孤高の天才・加藤和彦の ドキュメンタリー映画の制作に、ご参加を！

 

 

 

不世出の音楽家・加藤和彦が2009年10月16日に他界してから間もなく14年が過ぎます。同世代の大瀧詠一、細野晴臣に比べて正当な評価がなされないまま見過ごされていたように感じておりました。しかし加藤和彦の功績は、ザ・フォーク・クルセダーズでの日本初のミリオンヒットから始まり、サディスティック・ミカ・バンド、コンセプトアルバムの制作、海外レコーディング、日本初のPA会社ギンガムの設立、吉田拓郎や泉谷しげるのプロデュース等、枚挙に暇がありません。

 

加藤和彦の音楽や生き様は当時の人々に鮮烈に映っただけではなく、多くのアーティストや音楽関係者、音楽ファンの音楽観や人生観に影響を与えるものであり、そして時代を超えてなお輝きを失わず、日本のポップシーンを語る上でこれまでもこれからも欠かすことのできない存在であったと断言します。  

 

 

 

 

 

企画・監督・プロデュースである相原裕美が、自身の前作『音響ハウス Melody-Go-Round』の関係者試写の際、何人かの関係者と加藤和彦さんの話になり、次回作への思いが強くなりました。今回、監修に入っているヨーロッパ三部作や竹内まりやさんのデビュー等で加藤さんと深い縁がある牧村憲一さん、加藤和彦さん最後のマネージャーである内田宣政さんのご尽力もあり、加藤和彦さんの映画制作に賛同する方や企業も多く集まり企画がスタートしました。類い稀なる音楽家 加藤和彦さんの再評価のきっかけになればとの想いをこの企画に携わった方全員が持っています。

 

 

 

 

日本の音楽がめざましい発展を遂げた1970～80年にかけての最重要人物、加藤和彦の足跡を辿ることによって、時代を先取りした革新性や確かな音楽性を人々の心に残すべく、加藤和彦のドキュメンタリー映画の製作を2022年夏に開始しました。

 

この映画を、ただ当時を振り返り懐かしむものにするのではなく、今日までの影響と、今を出発点とした未来の音楽界に思いを馳せる、ある種のエポックメイキングな映画にしたいと考えています。そのため、映画のラストシーンは加藤和彦の不朽の名作「あの素晴しい愛をもう一度」を新録し、加藤和彦にゆかりのあるミュージシャンや影響を受けているミュージシャン、さらにはこうした思いに共感してくださる支援者の皆様にもコーラスで参加していただくことで、この映画の完成を迎えたいと考えております。

 

 

コーラス参加に限らず、このクラウドファンディングを通じて、より多くの方にこの意義深い映画製作へ参加・貢献していただく機会を提供できればと思います。いただいた資金は、映画「トノバン」製作委員会が、以下の用途で使用します。

・映画の制作費の一部

・映画の広告宣伝費（返礼品の制作費・購入費・送付代含む）の一部

製作委員会各社の出資により現在3,280万円集まっており、不足分に充当、および追加の広告宣伝費として使用します。

 

※いただいた支援金は、映画「トノバン」製作委員会のクラウドファンディング事務局である「株式会社ロイヤリティバンク」の口座で受け取らせていただきます。 

今回のクラウドファンディングの実施主体は『映画「トノバン」製作委員会』となりますが、実務的な主体および窓口は製作委員会のメンバーである「株式会社ロイヤリティバンク」が担っております。製作委員会は任意組合であり法人格を持たないため代表口座を有しておりませんので、契約上「株式会社ロイヤリティバンク」が窓口権を持ち、ご支援金をお預かりいたします。

 

今後のスケジュールとしては以下を予定しております。

 

 

 

 

 

本ドキュメンタリー映画は、主に加藤和彦と関係の深かった各界の重要人物へのインタビューと当時の映像や音源の紹介という形で構成されております。

 

＜CAST（敬称略）＞

きたやまおさむ　松山猛　朝妻一郎　新田和長　つのだ☆ひろ　高橋幸宏　小原礼　今井裕　高中正義　クリス・トーマス　泉谷しげる　坂崎幸之助　他

 

映画の内容としては、1965年メンズクラブ9月号で「一緒にフォークグループを作りませんか？」とメンバー募集の投稿をしたところから、1981年『ベル・エキセントリック』を発売し、ヨーロッパ三部作として大いなる賛辞を得るまでが主となります。作品を通して表現したいことは、彼のクリエイティブな発想が何処から来ているのかということで、新しいことにトライする彼の原動力を探ると共に、孤高の存在になっていく一抹の寂しさ等をスパイスとして散りばめられたらと思います。

 

 

 

 

