マスメディアの終焉と報道~ジャーナリズムフェスタ2013

マスメディアの終焉と報道~ジャーナリズムフェスタ2013

支援総額

103,000

目標金額 100,000円

支援者
16人
募集終了日
2013年10月9日

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プロジェクト本文

2013 年10 月6 日(日)ジャーナリズムフェスタ2013開催!

 

既存のマスメディアではなく、自らに拠って立つ独立した表現者たちが一同に集い、メディア、ジャーナリズム、ドキュメンタリーの抱える問題と可能性についてとことん話し合う場を提供するのが、ジャーナリズムフェスタです。情報発信がますます東京一極に集中している中あえて東京以外の場で開催を続けてきました。

 

今年で3回目を迎えるこのシンポジウムの開催に賛同し、ご支援いただける方を募っています。

 


 

 

ジャーナリズム衰退の時代に

今、多くの既存大手メディアは危機に直面しています。

 

この十数年の間に、月刊誌が次々と廃刊になり、週刊誌は部数を半減させています。テレビは800万人の視聴者を失ったと言われ、ラジオは既にマスメディアですらなくなりました。新聞はどうでしょうか?夕刊はどんどん朝刊に統合されてなくなり、若者の大半は購読どころか紙面を広げてみることすらないのが現状です。

 

(撮影:合田創)


メディアの衰退に拍車がかかる中で、東京電力福島第一原子力発電所事故が起こり、かつてないほど報道に対する不信が世を覆っています。虚偽だったことがはっきりした原発安全神話への加担、「原子力村」との癒着、放射能汚染地域の住民に寄り添えなかった現実、大手メディアに対する人々の信頼は大きく揺らいでいます。

 

 

メディアに依存しない独立活動を志向するジャーナリズムフェスタ


私たちは、ジャーナリズム停滞の現状を打破し、これからの報道のあり方を探る場として、10月6日に「ジャーナリズムフェスタ2013」を開催します。テーマは、「マスメディアの‘終焉‘と報道 ~権力と向き合う『リーク』と調査報道を考える~」です。

 


この不信と混迷の時代の「報道の現住所」を俯瞰して考え、ジャーナリズムに対する時代の要請とは何か、民主社会に不可欠な報道はいったいどこに向かうべきなのかを徹底して論じ、未来に向けて小さな「標識の一本」を立てようとする試みです。


具体的には以下の3点を軸にしたシンポジウムを開催します。

 

 

①メディアの現状を俯瞰する。

失礼を顧みず言わせていただければ、10年後、読売、朝日、毎日、産経、日経は、それぞれ発行を続けているでしょうか?通信社、地方新聞はどれだけ生き残っているでしょうか?地上波民放のネットワークはいくつになっている?NHKは「国益」放送局になってしまっていないか?視聴率、発行部数などの資料を提示し、欧米のメディア盛衰の現状を参考にしながら、凋落傾向止まらぬマスメディアの未来を予測します。

 

 

②「リーク(内部告発)」とジャーナリズムのあり方について論じます
ウィキィリークス事件、スノーデン事件に代表されるように、国家の重要機密の暴露と報道のあり方が激しく摩擦して熱を帯びています。デジタル化された個人情報を国家が収集管理し、IT企業がこれに加担している実態があらわになりました。また日本でも、政府はこの秋に、「秘密保全法」の制定を目論んでいます。権力の不正や腐敗、違法行為を暴露・告発したり、伝えたりすることが厳罰に処される危険性があります。「国益」をかざす権力と「知る権利」が対峙する局面で、「リーク(内部告発)」にジャーナリズムはどう向き合うべきなのか、徹底して議論します。

 

 

③新しい調査報道の可能性について論じます
「発表報道」の対極にあるのが、自ら事実を掘り起こし、調べ、検証する「調査報道」です。これは長い時間と労力が必要とされます。かつてその主な担い手であった大手メディアは、衰退とともに調査報道を実践する力を次第に失いつつあり、民主社会に必要な調査報道の将来が危惧されています。私たちは、今年、調査報道のためのNPO法人「i Asia」を立ち上げました。持続可能な独立した調査報道を、今後どうやって実践してくかについて論じます。

 

(撮影:合田創)

 

