支援総額
目標金額 7,000,000円
- 支援者
- 290人
- 募集終了日
- 2022年8月31日
夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい
#医療・福祉
- 総計
- 182人
【能登豪雨】地震の被災地が浸水 緊急支援を開始!
#災害
- 現在
- 15,965,000円
- 寄付者
- 1,659人
- 残り
- 23日
だれひとり取り残さない、全患者救命を目指して。ドクターカーの更新へ
#医療・福祉
- 現在
- 9,969,000円
- 寄付者
- 204人
- 残り
- 23日
希望のまちを諦めない、抱樸をひとりにしない|緊急プロジェクト
#まちづくり
- 現在
- 32,385,000円
- 支援者
- 1,396人
- 残り
- 55日
松竹大谷図書館|演劇・映画の宝箱、貴重資料を未来へ【第13弾】
#本・漫画・写真
- 現在
- 2,351,000円
- 支援者
- 171人
- 残り
- 15日
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。
#動物
- 現在
- 9,838,322円
- 支援者
- 605人
- 残り
- 22日
京都音楽博覧会2024。環境・文化・音楽を“くるり”と繋ごう。
#地域文化
- 現在
- 3,358,000円
- 支援者
- 277人
- 残り
- 10日
プロジェクト本文
終了報告を読む
「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラがや~ってきた」と歌詞を付けて口ずさまれるほど、世代を超えて多くの人々の心をとらえた、映画「ゴジラ」のテーマ音楽。この曲の作曲者が誰か、ご存知でしょうか。
一度聴いたら耳から離れないこの音楽を書いたのは、作曲家の伊福部昭です。伊福部は映画音楽の他に、本格的なオーケストラ作品を数多く遺しました。伊福部の他にも、日本人なら誰もが知る「赤とんぼ」「ぞうさん」などの童謡を書いた作曲家たちが、多様なクラシックのオーケストラ作品の数々を生み出していたことは、ほとんど知られていません。
私たちオーケストラ・ニッポニカは、伊福部昭に師事し、現代の日本音楽界に多大な功績を遺した芥川也寸志の意志を継ぐべく誕生しました。魅力がありながらも演奏される機会が少ない日本人作曲家による交響作品を積極的に演奏し、その魅力を広く伝え続け、今年で設立20周年を迎えます。
西洋のクラシック音楽と異なり、日本人作曲家の作品、とくに古い時代ものは、譜面を探索し、演奏できる状態に準備することが必要となります。ただでさえオーケストラ活動は収支の均衡を図ることが困難である上、こうした通常の演奏会では掛からない費用が加わり、その結果、私たちは累積1,000万円以上の負債を抱えることになりました。さらに、近年の新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、楽団の運営は逼迫し、厳しい状況に追い込まれています。
かけがえのない「日本のクラシック音楽」を未来へつなぐために、私たちオーケストラ・ニッポニカが今後も活動を継続するには、皆さまからの応援が必要です。何卒ご支援を賜わりますよう、よろしくお願いいたします。
芥川也寸志メモリアルオーケストラ・ニッポニカは、故・芥川也寸志の志を継ぐべく2002年9月に設立されたオーケストラです。
芥川也寸志は日本を代表する作曲家であり、NHKの音楽番組「音楽の広場」や「N響アワー」の司会からはじまり、ネッスル・ブライトのテレビCM出演なども行ってきました。さらには音楽著作権の確立や「反核日本の音楽家の集い」そして旧東京音楽学校奏楽堂の保存運動といったさまざまな音楽的・社会的活動を実践し、現代の日本音楽界に多くの功績を遺しました。
芥川也寸志
(1925〜1989 東京)
