昭和より愛された老舗洋食屋キッチンエコーの味を復活させ全国へ。

 

 

 

 

 

 

私が10年前に経営していた洋風居酒屋パリ食堂から、らー麺たまや零式に切り替えするタイミングで、父の経営するキッチンエコーは突然、夜中の火事により全焼しました。

 

私は明け方頃に寝ぼけていて、突然の信じられない知らせを受けて、半ば夢なのか現実なのか分からない状態で現場に向かいました。

 

青春通りの下から見た道路一杯にひしめく消防車と燃え盛る建物を必死に消火して下さっている消防士さん達の衝撃的な光景は今も忘れません。

 

店に泊まり込みで仕事をしていた父は病院に運ばれ、一酸化炭素中毒の意識不明状態のまま目覚めることなく数日後、亡くなりました。

 

後日、私はその焼け跡の前に立ち尽くし、いろいろな思い出が詰まった店が真っ黒な炭に変わったのを見て、命懸けで店を経営した父の気持ちを考えると涙が出てきて止まりませんでした。

 

そして父が働いていた瓦礫と化した厨房を見ながら、天国に行ってしまった父に1人、雨の夜中に『絶対にキッチンエコーを復活させる』と誓ったものでした。

 

 

 

 

それから歳月が過ぎ、この度のコロナ禍の中、飲食業界は未曾有の危機を迎えました。

 

私が経営するラーメン店も等しく売り上げが減少し、補助金などを使いながら何とか運営するしかありませんでした。

 

この危機に大人しく撤退するのか？否だと思います。

 

勢いを失った飲食業界を始め、自粛でいろいろな制限され元気のないお客様が増えていることを見て、『美味しい料理で喜んでもらい元気になってもらうのは今だ』と思い、キッチンエコー復活の決心をしました。

 

 

キッチンエコー復活に伴い、『祖父・父・私たちの世代と受け継がれたキッチンエコーの洋食文化の歴史を広く皆様に知ってほしい』『この事業に対する私の想いやこだわりを知り、応援してもらいたい』と考え、クラウドファンディングを立ち上げる決心をしました。

特別な返礼品なども用意させていただきましたので、キッチンエコー復活のためにどうかご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

家庭でもキッチンエコーの味を楽しんでいただけるように真空冷凍惣菜の開発、そして全国発送のために自社WEBサイトの立ち上げを実現します。

 

祖父が産み出し、父が育て命懸けで山形に一つの歴史として残したキッチンエコーを復活するのは私の念願でした。2022年8月に「キッチン シン エコー」としてお店をオープンする予定で全力で進めておりますが、その際に今の時代に即した形で、山形だけではなく全国の方が美味しい洋食を家庭で手軽に召し上がることのできる商品を開発したいと思いました。

 

私は母が北海道出身なので、そちらに行く機会が何度かありました。魚介類や野菜など美味しいものが沢山有るなぁというのが率直な感想でした。しかし、北海道の親戚一同は口々に『山形の食材は美味しい』『山形は美味しいものばっかりだから』と言うのです。

 

住んでいるとなかなか実感できないということが身に染み、山形の自慢の地元食材をなるべく使い商品を開発し、発信し、地元の発展を促していきたいと考えました。

 

 

超濃厚な豚骨スープをベースにさまざまな野菜やワインをとことん煮込み、市販のルーは使わず「小麦粉 / ラード / 特別に仕入れた石臼で挽いた薫り高いカレー粉」を使用し作るルーを使い、トロトロに煮込んだ豚バラ肉が入った欧風カレーは真っ黒な色の深い味わいです。

 

 

その他、地元産の肉をじっくりと自家製のデミグラスソースで仕上げたビーフシチュー、牛スジをトマトとワインでコトコト煮込んだラグーなど、手作りでしか出せない作り立ての味わいと食べ終わった時に物足りなさのない十分満足いただけるボリューム感を出せるよう開発していきます。

 

真空冷凍惣菜の料金は以下を予定してます。※料金に変更が生じる可能性があります。

・エコーの特製カレー3食入り　2800円（送料別）

・特製ハヤシソース3食入り　　2800円（送料別）

・蔵王牛ビーフシチュー3食入り3900円（送料別）

 

また、自社Webサイトを立ち上げ、SNS等と併用しアピールしていき、通信販売、全国発送を目指します。真空冷凍惣菜は、自社WebサイトとTwitterのDMから注文できるよう進めていく予定です。

 

 

 

 

 

 

幼少の頃から、忙しい両親に連れられ店で時間を潰すことの多かった子どもの私は、良く近くのプラモデル屋さんで買った模型を店内で組み立てていました。時には父に手伝ってもらい、そしてご飯に美味しい洋食を作ってもらいました。

 

狭い階段を登ると2階の客席には昔ながらの曲が流れ、置いてある週刊雑誌を読み耽ったり。

 

父が作り母が運ぶ。私にとってキッチンエコーとは、ずっと身近に有る当たり前な、まるで懐かしい我が家のような存在でした。

 

そして父は小さい頃から私に色々な料理を食べさせてくれました。誕生日には近所の友達を招待して、テーブル一杯の夢のようなご馳走を作ってくれたり、時にはワニ肉などの珍しい食材も食べさせてくれて、『大丈夫だからちょっと食ってみ！』と促され、恐る恐る食べていたのを覚えています。

 

 

そして中学・高校時代に友達を店に連れて行くと、快くご馳走してくれたお陰で私は人気者でした。いつもコック服を着ていて忙しく働き、皆から尊敬される父は自慢の存在でした。

 

キッチンエコーは、色々な食の経験を積ませてくれました。今考えると私は人より美味しい料理、珍しい食材を食べさせてもらい、子供の頃から英才教育を受けていたのかもしれません。その原体験や食に対する意識のお陰で飲食業で長年生きて来られたと思っているので父と母には感謝しています。

 

 

 

 

10年前に火事で焼失した自慢の味を復活し、店舗で来客のお客様に味わっていただきたいと思います。

 

そして、店で提供する料理の数々を真空冷凍食品として全国に発送販売し、商品を作るのに使用する山形の豊かな食材を全国の皆様にもっと知ってもらいたいです。

 

フレンチやイタリアンとも違うそれらにアレンジを加えていき、日本のテイストを加えて独自に発展した日本独自のものが日本式洋食だと思ってます。

 

祖父が何も無かった昭和初期の山形に持ち込み立ち上げ、父が受け継ぎ発展させたキッチンエコーの味をさらに受け継いだ次の世代である私が山形の人々だけでなく、全国の洋食ファンの方々に広げて行きます。

 

私にとって唯一の特技が料理をする事です。その特技を活かして、皆様がお腹いっぱいになって元気で幸せになって欲しい。そんな皆様に喜んでもらうためのプロジェクトです。

 

人生初のチャレンジで皆さんを幸せにし、満腹な笑顔が見せてもらえるように頑張りますのでご支援よろしくお願いします！！

 

▼キッチンエコーでご提供予定のお料理▼