輪島・珠洲・七尾の避難所を食・住で笑顔に！ミシュランシェフも協力！

 

当初被災され避難所で生活されている方々への傾聴アセスメントの予定でしたが、実施数日前に石川県より水道の復旧に発災直後の想定以上の時間がかかることがアナウンスされ、今後の生活再建への目処が経たない中それを聞くのは適切でないとの判断から、長期化が予想される避難所の運営についての要望を、運営側からヒアリングすると言うボランティア実施に変更となりました。

 

傾聴アセスメントとは：被災され避難所生活を余儀なくされている方々にお話を伺い、今後の生活再建への実態調査を行うことで、再建に向けた支援をどのようにしていくかを検討すること。

 

現地で活動を行なっている能登災害ネットワークに参加し、現地の方々に様々なご配慮を頂き、また皆様からの寄付に支えられ、無事に避難所アセスメントとなるヒアリングを実施することができました。

改めまして、クラファンにご協力頂きました皆様にお礼申し上げます。

 

実施日：1月20日〜1月21日

 

能登災害ネットワークに参加し、これを通じて七尾市と調整を行い、下記の3つの方面で実施することができました。※NRN能登災害ネットワーク

・能登島方面
・御祓方面
・中島方面

 

ヒアリング内容：今後、避難所をどのように長期的に運営していけば良いかのポイントを探る。
また、エアーベットを持ち込み試してもらう、必要であれば数量を把握、すぐに使いたい要望があれば持ち込んだものについてはおいてくる。さらに、必要なものの内容や数量の把握、発災時に必要だったが現在は不要になったものの回収などを行う。

 

＜実施工程＞

●1/20(土)

11:30 TADAIMA到着

12:00 能登半島の地理、文化のレクチャー　今回の活動趣旨

12:30 昼食、チェックイン

13:00 一本杉通りにて七尾文化の説明、被災状況の確認

14:00 3チームにわかれ、避難所アセス実施中

18:00 アセスメント終了、夕飯朝食買い出し

19:00 アセスメント振り返り(各自感想の発表、避難所毎の状況と課題)　 

21:15  解散

 

●1/21(日) 

9:00 アセスメント開始

12:30 アセスメント終了、昼食

13:00 振り返り

15:00 振り返り終了

15:30 TADAIMA出発

16:45 新高岡駅解散

 

今回の拠点となる、七尾自動車学校の宿泊施設であるTADAIMAに到着後、能登半島の地理や文化についてレクチャーを受ける

 

続いて、今回のアセスメント活動の内容や趣旨についてのレクチャー

 

 

3方面への移動を兼ねつつ、分派の前に市内等の被災状況を全員で確認
部分的に自水の地域もあるが七尾市の大半はまだ水道も復旧していない状況、ご商売をされていた方々はもちろんだが、避難している方以外もまだまだ生活再建の目処はたっていない現状が視覚的にも確認できる

 

指定避難所以外の自主的小規模避難所へも訪問し、状況の確認や避難所アセスメントとしてヒアリングを実施

 

 

拠点へ戻り一息、その日の振り返り及びまとめや翌日の活動に向けての打ち合わせを行う

 

実際に3つの方面にて、それぞれ複数の避難所を訪れてみると、避難所ごとに状況が全く違い、支援物資、食料の栄養への配慮、情報の伝達具合はもちろん、避難者間のコミュニケーション及びそれによる運営の円滑度など大きく違いがあることがわかりました。

また、それぞれに合わせて今後どのような運営や、必要に応じて統合を行なっていくか（または行わない方が良いのか）などの参考になる情報を集めることができました。

これらは、能登災害ネットワークにより今後の避難所運営に活かされます。