芥川也寸志は、戦後の時代に活躍した日本の作曲家です。大正14年、作家、芥川龍之介の三男として東京に生まれました。2歳で父を亡くした彼は、子どものころ、父の残したレコードでストラヴィンスキーの音楽を聴くのが好きだったそうです。作曲家として、25歳のときに「交響管弦楽のための音楽」がNHKの管弦楽曲懸賞の特賞となり、注目を集めます。その後、團伊玖磨、黛敏郎とともにグループ「3人の会」を結成し、管弦楽曲を中心に数々の作品を発表していきました。主な作品には、弦楽のための3楽章「トリプティーク」や「エローラ交響曲」、オペラ「ヒロシマのオルフェ(台本・大江健三郎)」などがあります。また、「砂の器」や「八甲田山」といった映画音楽や「小鳥のうた」をはじめとする童謡も数多く作曲しました。そのほか、慶應義塾中等部で教鞭をとったり、仙台フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督やアマチュアオーケストラ新交響楽団の音楽監督なども務め、たいへん幅広い活動を行いました。
芥川也寸志は、生前オーケストラ活動に於いて、先達がどのような作品を遺してきたのかを大切にしていくべきだと主張していました。「日本の交響作品展」というタイトルで、演奏される機会の少ない日本人の作曲家の作品のみを紹介する演奏会をシリーズ化、1986年まで10年間継続しました。
オーケストラ・ニッポニカはその活動を引き継いで、日本のオーケストラ作品を積極的に演奏すること、内外の埋もれた作品に光を当てて紹介するなどの活動、現在活躍する作曲家への新作委嘱や、アジアの国々との音楽分野に於ける国際交流などを活動の柱としています。
芥川は、作曲家を可能な限り海外からでも演奏会やリハーサルに招きました。演奏する側からすると、作曲家本人から直接作品について話を聞き、譜面に書かれていることへの疑問点をぶつけ、人となりを間近に見ることができるのは、得難い機会です。この芥川により遺された作品と作曲家を大切にする取り組みが、活動の根底にあることは言うまでもありません。
設立以来、ただ演奏されない曲を探し出してくるということだけではなく、作曲家や作品に敬意を払い、「現在」の最善の演奏によってその作品の魅力を伝えたいと取り組んで参りました。この度、第38回演奏会「松村禎三交響作品展」が、サントリー芸術財団より第21回佐治敬三賞を頂いたことは、その意味で大変うれしいことでした。
|譜面は何処に?
ベートーヴェンの交響曲を演奏しようと思えば、楽譜屋で譜面を買うことができますが、日本人の作曲家の作品、とくに古い時代のものを演奏しようとすると、まず譜面を探索しなければいけません。
2003年2月に開催された設立演奏会(2回シリーズ、紀尾井ホール)では、戦後演奏されることのなかった大澤壽人作曲の「ピアノ協奏曲第3番」(ピアノ:野平一郎)や信時潔作曲の交声曲「海道東征」を取り上げました。
大澤作品演奏の実現には、片山杜秀さん(慶應義塾大学教授・ニッポニカ応援団)の導きがありました。片山さんからはニッポニカ設立時に大澤作品を演奏するように助言があり、さらに作曲家ご遺族をご紹介くださいました。
そこで演奏用譜面の所在をご遺族に尋ねたところ「神戸にある大澤家の蔵の中にあると思う」とのことで、阪神・淡路大震災で事なきを得たお蔵の中に入らせていただききました。その結果、保存の状況も良い譜面をほぼ完全な状態で見つけることができ、演奏に漕ぎつけました。
|音楽の姿が現れる
実際に譜面を探し当てても、すぐに演奏に使えるとは限りません。演奏をするには、作曲者が書いたスコア(総譜:全てが書かれていて指揮者が見るもの)の他に、それぞれの奏者が使うパート譜も必要ですが、両方が完全な形で残っているとは限りません。
古い譜面は紙が変色してしまっていたり、貼り合わせているテープが劣化してバラバラになっていたり、大急ぎでスコア(総譜:作曲者が書いた全てが書かれている元の譜面)からパート譜(それぞれの楽器の人が使う譜面)への写譜をしたのか、とても読みづらかったりするのです。
必要があれば補修あるいは写譜をしなおして、譜面を新規作成する場合もあります。スコアしか残されていなければそこからパート譜を作り、パート譜しか残されていなかったケースでは、PCに入力したパート譜を統合してスコアを作成しました。
こうして準備した譜面を使ってリハーサルで音を出すと、眠っていた譜面から音楽が立ち上がってくるようです。
