オペラの魅力を伝えたい！モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」

 

オペラ・ミルフィーユとは

私たちは一人一人、個性をもち、それぞれの役目を果たしながら日々生きています。それはまるで一枚の葉のように。重なりあえば大きな木となるのです。人と人が触れ合い、助け合い、そんな心の温もりを、オペラを通して届けたい。「人の心の温もり」というものを「言の葉」を重ねて。

 

オペラ ・ミルフィーユと申します。

 

私たちは私たちの時代に合ったオペラをつくることを目標としています。 皆さまに気軽に手に取っていただけるために、親しみのあるオペラを、生身の人間が生み出す温度のある芸術をつくります。

 

オペミルには4つのコンセプトがあります。

 

 

1.古典を現代日本に

オペラはヨーロッパ発祥の伝統芸能であり、世界中の作曲家が手がけてきた総合舞台芸術です。 当時の社会を風刺した演出やジョークで笑顔をこぼしたり、物語や歌、演技や美術の相乗によって涙をしたり、崇高な音楽を嗜んできました。そしてそれは長年世界中で愛されてきました。

 

オペラは発展し続けています。

 

舞台装置も演出も人も進化を続け、日々新しいものが生み出されています。

古い時代の作品は山ほどありますが、それが今日でも演奏されているのは、その作品が人々の手によって日々進化を続けながら生きているからです。

 

どんなに古いものであっても、現代に少しずつ形を変えて生き続けるオペラ。

 

私達はオペラという伝統的な芸術をリスペクトし、オペラが現代を生きるように、作品の進化に取り組みます。

 

 

2.時間感覚を自分達のサイズに

電気がない時代のモーツァルトのオペラ。太陽の光があるうちに、1日で終わるように作られました。

 

今はどうでしょう？

こんなにも光のある時代で、どこへ行くにも何を買うにも何を作るにも、当時では考えられないスピードで我々は生きています。

 

公演内容はこれから紹介しますが、例えば私たちが今回上演するオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の上演時間は休憩時間含めトータル3時間30分ほど

 

……なが！！

 

と思った方、無理もありません。

 

そんな私たちのような現代人のスピード感覚に合わせるべく、

ギュギュッと凝縮し、原作をリスペクトした上で

この上演時間を大幅に短縮したエスプレッソ公演にします！

 

 

3.言語の壁はない！

オペラは字幕はありますが、イタリア語がわからないとずっと字幕に釘付け。せっかく演者が演技しているところになかなか目が行きません。

また、長時間も自分の知らない言葉を聞いているとウトウト…😪なんてこともあります。

 

オペラは元々、上演される国の母国語で上演されていました。それがグローバル化により作曲された原語で聴きたいという聴衆が増え、原語上演が主流となりました。

 

世界は沢山の言語が行き交うようになり、今では我々は母国語だけでなく世界の言葉を交えて生活しています。

 

私たちは、日本語のセリフとイタリア語の歌を5：5の割合で組み込んで、まるで全てが自国の言葉として入ってくるかのように、言語の壁をなくしたいと考えています。  

 

 

4.オペラは高尚な作品

高尚なイメージのオペラ。

そのイメージを壊すようなことはしません。

なぜなら我々の演奏する音楽は崇高に作られた芸術だからです。

 

私たちは今回はあえてリーズナブルにご提供します。

本来なら私たちが設定しているチケット価格設定では、オペラはできません。

 

ですが、皆さまに気軽に楽しんでいただけるように、あえて気軽に手に取りやすい価格設定をしました。

 

さあ、オペラという総合芸術にて五感を震わせましょう！

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

世界は今、多方面の技術が発展し、ロボットやAIが世の中に沢山組み込まれとても便利になりました。みたい情報はみようと思えば自分の好きな時に好きなだけ手元でみることができます。そしてコロナ禍で一層人々の距離が物理的にも心理的にも遠くなった我々は、人の温もりをふと感じた瞬間涙が込み上げてくることがあります。

 

そこでより一層我々は強く感じたのです。 

 

今こそ我々の出番だ。

 

人が瞬間的に織りなす時間の芸術＝オペラを通して、

人の温もりを感じ、心を動かすこと、愛を感じることが必要です。

それが我々にできることです。

このコロナ禍だからこそ、私たちが伝えたい今のオペラがあります。

 

しかし、オペラを制作するには資金が必要です。

 

制作面（美術、衣装、舞台設営、照明、舞台監督）

会場面（会場費、稽古場レンタル費、撮影委託費）

演奏面（出演料、レッスン費、稽古時間）

広報面（広告費、通信費、デジタル配信委託費）   など。

 

日本ではヨーロッパのように都市ごとにある歌劇場というものを持っておらず、日本ではオペラが興行として黒字にすることはとても困難です。

また、このコロナ禍で演奏家の収入は大変辛いことになりました。それはプレイヤーだけではなく、制作側、劇場側にも言えることです。

 

