - 太陽光発電所の建設ラッシュが続いている釧路湿原およびその周辺において、希少猛禽類の分布状況を調査し、生息環境の維持と保全に繋げる活動

 

継続寄付(マンスリーサポーター)を始める理由

 - 治療によって一命を取り留めたものの、後遺症が残り野生に帰れない猛禽の継続飼育を行う上で必要な “日常的な活動” をサポートいただきたい

 - 終生飼育している猛禽により良質な餌や飼育環境などを提供することによって、高い生活の質(QOL)を安定的に保ちたい

 - 継続的に希少猛禽類の保全活動にご参加いただく場を作りたい
ご支援の使い道

私たちの想いとこれから

 

 

 

猛禽類医学研究所の活動について

猛禽類医学研究所の活動について

 

猛禽類医学研究所(Institute For Raptor Biomedicine Japan:以下 IRBJ)は、2000年に設立された野生動物専門の医療・研究機関であり、保全医学をテーマとして活動しています。環境省事業として、2005年からは北海道を活動の拠点に、希少猛禽類の保護、治療、リハビリテーションなどを行っています。

 

●IRBJの活動

①個体の収容・治療・リハビリテーション・野生復帰

②傷病個体や死体の検分による原因の究明

終生飼育個体の活用(輸血のドナーや事故防止器具の開発など)

野生動物とのより良い共生を目指した環境治療

⑤自然界に生息する野生個体の健康状態把握
⑥追跡調査等による野生個体に対するリスクの把握
⑦主に次世代の育成を視野に入れた環境教育
⑧国内外の研究者や関係団体との情報交流

 

傷ついた野生動物は、自然界で今まさに何が起きているのか、私たち人間に伝えてくれるメッセンジャーです。IRBJは、希少猛禽類の保護や治療だけではなく、収容された個体の傷病または死亡の原因を徹底的に探ることで、生息環境で起きている異変や私たち人間が与えてしまっている影響などを紐解くことに力を入れています。また、それをもとに具体的な対策などを考案し、事業者などと協力しながら“野生猛禽類とのより良い共生社会”の実現を目指しています

 

活動の詳細をご紹介

環境省事業として行っている

環境省事業として行っている希少種の救護活動における、

予算を度外視した高度医療や度重なる手術の対応
長期間のリハビリテーション

 

傷ついた希少猛禽類の生体や死体が頻繁に搬入され、私たちは彼らの治療やリハビリテーション、再発を予防するための原因究明に追われています。


近年では列車事故や交通事故などによる重傷例が多く、たび重なる手術や長期間のリハビリテーションが必要とされています。発電用風車との衝突(バードストライク)や狩猟残滓(ざんし)に含まれる鉛弾の摂食による鉛中毒も相変わらず確認されており、その治療も試みました。

 

 

 

終生飼育個体のQOLの向上と活躍

終生飼育個体のQOLの向上と
活躍の場を与える活動

 

後遺症により自然界に帰ることができなくなった終生飼育個体の生活の質(QOL)の向上に加え、事故対策器具の開発や輸血のドナーなど、彼らに活躍の場を与える活動にも力を注いでいます。

 

 

交通事故で上のくちばしを骨ごと根元から失ったオジロワシ“ベック”に対しては、歯科医師や歯科技工士の協力を得て、世界でも珍しい実用的な義嘴ぎしを開発しました。

 

 

新しい義嘴をベックに装着してリハビリテーションを重ねた結果、次第に自分で羽繕いをしたり、差し出した餌を咥えて食べられるようになりました。最近では、皿の上に置いた餌をついばみ、自分で食べられるようにまでなっています。

 

この様子はNHKの「ダーウィンが来た!」や「ワイルドライフ」でも取り上げられ、嬉しいことに全国の皆さまから温かい応援メッセージをいただいております。現在でも引き続き義嘴の改良を重ねており、ベックがより快適な日常生活を送ることができるようプロジェクトを進めております。

 