「作品リストで名前だけを知っていたのは、こんな曲だったのか」、「こんな時代にこんな曲が作曲されていたのか」という驚き。それは演奏することで、初めて味わえることです。この驚きを広く伝えるために、私たちは演奏会を重ねてきました。
取り上げた曲目は130曲を超え、演奏のために譜面を製作したものは45曲となりました。同時に、演奏会のライヴ録音をCDリリースして音源資料として残す取り組みもしています。これまでにリリースしたCDは14枚。直近のCD4枚はいずれも音楽専門誌「レコード芸術」で特選盤や準特選盤に選定され、新聞各紙のディスク欄で高い評価を受けました。
団が設立されてから20年間で、日本人の作曲家の作品が取り上げられる頻度は、プロのオーケストラの定期演奏会などでもずいぶん増えた印象があり、そのことを大変嬉しく思っています。
2019年には間宮芳生作曲のオペラ「ニホンザル・スキトオリメ」を53年ぶりに蘇演しました。門下生も聴いたことがない、オペラ関係者も名前は知っているが実際に観たことがない、という「幻のオペラ」再演の決断をするのは勇気が要ることでしたが、幸い譜面が完全に残されていたこともあって実施ができました。この公演はその年の「第17回佐川吉男音楽賞」を受賞しました。
|失われゆく譜面
譜面は必ずしも作曲家やその遺族の手元に残っているとは限らず、作品を委嘱した団体や演奏した団体、その作曲家が在籍・在任した学校に残されていることもあります。さらに時間の経過とともに、作曲家の手元にあったものでも、代替わりなどで散逸してしまうケースも少なくありません。
演奏しようと思ってもすぐに譜面が入手できないこと――これが日本人の作曲家の作品が演奏される機会が増えない原因の一つではないかと考えました。
そこでオーケストラ・ニッポニカでは2014年秋から、演奏のために整備した譜面で権利関係などをクリアしたものを、東京音楽大学付属図書館に寄託することにしました。現在では、図書館のご尽力により「東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ」が運用され、寄託された譜面は演奏を条件に貸し出され、作品の普及に繋がっています。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のために実現しませんでしたが、本来であれば2020年東京オリンピックの共催プログラムに合わせて来日公演が予定されていたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会では、この「東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ」の譜面(早坂文雄:映画音楽《羅生門》 より)が貸し出されることになっていました。
海外の著名なオーケストラから問い合わせがあったのは初めてのことでしたが、国内ではプロフェッショナル・アマチュア問わずオーケストラの演奏会や、ナクソスをはじめとする主要レーベルのCD録音に、このオーケストラ・ニッポニカが整備し寄託したニッポニカ・アーカイヴの譜面が利用されています。
この20年間、私たちの活動は様々な支援によって支えられてきました。例えば、芸術文化振興基金をはじめ、音楽公演を支援するほとんどの財団から助成をいただいたことがあると言っても過言ではありません。そうした支援が受けられるのは、志に共感くださる音楽家の方々のお力添えがあるからです。
同時に、眠っていた楽譜に命を吹き込み演奏で蘇らせる活動は、そもそも収支のバランスを取ることが困難なオーケストラ運営に加え、前述の譜面の整備など通常では掛からない費用がかかり、20年間で累積1,000万円以上の負債を背負う結果になっています。
更に、新型コロナウイルス感染症拡大により、オーケストラの活動も大きな影響を受けました。緊急事態宣言の発令によるホールの閉鎖により、演奏会の延期を余儀なくされたばかりでなく、その時々の政府・自治体の方針などにより客席の使用を半分にしたため、チケット売上は半減しました。
現在でもリハーサル会場の確保が思うに任せない状況が続いており、制限をクリアした会場を確保するために通常の200%以上の経費がかかり、大きな負担となっています。