できる限りの映像素材、写真、音源を発掘・活用してトーク部分だけではない音楽的な高揚感も表現したいと思います。そして、不朽の名曲「あの素晴しい愛をもう一度」を新録し、加藤和彦さんにゆかりのあるミュージシャンや少なからず影響を受けている若手のミュージシャンに参加して貰い、その楽曲が現在でも色褪せずに輝いている事も表現したいと思います。

 

音楽ドキュメンタリー作品なので音にはこだわりたいと思っております。サウンドデザインをお願いするオノセイゲンさんは、ここ数年『ニュー・シネマ・パラダイス』や、ヴィム・ヴェンダースの名作映画の音を、最先端の技術で蘇らせたことでも注目を集めています。彼のマスタリング技術は唯一無二のもの で、加藤和彦がまるでそこのいるかのような臨場感を持った音響になると確信しております。

 

「あの素晴しい愛をもう一度」の新録についても、音楽プロデューサー牧村憲一さん、音楽ディレクター高野寛さん、参加ミュージシャンきたやまおさむさん他、楽曲の素晴らしさを200%表現できるこだわりのメンバーで制作を進めております。

 

日本のポピュラー音楽史にとっても非常に意義深いこの新録に、映画の主旨に賛同してくださる皆様にもコーラスとして参加していただきたく、返礼メニューの一番の目玉としてご用意しました。

 

 

 

熱狂的な加藤和彦ファンはもちろん、ザ・フォーク・クルセダースやサディスティック・ミカ・バンドの音楽を懐かしく思い出す往年の音楽ファンなどを中心に、日本のポピュラー音楽発展の歴史に興味を持つ人たちにとっては必見の映画となります。技術の進歩やインターネットの普及、そして多くのアーティストのクリエイティビティにより、音楽は様々に形を変え進化を遂げていますが、加藤和彦の音楽観や人生観は現在の音楽にも通底していると考えます。音楽とは何か、文化とは何か、エンターテインメントとは何か、今一度彼の持つ普遍的かつ根源的な魅力に焦点を当てることでその本質を捉え、音楽に限らず創造的な分野を楽しんだり、自ら生み出そうと志す全ての人々に観てもらえる作品にしたいと思います。

 

 

 

 

映画の制作によって映画自体を記録として残していくことはもちろん、加藤和彦を始めとしたこれまでの音楽を支え盛り上げてきた偉大な音楽家たちの作品や生きた証を、アーカイブ化して未来へ繋ぐ、この映画制作をそうした動きのきっかけにしたいと考えております。時代や国境を超えて、あらゆる人があらゆる作品を鑑賞できる、そこから新しい感性が生まれ、作品が生まれ、文化が生まれる。アーカイブ化によってそういったサイクルを生み出すことが出来ると考えております。

 

そうしたコンセプトのもと、支援者の皆様へのリターンとしても、今の時代を象徴するテクノロジーとしてNFTを活用し、皆様の映画製作へのご支援とご参加の証をブロックチェーン上に改ざん出来ない形で刻み※、未来に残します。一時期は投機的な関心が高まっていたNFTですが、本プロジェクトの返礼品としてのNFTは他人への譲渡を不可とすることで、ご支援とご参加の確かな証明書として保有していただきたいと思います。受け取るための難しい手続きを出来る限り排し、お気軽に最新のテクノロジーを体験していただけます。

※個人情報がブロックチェーンに刻まれることはありません。

 

 

 

 

音楽にとどまらず当時の文化そのものに大きな影響を与えた「加藤和彦」と彼の偉大な作品を、改めてより多くの方に知っていただきたい。そして、そのための記念すべき映画製作に皆様にも参加していただきたく、何卒ご支援をお願いいたします。

 

 

 

相原裕美　（アイハラヒロミ）
コネクツ合同会社　代表・プロデューサー・映画監督

 

1960年生まれ、神奈川県出身。
ビクタースタジオでレコーディングエンジニアを経験した後、1984年ビクター音楽産業（株）（現ビクターエンタテインメント）ビデオソフト制作室に異動、制作ディレクターとなる。
オリジナルビデオ企画編成の傍ら、ミュージックビデオの黎明期と重なり、同社アーティストのミュージックビデオを演出・プロデュース共、数多く手掛ける。主なアーティストはサザンオールスターズ（メンバーのソロも含む）、ＡＲＢ、Ｃｏｃｃｏ、頭脳警察、マルコシアスバンプ、永瀬正敏、斉藤和義等、多数。その仕事の中で当時新人だった岩井俊二や下山天ら映画監督を見出した。
2003年スペースシャワーミュージックアワードでプロデュースした『東京』桑田佳祐（演出：信藤三雄　脚本：リリー・フランキー）がVIDEO OF THE YEARを受賞。
2004年同社映像制作部を設立し同部部長、お笑いレーベル『コンテンツリーグ』の設立や映画に参入する。
主な製作・プロデュース映画作品は、熊切和嘉監督『青春★金属バッド』（06）、タナダユキ監督『赤い文化住宅の初子』（07）、三木聡監督『図鑑に載ってない虫』（07）
2009年同社退社後、2010年コネクツ合同会社を設立。
2018年初監督作『SUKITA　刻まれたアーティストたちの一瞬』公開。
2020年11月14日より、レコーディングスタジオを題材にした監督2作目
『音響ハウス Melody-Go-Round』を公開。
話題になり、約1年間の全国ロングラン上映。
現在、加藤和彦さんを題材にしたドキュメント映画「トノバン」（仮）を制作中。
 

