盲学校の生徒に星空を"2020"。暗所視支援眼鏡を届けたい!

寄付総額

1,645,000

目標金額 1,000,000円

寄付者
91人
募集終了日
2020年10月31日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

【達成のお礼とネクストゴールについて】
 

皆さまからのご支援のお陰さまで、第一目標の100万円を到達することができました。心より御礼申し上げます。


このプロジェクトは、2020年10月31日(土)23時までとなりますので、次の目標となるネクストゴールを348万円と設定し、最後まで挑戦を続けさせていただきます。


ネクストゴールでいただいた寄附金は、引き続き、MW10の寄贈費用(12校分)に充てさせていただきます(ネクストゴールを達成しなかった場合であっても、規模を縮小して寄贈を実施いたします)。

 

引き続き、変わらぬご支援をよろしくお願い致します。


2020.10.20  社会福祉法人日本ライトハウス

 

 

昨年に続き、今年も「暗所視支援眼鏡」寄贈プロジェクトが始まります

 

皆さまこんにちは、社会福祉法人日本ライトハウスの林田茂(はやしだしげる)です。日本ライトハウスは見えない・見えにくい方が、毎日の生活を安全に、安心して過ごせるよう、さまざまなサポートを行っております。

 

私たちは、アドバイザーとして、医療機メーカーのHOYA株式会社が2018年4月に発売いたしました、世界初の「暗所視支援眼鏡 MW10HiKARI」(以下、MW10)の開発・改善をサポートをしてきました。

 

昨年には、このMW10を寄贈するためにクラウドファンディングに挑戦。皆さまのおかげで12ヶ所の盲学校への寄贈を実現することができました。ご寄附いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

 

 

昨年に続き、一つでも多くの盲学校や特別支援学校へMW10を寄贈し、子どもたちに星空を見せてあげるために、今年もクラウドファンディングに挑戦することにいたしました。

 

クラウドファンディングを通じて、視覚障がいについての理解促進や啓発になればと考えています。どうか私たちの取り組みへの後押しをお願いいたします!

 

<2019年度寄贈先の学校からいただいた感想(アンケートより抜粋)>

「想像以上の見え方に体験した全員が感動していました。テレビや映画で軍人やスパイが使用する暗視カメラ的な見え方をイメージしていましたが、それらを遙かに上回る見え方だったので、一同驚きでした。《W校》」

「全員がMW10を使用した瞬間、笑顔になりました。《H校》」

「贈呈式の際に体験させていただいた小2(当時)児童は、あの後何度も貸し出しを希望して、授業中や休み時間中に体験しました。本人は夜間の星空体験もしたいとのことで、寄宿舎と連携し準備をすすめています(コロナ対策の状況を考慮して)。《F校》」

「夜盲がある方にとってはありがたい装置だと思います。体験した生徒は『MW10が有るのと無いのとでは、全然違う、人に頼らずに一人で歩けるのが嬉しい』と話しており、日常生活用具での申請・購入を検討するとのことでした。《K校》」

 

 

このプロジェクトで実現できること

 

夜盲は昼間は普通に見えるけれども、暗くなってくると見えないという症状です。生まれつきというケースが多く、夜空や夜景でさえ見たことのない子どもが多数くいます。

 

日が短くなると、クラブ活動や夜間の集まりには参加できない、水族館やプラネタリウムなど暗いところは苦手で充分楽しめないなど、行動が制約されてしまいます。薬や手術で改善するものでもなく、治療の方法がないというのが実情です。

 

2018年4月から、当センターやいくつかの眼鏡店で販売されていますが、価格が高額であることから、購入できる方が限られているのが現状です。


そこで、今回は引き続き、エントリーしている盲学校へ寄贈するMW10の購入資金のご寄附を募ることを最低目標としています。

 

○暗所視支援眼鏡(MW10HiKARI)とは

暗い場所のわずかな光を増幅させ、夜でも昼間のように明るく映し出します。メガネのフレーム中央にある高感度カメラで映しだされた映像を、ヘッドマウントディスプレイに明るく鮮明に表示します。

一般の暗視カメラは赤外線を使った白黒やモノトーンの映像がほとんどですが、この眼鏡はカラーで鮮やかな映像が再現されます。暗い場所が明るく、鮮明に見えます。
 
MW10HiKARI
 
また、レンズは交換式で広角カメラレンズが付け替えられますので、視野狭窄の方にも、広い視界を提供することができます。中心視野があり、昼間は見えていて夕刻以降に見えづらくなる方(夜盲症の方)にもMW10は有効と思われ、より明るい視界を提供できます。

 

今回の寄贈先ですが、現在、以下の12校が寄贈先としてエントリーしていただいておりますが、まずは4校への寄贈費用(下記のエントリー順で各校1台ずつ)をファーストゴールでご寄附いただくこととしました。ネクストゴールでは12校への寄贈を挑戦いたします。