今回のクラウドファンディングへの挑戦は、積年の負債を解消しつつ20周年記念の企画を予定通りに実現し、今後も変わりなく活動を継続することと、「日本のクラシック音楽」に普段触れないような方々に活動を知っていただき、演奏会に足を運んでいただくことを目的としています。
皆さまからいただくご支援は、楽団の活動を継続するため、負債への補填及び運営費として大切に使わせていただきます。
|クラウドファンディング概要
■目標金額:700万円
■資金使途:オーケストラ・ニッポニカの楽団運営費(負債の補填含む)、クラウドファンディング諸経費
三味線や祭囃子に馴染んで来た日本人は、文明開化を境に、初めて聴くバッハやベートーヴェンを、初めて手にする西洋楽器で奏で、そのやり方で音楽を作るようになりました。突然始まった日本人のクラシック音楽の創作の歴史は、西洋のやり方でどうやって日本人が作曲していくかの苦闘の歴史だったともいえるでしょう。
オーケストラ・ニッポニカは、このような歴史を歩んできた日本人の作曲家の作品を演奏して紹介する活動を続けて20年が経ちました。そしてこの節目の年に、日本の管弦楽創作の歴史を俯瞰してみようということになりました。
その黎明期の山田耕筰(「赤とんぼ」の作曲者)から現代の野平一郎(現在オーケストラ・ニッポニカのミュージック・アドヴァイザー)まで、作曲家12名、委嘱作品世界初演や日本初演を含む13曲を、3回の演奏会で取り上げる企画を立てています。
日本人が初めて西洋音楽、つまりクラシック音楽の作曲方法で交響曲を書いたのは、山田耕筰が1912年に作曲した「かちどきと平和」とされています。その1912年から2022年の110年を1910年代・1920年代…と、年代毎に1名の作曲家を選びましたが、その中には女性作曲家も2名含まれております。また、「現代」につきましては、国際的に活躍する作曲家である野平一郎ミュージック・アドヴァイザーに新作を委嘱いたしました。
作品の中には海外で初演されてから、約60年を経て日本初演となる曲もあります。ソリストを要する作品が2曲ありますが、いずれも今最も注目されているピアニストの務川慧悟さんと阪田知樹さんに出演を依頼しました。これは、「若い世代に作品を未来に弾き繋いで欲しい」という野平一郎ミュージック・アドヴァイザーの強い希望によるものです。
この度の新作委嘱のように、ニッポニカでは機会あるごとに現在活躍中の作曲家にも作品委嘱をして参りました。ブラスバンドや合唱といったジャンルに比べ、頻度が限られる管弦楽の分野での作曲の委嘱及びその初演に取り組み、その数は17曲になります。
まずは譜面を整備し、実演すること。その音源や演奏譜をアーカイブ、或いは資料の書籍化や音源公開で、少しでも作品が普及し未来へ継承したいという願いを、20周年を記念してしっかり形にしつつ、今後も活動を続けて参ります。
(写真:澁谷学ほか)
|ご挨拶
加藤のぞみ
(オーケストラ・ニッポニカ 楽員代表)
オーケストラ・ニッポニカは設立以来20年、たくさんのご縁に恵まれながら、知恵を絞りつつ活動を続けてまいりました。
お陰様で自主公演は40回を重ね、文化庁の派遣により海外での音楽祭に参加する機会にも恵まれました。更に、音源がない作品については演奏会のライブ音源のCDをリリースし、整備した譜面を再演の機会に利用していただけるような取り組みを東京音楽大学附属図書館のご協力のもとで展開しております。
しかし一方では、挑戦的な企画によるオーケストラ経営の採算バランスを取ることに苦慮しており、増え続ける債務を負いながらでは活動が先細りになってしまうのではないかという危機感を持っております。
今後とも、日本の作曲家の作品を未来に繋いでいくことができるよう、みなさまにご理解とお力添えをお願い申し上げる次第です。
野平一郎
(作曲家 オーケストラ・ニッポニカ
ミュージック・アドヴァイザー)
祝 オーケストラ・ニッポニカ 20周年
長きに渡り稀有な活動を繰り広げてきたオーケストラ・ニッポニカ。
これからも日本の作曲家たちを、そして日本の音楽界を鼓舞し続けてください。
がんばれ、ニッポニカ!!