④シンポに合わせて意識調査とアンケートを実施します
○学生約300名、現役メディア記者数十名を対象とした「メディア・報道信頼度意識調査」を実施し公表します。
○国内IT大手企業などに「政府機関に情報提供を求められたら応じるか?」などの公開質問を実施し公表します。

 

これまでのジャーナリズムフェスタの活動

ジャーナリズムフェスタは今年で三回目の開催です。2009年の第1回目は、情報発信が東京に極端に集中しているいびつな現状を何とかしようと、「非東京」圏の独立系ジャーナリスト、表現者たちが活発に討議、交流の場となりました。第2回目は、IT環境の整備が進む中、独立系ジャーナリズムは、それを機会としてどうやって闘っていくのか、進化を遂げられるのかを論じました。そして経済的自立を獲得するための具体的な方法にいて徹底的に突き詰める場となりました。

 


 

ジャーナリズムへの信頼を取り戻す「調査報道」の重要性を知ってください。


私たちの目的は、メディアを蘇らせることではありません。既存メディアから独立した新しい報道活動、独自のジャーナリズム模索することです。調査報道を続けていくために知恵を出し合い、協働する仕組みを考え、報道に対する人々の信頼を取り戻すことが目的です。


報道の世界に身を置く方だけでなく、この国の民主主義を憂い、私たちの試みに賛同していただける方は、ぜひ10月6日のシンポジウムに参加してください。そして、会を有意義なものにするためのご支援を、ジャーナリズムフェスタはお待ちしています。

 

ジャーナリズムフェスタ2013の概要》

登壇者
・青木理 (ジャーナリスト)
今西憲之(ジャーナリスト)
・高田昌幸(元北海道新聞、新聞記者)
・石丸次郎(アジアプレス
司会 ・合田創 (自由ジャーナリストクラブ)

日時:2013 年10 月6 日(日)13:30 ~ 17:00( 開場13:15)
会場:エル・おおさか 南ホール[ 南館5 階]( 大阪市中央区)
   京阪電車・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m、
京阪電車・地下鉄堺筋線「北浜駅」より東へ500m
定員: 200 名
参加協力費: 一般1,000 円、学生500 円
主催:ジャーナリズムフェスタ2013 実行委員会
協賛:アイ・アジア、アジアプレス大阪事務所、自由ジャーナリストクラブ、DAYSJAPAN関西サポーターズクラブ
お問合せ : アジアプレス大阪事務所
 Tel (06) 6373-2444
 e-mail  info@journalism-festa.com
公式HP:Jounalism Festa2013



引換券について

■出演者の著作物の本4冊プレゼント
青木理「絞首刑」(講談社文庫)
高田昌幸「真実―新聞が警察に跪いた日」(柏書房)
今西憲之「原子力ムラの陰謀: 機密ファイルが暴く闇」(朝日新聞出版)
石丸次郎「北朝鮮内部からの報告 リムジンガン第六号」

リムジンガン~北朝鮮内部からの通信 最新号

■シンポジウム報告書(報告書が出来次第送らせて頂きます。)
■サンクスレター(お礼と簡単な集会報告をさせて頂きます。)

 

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プロフィール

1962年大阪出身のジャーナリスト/アジアプレス共同代表。 朝鮮半島取材25年。北朝鮮内部にジャーナリストを育成している。専門誌「リムジン

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リターン

1,000


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■サンクスレター

支援者
3人
在庫数
制限なし

3,000


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■シンポジウム報告書
■サンクスレター

支援者
9人
在庫数
制限なし

10,000


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■リムジンガン~北朝鮮内部からの通信 最新号
■シンポジウム報告書
■サンクスレター

支援者
2人
在庫数
制限なし

25,000


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■出演者の著作物の本4冊プレゼント
青木理「絞首刑」(講談社文庫)
高田昌幸「真実―新聞が警察に跪いた日」(柏書房)
今西憲之「原子力ムラの陰謀: 機密ファイルが暴く闇」(朝日新聞出版)
石丸次郎「北朝鮮内部からの報告 リムジンガン第六号」

■リムジンガン~北朝鮮内部からの通信 最新号
■シンポジウム報告書
■サンクスレター

支援者
2人
在庫数
制限なし

プロフィール

1962年大阪出身のジャーナリスト/アジアプレス共同代表。 朝鮮半島取材25年。北朝鮮内部にジャーナリストを育成している。専門誌「リムジン

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