 

(1)宮崎県立明星視覚支援学校
(2)佐賀県立盲学校
(3)沖縄県立沖縄盲学校
(4)東京都立文京盲学校
(5)筑波大学附属視覚特別支援学校
(6)岐阜県立岐阜盲学校
(7)北海道旭川盲学校
(8)北海道札幌視覚支援学校
(9)静岡県立沼津視覚特別支援学校
(10)愛知県立岡崎盲学校
(11)愛知県立名古屋盲学校
(12)群馬県立盲学校

 ※2019年寄贈校とは重複しておりません。

 

 

災害時の支えにもなるMW10

視覚に障害がある方達が直面する現状とは

 

昨年のプロジェクト実施以降、私たちは世界的な新型コロナ感染拡大という予想もしなかった事態に遭遇しました。

 

その際、この事態にもサポーターとの濃厚接触を避け、自立した行動を取る上で、MW10が改めて役立つとの評価をいただきました。

 

このほか、自然災害時の停電などの場合にも、この暗所視支援眼鏡が活用されていると聞いています。たとえば、台風によって突然停電になった際、MW10があれば、暗い部屋でも周囲の状況が分かり、普段通りの生活ができます。

 

また、災害時や停電時などを想定した場合、外では怖くて使えなくても、避難所や避難先の屋外、自宅などにMW10があると便利だと思う、というご意見もいただきました。

 

 

また、外出時のサポーターとしてガイドヘルパー(同行援護)の制度もあり、一番安心できる方法ですが、サポートは直接腕を持つ体勢を取るため、接触を嫌うコロナ禍ではサポートを拒まれる事例も多く寄せられています。

 

このように、MW10は昨今の災害時にも夜盲の方達のサポートが可能な機器として認知されつつあります。

 

 

夢に向かって進む生徒たちにMW10を届け、見える喜びを贈りたい

 

MW10は視覚障害の身体障害者手帳を所持している方向けに開発された福祉用具です。

 

福祉用具「日常生活用具」給付対象としても、行政に徐々に認められ始め、2020年8月現在では、熊本県天草市を皮切りに、北海道旭川市(予定)、埼玉県鶴ヶ島市、千葉県千葉市、東京都(新宿区・北区(予定)・府中市・狛江市)、三重県松坂市の自治体での助成が受けられるようになりました。

 

しかし、活用の場面が具体的に教育の現場に浸透しておらず、活用方法を検討するために購入するには高額であり、さらには、台数が限られていると活用できる生徒も限られ、盲学校が独自予算でMW10を購入するのは難しいのが現状です。

 

2019年寄贈先校での寄贈式典の様子(千葉県立千葉盲学校)


全国の盲学校はまだまだ沢山あります。新型コロナで大変な時ですが、そんな時だからこそ、みなさまのご要望の声を今年もいただき、本年度は第二弾を実施したいと思います。

 

自分の力で、自分の目で、MW10を使って、目標や夢に向かって進み、これから社会に出る生徒さんたちを応援したい。そんな想いを実現するために、ぜひ私たちに力をお貸しください。

 

【目標金額の大まかな内訳】

必要金額:100万円  

内訳:MW10 HiKARI 手配 82万円(4台分)

事務手数料約4千円、手数料 約17万円

 

最終的には、昨年実績348万円を目指し、寄附を受けていただけると意思表示された盲学校(12校)に寄贈したいと考えています。

 

※HOYA株式会社からも協賛していただき、この目標額で12台寄附できるようにご協力いただきました。

 

 

私たちの想い

 

今後も視覚障がいを持つ若い方々が、これから社会で活躍できる環境作りを続け、さらに、就労支援や学業支援を通じて、彼らが、より快適に学び、働けるように努めていきたいと考えています。

 

製品開発サポートでは、生活に支障のあるざまざまな症状を克服できるよう目指します。視覚障がい者を取り巻く環境改善の提案も行い、それぞれの可能性を生かして、チャレンジしていただく土台づくりもつくりたいと思っています。

 

このプロジェクトはそのための第一歩です。一人でも多くの子どもたちがMW10を活用することで行動の幅を広げ、社会に出ていく勇気を持てるよう、皆様のご寄附をよろしくお願いいたします。

 

 

<広角カメラモードで川崎工場夜景をご鑑賞されて>

◎土井健太郎様 東京都網膜色素変性症協会(JRPS東京)会長

「これまで見てきた夜景は、光の点々の海でした。MW10をかけることで、工場や周囲の構造までよく見えました。全体像も把握しやすい。とても楽しいです。」

 