その活動をさらに意義深くするためのクラウドファンディングにぜひご協力をお願いします。
そしてニッポニカならではのリターンにもご注目を。
芥川眞澄
(作曲家 芥川也寸志夫人 オーケストラ・ニッポニカ応援団)
芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカが、日本人作曲家の作品を、時には掘り起こし、楽譜の整備をし、紹介する活動を続けて20年。どんな活動でも、始めることは出来ても、継続してゆくことは、大変なことです。
このオーケストラのメンバーのみなさんは、志を一にして、議論を重ね、苦労を重ねながらも、毎回の演奏会を楽しんでいる様子ですが、実は、財政状態が非常に厳しいということを耳にしておりましたので、今回のクラウドファンディングの取り組みに、一人でも多くの方々のお力添えを頂ければ、と思っております。
メンバーがアイディアを練った、ユニークなリターンにもご注目ください。
日本の音楽界に資する活動を、これからも続けてゆけますよう、どうぞご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
和田薫
(作曲家)
私たち作曲家にとって、作品と等しく重要なのがそれを表現して頂く演奏家です。
オーケストラ・ニッポニカは、創設当初より日本人作曲家のオーケストラ作品の演奏を活動の中心とする、文化的にも社会的にも、そして未来に向けても貴重な存在です。
プロオーケストラは国や自治体から援助を受けていますが、残念なことにニッポニカにはそれがありません。
ニッポニカを応援することは、過去・現在・未来の日本音楽文化への応援となります。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
高木和弘
(オーケストラ・ニッポニカ コンサートマスター)
私、高木和弘も本当に永らく一緒に演奏させていただき、勉強になることがいつも多い「オーケストラ・ニッポニカ」。
日本人が創った日本人の団体で日本のまだまだ知られざる名曲を演奏していくという、とても大事なことをコツコツとやり続け、日々邁進して参ります。
今後の我々の活動の為にも、皆様お一人お一人に是非ともお力添えをいただけますれば幸いです!
坂入健司郎
(指揮者)
オーケストラ・ニッポニカとは音楽をご一緒したことはありませんが、2005年に53人の少人数で演奏されたブルックナーの交響曲を聴いて強烈な感銘を受け、それからはたくさんの日本人作曲家の知られざる名曲たちを発見させていただいている、ひとりの「ニッポニカファン」です。
日本で生まれた知られざる傑作を紹介することに長けたオーケストラ・ニッポニカは、日本音楽界を常に豊かにし続ける存在であります。どうか皆様のご協力を心よりお願い致します。
下村健一
(白鴎大学特任教授 元TBS報道キャスター)
西洋人が作った西洋音楽は、あって当たり前。日本人が作った(しかも古い)西洋クラシック音楽となると、一気にレア。譜面を見つけるだけで、骨折りだったりするらしい。
それを苦労して発掘して、整えて、自分たちで演奏して再び音にする。さらに、譜面はアーカイブ化して寄託し、音はCD化してリリースし、みんなのもの(未来の日本の財産)にする。
ーーーこれは完全に、文化庁が国費を投じて取り組むべきミッションだ。でも、やってない。代わりに、この民間人のグループが、赤字でヒーヒー言いながらやっている。
なのに、このクラウドファンディングの「資金使途」欄には、「楽団運営費、負債の補填」に充てるなんてクソ真面目に書いてある。違うでしょ! ここに寄付される浄財は、(この活動の維持を通じて)「自分の国の作曲家や作品を大事にする」ことに使うんでしょ。
こんな大切なことをやってるのに、謙虚にも程がある。不器用すぎて、心配だ。だから応援しよう。この楽団のためにじゃなくて、このニッポンのために。
三輪郁
(ピアニスト)
「え?ニッポニカでモーツァルト⁈」という稀有な?出会いは、今から18年も前になります。そのオーケストラの第一印象は「なんて柔軟でステキなおじさま、おばさまの集団なんだろう!」でした。その後も、多くの日本人作曲家の作品の眠りを覚まして様子整えたり、或いは有名な曲でも新しい風のもとで紐解いて、コンサートでは聴衆にその魅力を惜しみなく届けられる。一緒に弾いていても聴きに行っても、毎回感動せずにはいられません。奏者や関わる方々皆さんの『やってみよう、やるならちゃんと、楽しもう』という、なんとも柔軟だけれど、妥協しないその姿勢は、何より音楽に対する愛情の表れで、初心に引き戻されます。
そんな愛に溢れたオーケストラ、ひっ迫しているなんて…感じさせない温かく豊かな皆さんのオーラで…全く気がつかなかった!