諦めることなく目の前の患者と真剣に向き合うことで新たな治療方法が生まれ、命を繋ぎ野生に帰るチャンスを増やすとともに、終生飼育個体に対してもより健全な余生を過ごさせることができるようになってきています。

 

 

 

終生飼育個体の継続飼育と生活の質の向上

終生飼育個体(後遺症により野生復帰できない個体)の継続飼育と

生活の質(QOL)の向上、そして活躍の場の考案

 

さまざまな人間活動によって傷ついている野生の猛禽類たち。懸命な治療によって一命を取り留めたとしても、後遺症などが残り二度と自然界に帰れないワシ達(終生飼育個体)も少なくありません。

 

終生飼育となった彼らに、野生動物福祉を念頭に置いて自然界で営んでいた生活を継続的に提供することが、私たちの責任であると考えています。

 

終生飼育個体の水浴び

 

現在、釧路湿原野生生物保護センターでは70羽近いオオワシやオジロワシを終生飼育しておりますが、このうち40羽以上(昨年度までは35羽でしたが数羽増員)については、環境省と個体活用(輸血のドナーや事故対策器具の開発、普及啓発など)に関する協定を結んだ上で、猛禽類医学研究所が独自に経費を捻出して餌代や飼育管理に関わる人件費、飼育環境の整備を行っております。

 

事故の後遺症により野生に帰れなくなったワシたちの食事

 

餌につきましては、海ワシ類は毎日500g~1kgの餌を食べます。40羽ともなれば1日あたり20~40kgもの魚や肉が必要となり、年間を通して計算すると莫大な費用が掛かります。

 

毎朝の餌作りと終生飼育個体への給餌
毎朝の餌作りと終生飼育個体への給餌
毎朝の餌作りと終生飼育個体への給餌

 

より高い「生活の質」を提供するためには、季節毎に自然界で得られるサケなどを与えるだけではなく、できるだけ高頻度でマスやウグイなどの生きた魚を大型の水バット(プール)に放し、多少苦労しながらも捕獲させることで本来の生態を再現させて人工的な飼育環境がもたらすストレスを軽減させたいと思います。

 

また、身体機能に障害が残る個体にもしっかり目を向け、たとえ意のままに飛べなくても好んで止まる高所まで登っていけるように、さまざまな形状の掛け木や止まり木を足掛かりとなるように設置し、生活がマンネリ化しないように形状や数、設置場所などを適宜変更したいと思っています。

 

さまざまな形の止まり木を設置し更新しています

 

また、水捌けの悪い土壌への覆砂や盛り土、清掃を徹底するための高圧洗浄機や静音除雪機の導入・更新、ケージ内のモニタリングを強化するための無人監視カメラの設置……等、環境エンリッチメントとして取り組んでいきたいことは尽きません。

 

しかしながら、環境省にはこれら終生飼育個体を飼育するための予算が無いことから、高い生活の質(QOL)を維持しながら彼らを継続飼育するために猛禽類医学研究所はできる限りのことを行っています。

 

旬の鮭を夢中で食べる様子

 

人間と野生動物がより良い関係で共生できるようにするため、後遺症により自然界に帰れなくなってしまった猛禽類に、それぞれが持つ個性や素質を生かして活躍してもらおうと思っています。

 

共に義足の開発を行おうと思っている、左脚先が欠損したオジロワシの幼鳥

 

環境教育の場ではもちろんのこと、感電事故や交通事故を防ぐための特殊な器具を開発する際に効果を確かめてもらったり、輸血のドナーとして治療を要する仲間を助ける際に力を貸してくれたりしています。しかし彼らの活躍の場はまだまだたくさんあると思っており、引き続き新たな活躍の場を考案したいと思います。

 

何よりも、バックヤードで暮らしている彼らの存在をより多くの方に知っていただき、少しでも人間と野生猛禽類との間に生じている様々な軋轢を軽減していくことに尽力したいと思っています。

 

そしてその一助とするために、終生飼育されているワシ達に焦点を当てた環境教育用の小冊子やポスターなどを作成し、バックヤードツアーや各種イベント、出前授業などで教材として活用したいと思っています。。