世界中の人々のためにも、演奏家のためにも、そして日本の「オペラの再興」のためにも。

 

エンターテインメントとして有意義なコンテンツを利用した発信力のあるオペラを作りたい。そして芸術文化に懸ける人間の価値向上のため、皆さまに応援していただけないか、そんな願いからこのプロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の上演

今回はW.A.モーツアルト作曲の「コジ・ファン・トゥッテ」を上演致します。

「コジ・ファン・トゥッテ」は、「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」と並ぶ、W.A.モーツァルトの三大オペラの一つで、オペラ界の金字塔とも言える作品です。

 

「コジ・ファン・トゥッテ」の魅力はなんと言っても「重唱が素晴らしい」ことです。

我々「オペラ・ミルフィーユ」という名前からもその演目はふさわしく、重なる美を音楽から味わえる演目であります。

 

当時の風刺部分を現代に、演劇からミュージカルまで幅広く活躍する人気オペラ歌手・大山大輔氏台本のもと、ドイツでの活躍を経て日本で数々のオペラを手がける演出家・太田麻衣子氏が大胆にリノベーションします。それらを重唱の魅力と共にお届けいたします。

 

公演名： コジ・ファン・トゥッテ

日時： 2021年 2月27日（土）18時開演（開場17時30分）

会場： 浦安音楽ホール コンサートホール

入場料： 3500円（全席自由）

 

 

 

音楽監督： 松川智哉

 

 

指揮：山本音弥

 

 

演出： 太田麻衣子

 

 

台本・字幕

ドン･アルフォンソ：大山大輔

 

 

フィオルディリージ 月村萌華

 

 

ドラベッラ 高野百合絵

 

 

フェルランド 鷹野景輔

 

 

グリエルモ 澤地豪

 

 

デスピーナ 髙橋愛梨

 

 

 

手に取りやすいオペラとして、劇場に足を運ぶことができなかった方々に、後日動画配信サービスを利用し「自宅席」を設けます。劇場の限られた席数を無限にすることができます。

 

この第一回公演後は、今後公演をコンスタントに行えるようなルーティンを作り、企業とのコラボレーションや、歌手陣のトークライブ企画、オペラを軸として様々な企画をしていきます。

 

生で聴いて感動する×手軽に聴けて楽しめる

 

この両面でオペラの魅力を発信していこうと考えています。

 

また、今回は新型コロナウィルス感染症拡大予防のため、PCR検査の実施やマスク着用のもと徹底した換気と消毒をした中で行われます。

 

今回皆さまからお寄せいただいた金額は、以下記載のコジ・ファン・トゥッテ上演の制作費用の一部に使用させていただきます。

これは制作費用の一部です。他にも照明舞台スタッフやヘアメイクキャストの人件費やパンフレット製作などが90万円ほどあります。

 

 

 

「コジ・ファン・トゥッテ」上演後は

公演の様子を「自宅席」として有料動画配信を予定しております。つきましては、今回クラウドファンディングにご協力いただいた皆様にはこちらの「自宅席」ご招待のご案内をさせていただきます。（※配信日未定。3月上旬予定）

 

様々な理由で足を運ぶ事ができなかった皆さまにも観て頂けるよう、ご協力の感謝の意を込めてご提供させていただきます。

 

※【コロナウィルスにより公演が困難な場合】

日々変わりつつあるこのコロナの感染状況ですが、万が一観客の動員が難しくなった場合、無観客で公演を行います。その模様は変わらず有料動画配信として、支援者の皆様にはご招待の案内をさせていただきます。

また、そのチケットは有効とし、次回公演のご入場券とさせていただきます。

払い戻しをご希望の際は、チケット料金80%の2800円とさせていただきます。（公演後日、有料配信のご案内とともに詳細を送らせていただきます。）

 

 

今後は公演ごとに宣伝効果の高いコンテンツを利用し、オペラ公演があることをもっと皆さまの目に止まりやすいものにしていきたいと考えています。

 

そして、オペラ・ミルフィーユの親しみやすいブランディングを図り、老若男女問わず見にいきたいと思っていただけるようなステージをどんどん制作していきます。

また、将来的にはオペラ・ミルフィーユの「ホーム」を作りたいと考えています。毎日ホールのような環境で稽古ができる場所を作り、演奏家たちのクオリティを上げ、皆さまには益々面白いと思っていただけるような舞台作りのための稽古環境が必要と考えています。

 

今後の我々の活動がオペラ界の次のステップとなるために、一丸となって盛り上げていきます！

ぜひ応援よろしくお願い致します。

 

オペラ・ミルフィーユ

 

 

【目標金額との差額について】

 

必要金額のうち、クラウドファンディング目標金額の差額分は、文化庁の「文化芸術活動の継続支援金」の助成金を現在申請中です。それに加え、自己資金で賄う予定です。（2020年12月18日現在）

上記計画通り差額分を確保できなかった場合、自己資金を補填して実施いたします。