＜コネクツ合同会社作品歴＞
音楽映画：
「自分の事ばかりで情けなくなるよ」監督：松居大悟ｘ音楽：クリープハイプ
     　　　＊2013年10月公開　
＊東京国際映画祭ジャパンスプラッシュ部門正式出品
http://spotted.jp/2013/07/jibun-bakari/

「光の音色 –THE BACK HORN Film-」監督：熊切和嘉 x 音楽：THE BACK HORN
     　　　＊2014年11月公開　
＊ウラジオストック映画祭招待作品（ロシア）
http://www.hikarine.com/

「ワンダフルワールドエンド」監督：松居大悟 x 音楽：大森靖子
     　　　＊2015年1月公開　
＊ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門正式出品（ドイツ）
＊Festivales de Buenos Aires正式招待（アルゼンチン）
＊サンフランシスコ国際映画祭正式招待（USA）
＊メルボルン国際映画祭正式招待（オーストラリア）
＊ファンタジア国際映画祭正式招待（カナダ）
＊プチョン国際ファンタスティック映画祭正式招待（韓国）
http://ww-end.com/

「私たちのハァハァ」監督：松居大悟ｘ音楽：クリープハイプ
     　　　＊2015年9月12日、テアトル新宿他、全国順次公開
＊ゆうばり国際ファンタスティック映画祭観客賞＆スカパー！賞W受賞
http://haa-haa.jp/

音楽制作：映画「カノジョは嘘を愛しすぎている」監督：小泉徳宏　フジテレビ・東宝
        ＊劇伴音楽制作（作曲：岩崎太整）2013.12/14～全国公開

MV：クリープハイプ、カメレオ、ドレスコーズ、ＧＬＡＹ、大森靖子、
マーティ・フリードマン他　
LIVE収録：クリープハイプWOWOWオンエア等
BeeTV：「タブー」2013年1~3月度ランキング1位
NOTTV：「NEXUS LIVE」「LOVE&ROCK」「MUSICにゅっと」
M-on TV：ZoomUP!(2016.4~10)
＜監督作＞
「SUKITA　刻まれたアーティストたちの一瞬」
デヴィッド・ボウイ、マーク・ボラン、YMO、忌野清志郎ら数々のアーティストを撮ってきた写真家・鋤田正義の初のドキュメンタリー映画
2018年5月19日新宿武蔵野館、恵比寿ガーデンシネマ他、全国ロードショー。
2018年12月4日Blu-ray＆DVD発売。（販売元：ハピネット）
＊2018年5月19日新宿武蔵野館、恵比寿ガーデンシネマ他、全国公開 
＊第20回ウディネ・ファーイースト映画祭正式招待(イタリア) 
＊第19回全州国際映画祭正式招待(韓国) 
＊第47回モントリオール・ヌーヴォー映画祭正式招待（カナダ） 
＊第22回オーストラリア日本映画祭正式招待（オースタラリア） 
＊ゆふいん文化・記録映画祭2018正式招待 
http://sukita-movie.com/

　　

　　
　　 　　 

＜最新作＞
「音響ハウスMelody-Go-Round」
坂本龍一、松任谷由実、矢野顕子、佐野元春など日本を代表するアーティスト達が
こよなく愛したレコーディングスタジオ「音響ハウス」
日本初のスタジオドキュメンタリー映画
出演：佐橋佳幸、飯尾芳史、高橋幸宏、井上鑑、坂本龍一、矢野顕子、佐野元春
David Lee Roth、綾戸智恵、松任谷正隆、松任谷由実、葉加瀬太郎
鈴木慶一、大貫妙子、ＨＡＮＡほか＜登場順＞
2020年11月14日（土）より渋谷ユーロスペース他、全国順次公開！
2020年「第94回 キネマ旬報ベストテン」にて文化映画第5位に選出。
2021年12月22日Blu-ray発売。（販売元：ソニー・ミュージックダイレクト）
https://onkiohaus-movie.jp/
 

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