 

終生飼育されているオオワシとオジロワシの一部

 

 

事故防止器具等の開発

終生飼育個体を使った、

野生猛禽類の生息域内保全に繋げる活動

(事故防止器具等の開発)

 

終生飼育されているオオワシやオジロワシのうち、環境省から活用の許可を得ている40羽強と、さまざまな事故防止器具や機器の開発を行っています。

 

感電防止のための「バードチェッカー」
自動車にぶつからないよう安全な上空や橋の下へ誘導する「ポール」
道路上のカエルなどを獲りに来た際に自動車に轢かれないよう、自動車の接近を知らせる「グルービング」
道路沿いのガードレールに止まることを防ぐ「デリネーター(視線誘導標)」

 

2000年から改良を重ねている感電防止器具に加えて、ワシ類にシカの轢死体を忌避させるための新しい器具や装置の開発や、バードストライクが発生しにくい新型風車の開発に関わる実地検証(経費の一部)、より警戒心をいだかせる音声の検証などを行い、自然界に生息する希少猛禽類の保全(生息域内保存)に繋げたいと考えております。

 

ワシが衝突しにくい新型風力発電機の開発

 

 

環境治療

野生復帰させた猛禽類を追跡し、治療の成果確認や現存するリスクを把握し、

事故などの予防(環境治療)に繋げる活動

 

治療により野生復帰が可能となった猛禽類に送信機を装着して人工衛星で追跡を行うことにより、放鳥個体が自然界で自活できている可否かを確認し、必要に応じて再収容と再リハビリを施しています。これは治療やリハビリの成果を科学的に確認することにより、救護技術の更なる向上を目指す上で重要なことです。

 

また、野生復帰させた個体の生活を把握することにより、潜在的に存在するさまざまなリスク、とくに人間との軋轢を察知し、先んじて環境治療(共生のための環境改善や事故対策)を行いたいと思っています。

 

衛星送信機は可能な限り稼働寿命が長く、良質なものを選定したいと思っていますが、これらは一台数十万円することもあり、購入費は私たちがなんとか独自に捻出している状態です。また、送信機から得られるのは基本的に位置情報だけですので、定期的に情報を頼りに現地まで赴き目視により周辺環境を確認する作業が必要です。

 

衛星送信機の装着
衛星送信機の装着

 

北海道は一般的な大きさの県が8つから9つ入るほど広く、雪道や夜道、峠越えなどの悪条件下で何時間も走行しなければならない場合もあります。そのため、安全に調査活動を行うためには車両の点検整備や充実化も欠かせません。

 

これまでも風力発電施設の近くを野生復帰させた複数のワシが多用していることを事業者や環境省に情報提供し、バードストライクの防止に向けた状況の改善とモニタリングの強化を両者に求めたことが複数回あります。

 

太陽光発電所

太陽光発電所の建設ラッシュが続いている釧路湿原およびその周辺において、

希少猛禽類の分布状況を調査し、生息環境の維持と保全に繋げる活動

 

近年、釧路湿原とその周辺において、太陽光パネルの設置が加速度的に続いています。湿原には希少種であるキタサンショウウオやタンチョウに加えて、チュウヒやオジロワシなどの希少猛禽類が数多く生息しており、営巣地も複数発見されております。こうした野生生物たちの繁殖地や餌場などの生活の場が太陽光パネルにより脅かされています。

 

大規模な建設計画の際は環境調査等がなされる場合もありますが、小規模な開発では行われないことも多く、累積的な影響も懸念されます。しかしながら広大な釧路湿原をくまなく調査するのは極めて難しく、私たちが現在持っているデータも古かったり、特定の地域のものに限られています。

 

環境アセスメントなどが必要とされない中規模以下の太陽光発電所建設や残土処理場、粗大ゴミ置き場のための環境改変により、良好な湿原がどんどん失われている状況が続いております。

 