皆さん…これは一大事です。
このオーケストラの活動は、代わりに他の誰かが出来る事ではありません。
そう、唯一無二なんです。
私は心から感謝と敬意を込めて、応援します。ニッポニカの更なる発展を!
ご注意事項
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
●演奏会等の開催について:新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢の変化により、延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。その場合もご支援の返金は行わない形とさせて頂きますので、あらかじめご了承ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 加藤のぞみ(芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ)
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
オーケストラ・ニッポニカの楽団運営費(負債の補填含む)、クラウドファンディング諸経費に活用させていただきます。
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プロフィール
2002 年9月設立。日本を代表する作曲家であり、かつその域にとどまらず多様な音楽的、社会的活動を実践して現代の日本音楽界に多大な功績を遺した故・芥川也寸志(1925 - 1989)の志を継ぐべく設立されたオーケストラ。本名徹次を初代音楽監督(2003.1 ~ 2011.4) として活動を開始した。以降、日本人の交響作品を積極的に演奏していくこと、内外の埋もれた作品に光を当てて紹介していくこと、さまざまな国(特にアジア)・分野において幅広く交流していくことなどを活動の柱としている。2016 年 6 月、野平一郎がミュージックアドヴァイザーに就任した。佐川吉男音楽賞(2019)、第21回佐治敬三賞(2022)を受賞。
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リターン
20,000円+システム利用料
【ラストスパート限定追加リターン】演奏会直前リハーサル見学+コンサートチケットコース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●第42回演奏会(2023/3/25 土 マチネ予定 紀尾井ホール)コンサートチケット+オリジナルデザインチケットフォルダ
+演奏会直前リハーサル見学(2023/3/21 火・祝 時間、場所未定)
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※1口1名様となります
※リハーサル見学は2023/3/21(火・祝)に実施します。リハーサル当日の集合時間、場所、内容等の詳細は個別にご連絡します。
※リハーサル会場、演奏会会場までの交通費はご自身でご負担ください。
※コンサートの座席はお任せください
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■コンサート概要
設立20周年記念連続演奏会III(第42回演奏会)
2023年3月25日(土) 紀尾井ホール マチネ予定
指揮:野平一郎
曲目:
山田耕筰 音詩「曼蛇羅の華」 1913
永冨正之 1楽章の交響曲 1963/67 日本初演
武満徹 冬 1971
石井眞木 雅霊 1989
野平一郎 設立20周年記念委嘱作品 世界初演
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 4
- 発送完了予定月
- 2023年3月
10,000円+システム利用料
コンサートチケットコース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●コンサートチケット+オリジナルデザインチケットフォルダ
どちらかお好きな公演をお選びください(1口1名様 いずれも会場は紀尾井ホール)
A:第41回演奏会:2022年12月11日(日)14時30分開演(藤倉大:トカール・イ・カチャール ほか)
B:第42回演奏会:2023年3月25日(土) マチネ予定(野平一郎:委嘱作品(世界初演)ほか)
===
※現地までの交通費はご自身でご負担ください
※お席はお任せください
- 支援者
- 37人
- 在庫数
- 110
- 発送完了予定月
- 2022年10月
10,000円+システム利用料
オリジナルコーヒーブレイクセットコース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●オリジナルデザインクリアファイル
●名店エル・ブランコの自家焙煎による新鮮なコーヒードリップバッグを芥川製菓のチョコレートと共にお届け
※本リターンの履行は、必要な許認可をすでに取得しているCOFFEE ROAST EL BRANCOより発送いたします。
- 支援者
- 46人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
5,000円+システム利用料
クリアファイルで気軽に応援コース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●オリジナルデザインクリアファイル
- 支援者
- 52人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
15,000円+システム利用料
新発売 佐治敬三賞受賞公演ライヴCDコース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●新発売CD「松村禎三交響作品集」(第38 回演奏会 佐治敬三賞受賞公演ライヴ)ソリスト渡邉氏・指揮者野平氏サイン付き
- 支援者
- 15人
- 在庫数
