幸ハウス建設プロジェクト終了報告書
最後まで今を生きる、後悔のない人生を送る「幸ハウス」建設を応援くださったみなさま。
2017年に病気になっても病人にならない場所、自分に正直に生きる場所、
生きる希望を見つけられる場所として「幸ハウス」を作りたいという夢を掲げ
クラウドファンディングに挑戦させていただいた川村真妃です。
皆様が私の夢をクラウドファンドという形で応援してくださったことで、
2018年３月に幸ハウスを無事にオープンさせることができました。
クラウドファンドィングをしている間は、完全なる夢物語だった「幸ハウス」ですが、
昨年（２０１８年）の３月にオープンさせてから週１回の開催をつづけたことで、
のべ６００人をこえる方々にご利用いただくことができています。
病院とは全くちがう、木のぬくもりあふれる場の幸ハウスに身をおくことで、
みなさんの心は自然と癒され、病院という緊張した空間では気づけない
自分の心の変化に気づかれています。患者さんやご家族にとり、
幸ハウスは確実に第二の居場所になってきおり、ここにくることで、
病気になっても自分らしさを大切に生きることができ、
「病気になったおかげでより健康的な生き方ができた」
「病気になったことでより自分らしく生きられるようになった」
「自分を大切にできるようになった」と人生で大切にしたいものや
大切にしたい生き方に気づきそんな素敵な生き方をみつけられています。
幸ハウスの建物も
2018 Architecture MasterPrize 建築デザインアワードで
ヘルスケアアーキテクチャ賞を受賞し建物自体も注目をあびました。
しかし、幸ハウスの外観以上に、皆様のご寄付で揃えることができた
様々な家具やインテリア、美しい植物たちが、幸ハウスを訪れる方々に、
優しさとぬくもりをあたえてくれていて、皆様からいただいた思いと大切なお金は、
幸ハウスを初めて訪れる方々や、幸ハウスを定期的に使ってくださる常連さん方を
あたたかくむかえいれ、包み込んでくれる大きな力となっています。
私たちだけでは決して形にすることができなかった幸ハウスですが、
皆様のお力をお借りすることでそれが可能となり、
１年半たったいまとなっては、幸ハウスをご利用される方に、
前に進む大きな一歩を提供できる施設に成長いたしました。
そんな私達の今後の目標は、
- 認定NPO法人幸ハウスになる→現在幸ハウスはNPO法人幸ハウスとして活動しておりますが、もっと多くの人に知ってもらい応援され信頼される団体になりないので認定を取るための準備をしております。
- 開催日を増やす→現在週１回の開催でありますが、来訪される方々のニーズに応じて、必要ならば来年からは週２回開催ができるよう努力いたします。
- 開催場所を増やす→幸ハウス的な場をもっともっと増やすことで、多くの人が病気になっても病人にならない生き方ができるようになると思います。それによりご本人だけでなくご家族も医療従事者（病院）も幸せになることができると感じます。したがって、こういう場所を増やすための説明会やスタッフ研修事業を充実させて行こうと思います。
- 414（良い死）カードの作成→幸ハウスで過ごす間は自分らしくすごせていても、ご自宅や職場ではなかなか自分が大切している思いを語り、伝えることができない方がいらっしゃいます。そういう声をここ１年でよく耳をするようになったので、自分の死生観（自分がどんなことを大切にしていてそんな自分が自分の最後の時に大切にしたい事柄はなにかということ）を家族やお友達と楽しく語ることができる質問カード集を現在作成しています。このカードができあがり、社会に広がることで、このカードを使った方が自分と自分の関係、自分と家族の関係を豊かにすることができると感じており、今年中にお試し版を出版できるよう準備しています。
皆様のお力で幸ハウスを立ち上げ１年半運営させることができています。
夢をかなえるに過程を体験してきたことで、
人から応援されるということがどれだけ大きな力を持つかということがわかりました。
皆様のお力で幸ハウスをオープンすることができ、皆様のおかげで今に至っている幸ハウスです。
何一つ形になっていなかった頃から、幸ハウスの未来を信じて応援してくださった皆様、
本当にありがとございました。どうか引き続き、幸ハウスのこの後の成長をお見守りください。