まずは希少猛禽類の生息状況をできるだけ詳しく調査して、行政や事業者に対して専門家として意見してこの状態に歯止めをかける必要があります。猛禽類は生態系の頂点に位置する高次消費者ですので、彼らに安定的で良好な生活を保障することは生態系ピラミッドにおいてより下位に位置する動植物を護ることにも繋がるのです。

 

また、現在希少種が生息していなくとも、将来的に生息環境となりうるポテンシャルをもった環境も保全の対象にするべきです。

 

このため、開発の手がさらに伸びる可能性が高い釧路湿原南部と東部を中心に、主に春季から秋季にかけて専門的な環境調査を実施し、アボイドマップやハザードマップを作成して保全に繋がる情報収集を重ね、行政に改善を訴えていきたいと考えています。

 

 

 

継続寄付を始める理由

継続寄付を始める理由

日常的な活動

治療によって一命を取り留めたものの、後遺症が残り野生に帰れない猛禽の継続飼育を行う上で必要な “日常的な活動” をサポートいただきたい

 

現在、治療によって一命を取り留めたものの後遺症が残り自然界に帰れなくなってしまった猛禽類(終生飼育個体)約70羽のうち、42羽の飼育管理費(餌代、飼育環境の整備、人件費など)を独自に受け持っています。

 

これらの猛禽は環境教育や事故防止器具の開発、輸血のドナーなどとして活用することを環境省から認められているため「活用個体」と呼ばれ、猛禽類医学研究所では今後さらに多くの個体の飼育管理を引き受けたいと思っています。

 

活用個体の数が増えることによって、常に複数の輸血ドナーを確保することができ、出血多量を伴う症例などが同時多発した場合にも対応可能となります。また、さまざまな事故対策器具の開発を並行して行うことができるため、社会実装までに必要な時間を大幅に短縮することが可能となります。

 

高いQOL(生活の質)を実現しながら多くの大型猛禽類を健全な環境で飼育することは、ワイルドライフウェルフェア(野生動物福祉)上非常に重要ですが、毎日一羽あたり1kg近くもの餌を必要とするオオワシやオジロワシをこれだけ多く飼育するためには、継続的に多大な費用がかかり、飼育に必要なスタッフを何人も確保する必要があります。

 

このため、皆さまに継続寄付を介したサポートをお願いし、私たちと共に飼育下にある彼らともより良い共生を目指していただきたいと思っております。

 

野生に帰れなくなった原因のほとんどは人間生活を豊かにする上で生じたさまざまな事故(交通事故、感電、バードストライクなど)によるものです。同じ地球上で生活する仲間として、責任ある行動の一つとしてこれからも終生飼育個体と向き合って行きたい思っております。

 

 

QOLを安定的に

終生飼育している猛禽により良質な餌や飼育環境などを提供することによって、高い生活の質(QOL)を安定的に保ちたい

 

車や列車との衝突による交通事故、発電用のプロペラ型風車との衝突(バードストライク)などによって傷付き、野生に帰れなくなった猛禽たちは、自らの意思に反して飼育下での生活を余儀なくされています。

 

これまで広い自然界で暮らしてきた彼らにとって、一見広いように思えるセンターの飼育施設は、本来彼らが居るべき世界とは比べられないほど狭い環境です。また、飼育ケージの数が限られているため、多くの別個体と同居しなくてはならず、居心地の良いとまり木や餌の奪い合いなどが発生しがちです。さらに、限られた生活空間の中で、変化の少ない生活を長期間強いられることも飼育ストレスにつながります。

 

私たちは、一命を取り留めたものの終生飼育となってしまった猛禽たちに、できるだけ質の高い生活を提供し、狭いながらも快適な余生を送ってもらいたいと願っています。このため、限られた飼育空間の中でも可能な限り変化に富んだ生活をさせたいと考えており、季節に応じて自然界で捕れる魚を、種類や大きさ、時には与え方(プールに活魚を放して捕らせるなど)を変えて提供したいと思っています。

 