◎阿部直之様 神奈川県網膜色素変性症協会(JRPS神奈川)会長

「鮮明度がクッキリして、自然な感じで見えます。周りも広く、よく見えます。」

 

<コンサートを2階席からご鑑賞されて>

◎伊藤つえみ様 神奈川県網膜色素変性症協会(JRPS神奈川)役員

「会場では座席の位置番号が確認できました。また、ズーム機能を使い、歌手のドレスや楽器、演奏者の表情など、細かな部分もよく見えました。」

 

<MW10を愛用して1年>

◎野村謙介様 ヴァイオリニスト

「生活が変わりました。夜が来ることの不安がなくなりました。所有していることで、むしろ、暗くなることが楽しみにさえなりました。これまで、見えなかったためにつまらなかった水族館、美術館でも、「こんなものがあったんだ」という感動が得られました。周りの人と、これまで見えてなかったものが共有できたことが一番嬉しい。」

 

 

 

寄附控除について


社会福祉法人日本ライトハウスへの寄附金は、申告によって、所得税、法人税、相続税等について税制上の優遇措置(寄附金控除)を受けることができます(寄附証明書の宛名はギフト送付先に登録いただいたお名前になります)。

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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プロフィール

2004年日本ライトハウス入職。製作部(録音図書製作係)を経て、2011年総務部へ異動。バリアフリー上映会など、地域・関係団体と連携して多数のバリアフリー企画を担当。また、視覚障害の方が楽しめる耳で聴く映画「シネマデイジー」を発案し全国に展開。 障害者放送協議会委員、日本盲人社会福祉施設協議会(情報アクセシビリティ委員)、全国視覚障害者情報提供施設協会(元シネマデイジープロジェクト委員長)。視覚障がい乳幼児研究会役員、2020年8月より現職(情報文化センター サービス部長)。 <日本ライトハウスは、1922年に創設された視覚障害者の支援のための社会福祉法人です。 大阪府内に本部・視覚障害リハビリテーションセンター、情報文化センター(点字図書館)、点字情報技術センター、盲導犬訓練所の4拠点を持ち、視覚障害者への総合福祉サービスを提供しています>

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ギフト

3,000


alt

3,000円寄附コース

○御礼状&プロジェクト報告メール
○寄附証明書
○日本ライトハウスのHPへの氏名・企業名の掲載(希望された方のみ)

※宛名はギフト送付先に記載いただいたお名前になりますのでご注意ください。

寄付者
33人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

5,000


alt

5,000円寄附コース

○御礼状&プロジェクト報告メール
○寄附証明書
○日本ライトハウスのHPへの氏名・企業名の掲載(希望された方のみ)

※宛名はギフト送付先に記載いただいたお名前になりますのでご注意ください。

寄付者
20人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

10,000


alt

10,000円寄附コース

○御礼状&プロジェクト報告メール
○寄附証明書
○日本ライトハウスのHPへの氏名・企業名の掲載(希望された方のみ)

※宛名はギフト送付先に記載いただいたお名前になりますのでご注意ください。

寄付者
26人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

30,000


alt

30,000円寄附コース

○御礼状&プロジェクト報告メール
○寄附証明書
○日本ライトハウスのHPへの氏名・企業名の掲載(希望された方のみ)

※宛名はギフト送付先に記載いただいたお名前になりますのでご注意ください。

寄付者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

50,000


alt

50,000円寄附コース

○御礼状&プロジェクト報告メール
○寄附証明書
○日本ライトハウスのHPへの氏名・企業名の掲載(希望された方のみ)

※宛名はギフト送付先に記載いただいたお名前になりますのでご注意ください。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

100,000


alt

100,000円寄附コース

○御礼状&プロジェクト報告メール
○寄附証明書
○日本ライトハウスのHPへの氏名・企業名の掲載(希望された方のみ)

※宛名はギフト送付先に記載いただいたお名前になりますのでご注意ください。

寄付者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

プロフィール

2004年日本ライトハウス入職。製作部(録音図書製作係)を経て、2011年総務部へ異動。バリアフリー上映会など、地域・関係団体と連携して多数のバリアフリー企画を担当。また、視覚障害の方が楽しめる耳で聴く映画「シネマデイジー」を発案し全国に展開。 障害者放送協議会委員、日本盲人社会福祉施設協議会(情報アクセシビリティ委員)、全国視覚障害者情報提供施設協会(元シネマデイジープロジェクト委員長)。視覚障がい乳幼児研究会役員、2020年8月より現職(情報文化センター サービス部長)。 <日本ライトハウスは、1922年に創設された視覚障害者の支援のための社会福祉法人です。 大阪府内に本部・視覚障害リハビリテーションセンター、情報文化センター(点字図書館)、点字情報技術センター、盲導犬訓練所の4拠点を持ち、視覚障害者への総合福祉サービスを提供しています>

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