支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 46人
- 募集終了日
- 2014年11月29日
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- 現在
- 1,391,000円
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- 71人
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- 現在
- 63,093,000円
- 支援者
- 1,755人
- 残り
- 7日
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#国際協力
- 現在
- 47,475,000円
- 寄付者
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- 残り
- 72日
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- 現在
- 4,868,000円
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- 残り
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#国際協力
- 現在
- 1,819,000円
- 支援者
- 93人
- 残り
- 32日
プロジェクト本文
自然と調和した暮らしを送るラオス農村部の村人の生活を支える森の恵みや、川の魚。これらの自然資源を村人自身で管理するシステムを作ります。
はじめまして、日本国際ボランティアセンター(JVC)ラオス事務所の林真理子です。2012年からラオスサワナケート県に駐在して早2年、日々ラオス人スタッフとともに奮闘しています。これまで私たちは、ラオス農村部の村人の生活を支える森の恵みや、川の魚。これらの自然資源を村人自身で管理するシステムを作るべく活動をしてきましたが、更に活動を広めていこうと考えています。
村人の生活を支える減少しつつある自然資源を守るために、ご支援どうぞよろしくお願いいたします!
(森にキノコやタケノコを採りに行く親子と犬)
貧しさの中に豊かさもあるラオスの農村
貧しいとされるラオス農村部の村々。確かに日本の生活水準との比較といった意味では貧しい発展途上国に他ならないかもしれません。電気が通っていない村もあり、電気が通っていても各家には蛍光灯一本等夜は暗闇に包まれます。水道はなく、井戸の水を毎日汲みに行くのは子どもたちの仕事である場合が多いです。そんな中にも、ラオスには「豊かさ」があります。それは豊かな自然であり、豊かな自然と調和して生きていくコミュニティーの助け合いの精神です。
森や川は村人の食料庫
日本では、農家も“米農家”や“野菜農家”、あるいは“トマト農家”など細分化している場合が多いのが一般的です。しかし、ラオス農村部の村人は田んぼでお米を作り、菜園で野菜も作り、川で魚も取り、そして山からキノコ・タケノコ・山菜や小動物・昆虫といった自然資源を採ってきて、暮らしを成り立たせています。
それらの自然資源は、自分たちで食べるのみならず市場で売ることもでき、その売上で主食のお米を買うこともできます。
(森から採ってきた林産物を市場に売りに行く親子)
自然資源の減少で食料確保が困難に
しかし、そんなラオスの村でも、様々な開発事業によって土地森林は減少しており、農村部の人口も少ないながら、以前より増加しつつあります。農村部とはいえ以前よりは道路事情など向上し、市場で販売するために乱獲する一部の村人もいます。その結果、村人の生活を支える自然資源は減少しつつあるのです。このこともあり、村人の食料確保は困難になっており、子どもの栄養不良も大きな問題となっています。
(貧しくとも表情は明るい子どもたちだが、栄養不良は蔓延している)
将来の子どもたちに森や川の恵みを残すために、共有林や魚保護区(禁漁区)の設置の活動を行います!
日本国際ボランティアセンターラオス事業は、ラオスサワナケート県の農村部で、村人が先祖代々自然資源を利用しつつ守ってきた土地や河川を、村人による共有林や魚保護区(禁漁区)の設置を支援することで、将来に渡って持続的に使用できるようします。
例えば共有林では、木材、あるいは貴重なキノコなどの自然資源を、一定の期間の間は採らないこととする、などして資源の枯渇を防ぎます。魚保護区では、稚魚が孵化する場所、もともと村人は先祖代々「川の精が棲んでいる」としてきた場合も多い場所。そこでの漁を禁止します。
村に貴重な自然資源があり、村人がその保護の必要性を感じていないことには、外部者が一方的に提案しても成功はしません。村人との会話や村の様子を観察を通じて、適切な対象村を選別するところから活動は始まります。
設置について村全体での話し合いを行い、村人の同意を得たら、村人とともに森林や河川を訪れ、設置に適した場所を探し、場所を決定します。場所は、魚保護区で言えば稚魚が孵化する場所等ですが、そうしたことは村人が先祖代々伝え知っており、そうした伝統的知恵を活かす形で場所を選定します。
(川での漁に準備万端、凛々しくもかわいい男の子)
場所が決まったら、村人による規則の設置を支援し、最終的には共有林や魚保護区が郡行政に登録され正式な効力を持つよう郡の行政官と協力して作業を進めます。河川は一つの村だけが使用するわけではないため、近隣の村の人々も巻き込んで合意を取っていくプロセスが大切です。
設置後は、村人自身で将来に渡って管理できるよう運営管理を支援し、いずれは村人の手のみによって管理されるよう、徐々に関与を減らしていきます。
日本国際ボランティアセンターラオス事務所では、これまでにも同様の活動の実績がありますが、特に魚保護区などは資源(魚)の回復が早く、村人が口々に「魚が増えた」「大きな魚をよく目にする」などの報告をしてくれています。一方で共有林においては、村人から「将来の子どもたちの活動だから、今少し採取を我慢するのはかまわない」といった言葉が出ています。このように、自然資源の種類にもよりますが、食料確保に貢献にしつつ、将来のための資源管理と両立させる活動となっており、ラオス農村部の食料不足や栄養不良といった問題の解決に寄与することが期待されます。
ラオスの農村部の自然を守るためにご支援どうぞよろしくお願いいたします!
こうした村や設置場所の調査、村人との話し合いに必要な会議費や交通費、資材費等50万円のご協力をお願いします。設置場所の選定では、村人とともに船に乗って川をゆく、森を歩くなど、必要に応じて複数回の現場確認が必要になります。また、村人との話し合いでは、全体の合意を採るためやはり繰り返し村に足を運ぶほか、近隣村にも出向くなど、合意形成のため辛抱強く村人との地道な話し合いを続けます。そして設置においては、規則を記した看板の設置や、行政官や近隣村の村長なども招いた式典の開催など大掛かりな作業も行います。
適切な自然資源管理は、未来の子どもたち、すなわち村の未来そのものを支えます。その重要性に気がついていて、なんとかしたいと思っている村人は既にいます。あとはみなさんのご協力を得て、その背中を押すことが必要です。
引換券について
ご支援いただいた皆さまには下記の引換券をお礼にお送りいたします。
▶お礼状
▶活動報告書
▶事業報告会無料招待(開催時期未定)
▶JVC国際協力ポストカード
▶モン族刺繍ポーチ(小)・(大) ※写真は(小)
▶JVC国際協力卓上カレンダー
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プロフィール
大学職員を経てNGOで働くことに。以来、惹きこまれるように国際協力の道へ!他のNGOでの勤務など経て、2012年よりJVCラオス事務所駐在。
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リターン
3,000円
お礼状と報告書
- 支援者
- 23人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
お礼状と報告書に加え、JVC国際協力ポストカード、事業報告会無料招待(開催時期未定)
- 支援者
- 18人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円
お礼状と報告書に加え、モン族刺繍ポーチ(小)、JVC国際協力カレンダー(卓上)、事業報告会無料招待(開催時期未定)
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 制限なし
50,000円
お礼状と報告書に加え、モン族刺繍ポーチ(小)・(大)各一つずつ、JVC国際協力カレンダー(卓上)、事業報告会無料招待(開催時期未定)
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
プロフィール
大学職員を経てNGOで働くことに。以来、惹きこまれるように国際協力の道へ!他のNGOでの勤務など経て、2012年よりJVCラオス事務所駐在。