クラウドファンディング終了のご報告と心からの御礼

2025年5月12日からスタートしたクラウドファンディング「そばにいてくれたら。兵庫県立こども病院にファシリティドッグを！」は、7月10日をもって終了いたしました。
この約2か月間、私たちの想像をはるかに超えるスピードと熱量でご支援いただき、第一目標の2,000万円は開始からわずか11日で、そしてNEXT GOALである4,200万円も無事に達成することができました。

この場をお借りして、改めて、ご支援いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

今回のクラウドファンディングを通じて、私たちは改めて気づかされました。
日々の医療活動は、決して病院の中だけで完結するものではなく、社会の多くの方々の思いや支えによって成り立っているということ、そして、こどもたちの命と笑顔を守るという私たちの使命に、これほど多くの方が共感し、力を貸してくださるということに、深い感動と責任を感じています。

現在、病院経営は全国的に非常に厳しい状況が続いています。兵庫県立こども病院も存続の危機に立っていると言っても過言ではない状況です。
しかし、今回のプロジェクトを通じて広がった「こどもたちの笑顔を支える社会の輪」を、ファシリティドッグ導入にとどまらず、今後もさらに広げていきたいと考えています。

そのために、私たちはこれまで以上に社会とのつながりを大切にし、皆さまがもっと気軽にご支援いただけるような仕組みづくりにも取り組んでまいります。
たとえば、寄附の方法をより身近でわかりやすいものに整備するなど、持続可能な支援の形を模索していきます。

そして何より、私たちは“最後の砦”として、こどもたちの命を全力で守ることを使命としながら、その活動の意義や現場の声を、これまで以上に社会に向けて発信していく決意です。

皆さまのご支援と共感が、これからの医療のあり方を変える力になると信じています。
本当にありがとうございました。
そして、これからもどうか、兵庫県立こども病院の歩みに温かく寄り添っていただければ幸いです。

兵庫県立こども病院
院長　飯島一誠