100年に一度の世界的金融恐慌と呼ばれる「リーマンショック」が起きた半年後の2009年4月、私は新社会人になりました。当時の東京は、リーマンショックの煽りを受けた渦中にあり、テレビや新聞では、毎日のように企業の倒産のニュースが取り上げられていたのを記憶しています。

 

当時の私は、とにかく貪欲に色んなことを吸収しようとしていました。新入社員の頃は、当然ながら先輩社員に勝つことはできません。しかし、ちょっとでも早く差を埋めることができるように、私は「質で勝てない分、量で他を凌駕する。」ことを決めていました。

朝は早く出社し、新聞やニュースのチェックから始まり、先輩が来る前にメールのチェックを終え、一日のタスクを書き出し、スタートダッシュを決める作業は毎日欠かさず行っていました。

 

仕事中は誰よりも電話を多く取ったり、重い荷物を持つなどして、とにかく自分にチャンスが舞い込んでくるような環境作りに徹していました。その甲斐あって、私は少しずつ周りの人たちに興味を持ってもらえるようになっていきました。

 

当時は早く会社へ行き、一生懸命働き、仕事帰りに勉強会の開催やビジネススクールへの通学や英会話スクールでの勉強に精を出す、そんな生活を何年間も続けました。

 

帰宅途中に、「今日は一日、お客さんの為に働くことができたか?」という自問自答を繰り返し、納得できなかった場合はそのまま近くのホテルで朝まで勉強し、早朝に出社するようなこともしていました。酷いときは会社から徒歩3分のホテルに3日連続で泊まるような生活。

 

その頃、働き過ぎで限界値を越え、朝の5時頃に会社の非常階段で寝ているところを警備員に起こされたことがありました。今となってはいい思い出です。

 

働き方改革が叫ばれる中でこれを語るのはセンシティブではありますが、がむしゃらに働き、貪欲に勉強することは、自分の中の当たり前のルールでした。

 

私は仕事ができるタイプの新入社員ではありませんでしたが、一生懸命働いていたことや、純粋にお客さんの為、会社の利益の為に働いていたので、目を掛けてくれる素敵な上司や先輩が、社内にも、社外にもいました。

 

数年経つと、私のビジネススキルと英語力はどんどん成長し、アメリカのシリコンバレーで新規ビジネスのマーケティングをするチャンスにも恵まれました。

 

「人生は、いろんな人に助けてもらいながら、切り開いていける。」

 

これが私の経験で言えることです。

 

 サンタクララで開催されたCLOUD EXPOにて。ブレててすみません。

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