また多くの時間を過ごすとまり木についても、形や高さを変えて複数設置することにより、飛べないながらも3次元的な行動ができるように工夫したいと思います。さらに、清潔な飼育環境を保つために、ケージ内の土壌や砂を定期的に入れ替えたいと考えています。

 

このように良質な生活環境を安定的に提供するためには、非常に多くの資金と労力が継続的に必要となります。今回の継続寄付では、日常的な飼育管理に必要な資金の一部を皆さまにお手伝いいただきたいと思っております。

 

継続的に

継続的に希少猛禽類の保全活動にご参加いただく場を作りたい

 

クラウドファンディングにより支援者の方々とのコミュニケーションも増え、そして多くの方がご支援を通して保全活動に参加してくださるようになりました。

 

そしてそのような中で、多くの方から「継続して支援させてほしい」「もっと活動に参加したい」というご要望をいただいております。

 

皆さまが私たちの活動に加わりたい!、サポートしたい!と仰ってくださっていることは、日々傷付いた猛禽たちの命と向き合っている私たちにとってとても心強く、大きな励ましになっています。

 

特に野生に帰れない猛禽の継続飼育は、常に私たちの活動費の中で大きな割合を占めておりますが、私たち人間の生活を豊かにする副作用として痛ましい姿になってしまった彼らが、狭いながらも快適な飼育下での生活を続けるための費用は惜しむべきではないと思っております。

 

この継続寄付プロジェクトを介して、多くの皆さまが私たちと一緒に彼らを支えてくださり、“具体的な自然保護活動へのアクション”に参加してくださっていることが、野生動物とのより良い共生社会を目指す上で世の中を動かす大きな力になると思っております。

 

私たちはその様子や進捗状況を活動報告などとしてそのしっかり世の中に発信して行きたいと思っております。

 

 

ご支援の使い道

ご支援の使い道

 

「餌代や消耗品、備品の購入にかかる費用の一部」をマンスリーサポーターの皆さまにサポートいただけたらと考えております。

 

・サポートいただきたい餌代:月20~50万円を目標にしています

・サポートいただきたい消耗品、備品:月15~20万円を目標にしています


■ 餌代:

・マスやウグイなどの活魚、ホッケ、コマイ、タラなど
■ 消耗品:

・バケツ、ホース、スコップ、デッキブラシ、高圧洗浄機の消耗部品

・消毒用品(アルコールや噴霧器)、洗剤

・移動や一時飼育のためのキャリーケージ

・雨・雪避けシート(屋外ケージの天井、入院室の窓柵)

・ペットシーツ

・人工芝

・車の定期的なメンテナンスや消耗品

・飼育施設の内部を監視するための無人カメラ

・ゴミ処理費用

 など

 

想い

私たちの想いとこれから

 

猛禽類医学研究所代表 齊藤慶輔

 

「野生猛禽類とのより良い共生を目指したい!」

 

冒頭でも述べましたが、私たちがいつも一番強く想っていることです。彼らが傷つく原因のほとんどは、人間生活を豊かで快適にするためのもので、風力発電や送配電線などの電気設備、道路や鉄道などの交通網、環境汚染物質を含む農薬や医薬品など多岐にわたります。

 

どれも本来は野生動物を傷つけるために作られたり、使われているものではありませんが、知らないうちに彼らや自然環境に悪影響を与えてしまっているのです。

 

人間と野生動物は、互いの関わりにバランスを保ちながら生活している宇宙船地球号の乗組員。人間ファーストでも動物ファーストでもなく、互いの存在や生活をリスペクトしながら健全な関わりを保ち続けることができれば、今よりも良い共生社会が築けると信じています。絶滅の危機に瀕した野生動物と向き合う上で大切なことは、今何ができるかを常に考え、具体的に実践していくことだと思います。

 

私たちは毎日、野生動物とのより良い共生社会の実現を目指して、たとえ僅かな歩幅でも歩みを刻み続けていこうと思っています。

 


 

<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来かねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
齊藤 慶輔(株式会社 猛禽類医学研究所)
団体の活動開始年月日:
2000年4月1日
団体の法人設立年月日:
2009年12月16日
団体の役職員数:
10〜29人