- 4
- 発送完了予定月
- 2022年10月
15,000円+システム利用料
池野成 ラプソディア・コンチェルタンテコース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●ソリスト高木氏サイン付きCD「池野成:ラプソディア・コンチェルタンテ他」
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年10月
15,000円+システム利用料
今井重幸 音楽作品・舞台作品 回顧展コース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●稀覯盤「今井重幸 音楽作品・舞台作品 回顧展」CD+当該演奏会プログラムレプリカ
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 15
- 発送完了予定月
- 2022年10月
15,000円+システム利用料
芥川也寸志 書籍コースA【サインレプリカ栞付】
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●芥川也寸志オリジナルサインレプリカの栞
●芥川也寸志書籍「芥川也寸志-その芸術と行動」(東京新聞刊・絶版品)
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年10月
15,000円+システム利用料
芥川也寸志 書籍コースB【サインレプリカ栞付】
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●芥川也寸志オリジナルサインレプリカの栞
●芥川也寸志書籍「ぷれりゅうど」(芥川也寸志著 筑摩書房刊・絶版品)
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年10月
20,000円+システム利用料
オペラ 『ニホンザル・スキトオリメ』コース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●CD「オペラ 『ニホンザル・スキトオリメ』」+当該演奏会プログラム+記念クリアフォルダー付き
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 6
- 発送完了予定月
- 2022年10月
30,000円+システム利用料
未発表オリジナル音源CD-R 2枚組コース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●未発表の音源(特製CD-R)2枚
●曲はお任せください。計6~7曲程度を予定。
- 支援者
- 34人
- 在庫数
- 16
- 発送完了予定月
- 2023年3月
50,000円+システム利用料
全演奏会プログラムセットコース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●オーケストラ・ニッポニカ 第1〜40回演奏会プログラムセット(一部レプリカ含む)
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2023年3月
50,000円+システム利用料
オンライン・ディープトークコース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●団員とのオンライン懇談会
団員(プログラム解説執筆者を含む)との日本の作曲家にまつわるディープトーク(約2時間程度予定)
===
※オンライン懇談会には1口2名様まで参加可能です。年度内で実施予定、2022年9月までに詳細をご連絡します。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2023年3月
80,000円+システム利用料
演奏会後にお食事コース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●団員とのオフライン懇談会(約2時間)
第41回演奏会後、団員代表数名と同コースの支援者さま(最大4名様)との懇親会(食事付き)
===
※懇親会には1口1名様の参加が可能です。2022年12月11日第41回演奏会公演後に開催します。2022年11月までに詳細をご連絡します。現地までの交通費はご自身でご負担ください。
※第41回演奏会のチケットは含まれません。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 4
- 発送完了予定月
- 2022年12月
100,000円+システム利用料
ミニプライベートコンサートコース(ヴァイオリンとピアノ・デュオ)
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●プライベートコンサート
ヴァイオリンとピアノの2名がご希望の場所で芥川作品等小品5曲を演奏します(曲はお任せください)。
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※2023年9月末までの間で日程をご調整させていただきます。詳細については2022年9月中に別途ご連絡します。会場につきましては、要ご相談。
※このプランには演奏料(40分程度)及びリハーサル料が含まれます。東京23区以外の演奏の場合の交通費、会場使用料がかかる場合の費用など、上記に含まれない経費は別途ご負担いただきます。詳細はご支援後のご相談により決定いたします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2022年10月
200,000円+システム利用料
ミニプライベートコンサートコース(弦楽四重奏)
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●プライベートコンサート
ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1の4名がご希望の場所で日本人作曲家の作品等小品5曲を演奏します(曲はお任せください)。
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※2023年9月末までの間で日程をご調整させていただきます。詳細については2022年9月中に別途ご連絡します。会場につきましては要相談。
※このプランには演奏料(40分程度)及びリハーサル料が含まれます。東京23区以外の演奏の場合の交通費、会場使用料がかかる場合の費用など、上記に含まれない経費は別途ご負担いただきます。詳細はご支援後のご相談により決定いたします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2022年10月
300,000円+システム利用料
演奏会プログラムコーディネートコース
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●演奏会プログラムコーディネート
あなたのオーケストラの編成、地域、他の曲目などに合わせて、日本人作曲家の作品を含む演奏会のプログラムをコーディネートいたします。
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※詳細については2022年9月中に別途ご連絡します。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2022年9月
1,000,000円+システム利用料
あなたのソリストの夢を叶えます!
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●団員とコンチェルトを演奏(20分程度 / 曲目要相談)
===
※2023年9月末までの間で日程をご調整させていただきます。詳細については2022年9月中に別途ご連絡します。会場は弊団で手配いたします。
※このプランには演奏料、指揮者出演料、標準編成の楽器使用料が含まれます。 会場費、東京23区以外の演奏の場合の交通費、楽器借用料等、その他経費は別途ご負担いただきます。詳細はご支援後のご相談により決定いたします。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2022年10月
3,000,000円+システム利用料
あなたの指揮の夢を叶えます!
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●フルオーケストラを指揮(45~60分程度 / 曲目要相談)
●当日リハーサル時ニッポニカ指揮トレーナーによるアドバイス付
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※2023年9月末までの間で日程をご調整させていただきます。詳細については2022年9月中に別途ご連絡します。会場は弊団で手配いたします。
※このプランには演奏料、指揮トレーナー料、標準編成の楽器使用料が含まれます。 会場費、東京23区以外の演奏の場合の交通費、楽器借用料等、その他経費は別途ご負担いただきます。詳細はご支援後のご相談により決定いたします。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2022年10月
10,000円+システム利用料
【リターン不要の方向け】純粋応援1万円
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
- 支援者
- 61人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
30,000円+システム利用料
【リターン不要の方向け】純粋応援3万円
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
- 支援者
- 11人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
50,000円+システム利用料
【リターン不要の方向け】純粋応援5万円
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
- 支援者
- 20人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
100,000円+システム利用料
【法人向けコース】全力応援10万円
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●演奏会プログラム(第42回)に広告掲載(応相談)
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
300,000円+システム利用料
【法人向けコース】全力応援30万円
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載。ご希望があれば匿名も可能です。
●演奏会プログラム(第42回)に広告掲載(応相談)
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
プロフィール
2002 年9月設立。日本を代表する作曲家であり、かつその域にとどまらず多様な音楽的、社会的活動を実践して現代の日本音楽界に多大な功績を遺した故・芥川也寸志(1925 - 1989)の志を継ぐべく設立されたオーケストラ。本名徹次を初代音楽監督(2003.1 ~ 2011.4) として活動を開始した。以降、日本人の交響作品を積極的に演奏していくこと、内外の埋もれた作品に光を当てて紹介していくこと、さまざまな国(特にアジア)・分野において幅広く交流していくことなどを活動の柱としている。2016 年 6 月、野平一郎がミュージックアドヴァイザーに就任した。佐川吉男音楽賞(2019)、第21回佐治敬三賞(2022)を受賞。