活動実績の概要

平成11年に齊藤慶輔の個人事業として獣医療法に基づく獣医診療業務開始届を提出し、平成12年から活動を開始した。平成17年屋号を猛禽類医学研究所とし、以来環境省の釧路湿原野生生物保護センターの管理運営業務を受託し、釧路湿原野生生物保護センターを拠点に下記活動を行っている。 ①個体の収容・治療・リハビリテーション・野生復帰 ②傷病個体や死体の検分による原因の究明 ③終生飼育個体の活用(輸血のドナーや事故防止器具の開発など) ④野生生物とのより良い共生を目指した環境治療 ⑤自然界に生息する野生個体の健康状態把握 ⑥追跡調査等による野生個体に対するリスクの把握 ⑦主に次世代の育成を視野に入れた環境教育 ⑧国内外の研究者や関係団体との情報交流 主な実績としては、大型猛禽類における鉛ライフル弾による鉛中毒を世界で初めて確認、高病原性鳥インフルエンザに罹患したオジロワシ、タンチョウ、オオワシを世界で初めて治療に成功などがある。 ホームページやSNS、書籍、テレビ番組を通じて常に活動の情報発信を行っている。近年ではNHKダーウィンが来た!、WILDLIFE、情熱大陸などのテレビ番組で取り上げられた。

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プロフィール

猛禽類医学研究所は北海道釧路市を拠点に希少猛禽類の保護や研究活動を行っている獣医療機関です。 環境省事業として傷ついた希少猛禽類の保護、治療、リハビリテーションを行っていますが、国が保護増殖事業を行っている種についてのみ餌や治療費の一部が環境省からもたらされているに過ぎません。 専門治療に必要な各種医療機器や、上記に該当しない傷病鳥の治療に必要な医薬品や餌そして治療費(手術費を含む)は、私達が独自に捻出する必要があります。 野生動物は人間の言葉を話せませんが、収容される鳥たちは自然界で今まさに何が起きているのか、私達へメッセージを発していると考えています。 傷病または死体収容された個体の原因を探ることや現場で調査をすることで、環境で起きている異変や私達人間が与えてしまっている影響などの問題を紐解き、生息環境の改善(環境治療)を目指し、具体的な対策の提案と実行を試みています。

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コース

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毎月

毎月1,000円|応援コース

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■毎月の限定マガジン配信
マンスリーサポーター様限定配信の「活動報告」をお届けします
※プロジェクトページ「活動報告」に「支援者限定公開」の記事を掲載します。

■毎年の会員証ステッカー
毎年新デザインの会員証ステッカーです
※毎年12月中旬〜1月中旬を目処にお送りします
例)「2026 会員証ステッカー」は2025年12月中旬〜2026年1月中旬に送付
※11月末までにマンスリーサポーターになっていただいている方が対象となります

3,000円 / 月

毎月

毎月3,000円|応援コース

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※11月末までにマンスリーサポーターになっていただいている方が対象となります

5,000円 / 月

毎月

毎月5,000円|応援コース

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猛禽類医学研究所は北海道釧路市を拠点に希少猛禽類の保護や研究活動を行っている獣医療機関です。 環境省事業として傷ついた希少猛禽類の保護、治療、リハビリテーションを行っていますが、国が保護増殖事業を行っている種についてのみ餌や治療費の一部が環境省からもたらされているに過ぎません。 専門治療に必要な各種医療機器や、上記に該当しない傷病鳥の治療に必要な医薬品や餌そして治療費(手術費を含む)は、私達が独自に捻出する必要があります。 野生動物は人間の言葉を話せませんが、収容される鳥たちは自然界で今まさに何が起きているのか、私達へメッセージを発していると考えています。 傷病または死体収容された個体の原因を探ることや現場で調査をすることで、環境で起きている異変や私達人間が与えてしまっている影響などの問題を紐解き、生息環境の改善(環境治療)を目指し、具体的な対策の提案と実行を試みています。

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