
プロジェクト本文
カンボジアのコミュニティ・バンド「プノンペンマーチングバンド」に、
バンドを構成するのに十分な数の楽器を届けたい!
日本のみなさん、はじめまして。私は、カンボジアのプノンペンマーチングバンドの設立メンバーで、ヘイン・サラディと言います。このバンドは、カンボジア初のコミュニティ・バンド(年齢、性別、所属先を問わず参加できる一般の有志によるバンド)として、カンボジアの若者の音楽に関わりたいという目標や夢を手伝うために、ボランティアの音楽講師やスタッフの手によって立ちあげられました。私は、バンドの運営や、スケジュール管理、ファンドレイジング等を担当しています。バンドメンバーは、毎週仕事や学校が終わった時間に練習を重ね、次のステージのためにがんばっています。
しかし、生徒たちの情熱に対して、使う楽器は高価で、現実はごくわずかな学生しか自分で楽器を買う事はできず、講師の私物や学校から借りた楽器を共有している状況です。マーチングバンドの編成に最低限必要な楽器を14個購入するために150万円が必要です。ご支援を宜しくお願い致します。
夜間集まれる時間帯にマーチングドリルの練習をするメンバーたち
楽器を演奏するのが大好きな30名の青少年が、
演奏をするプノンペンマーチングバンド。
彼らには「国際大会へ初出場する」という夢があります。
このプノンペンマーチングバンドは、現在オーディションを通過した楽器を演奏することが大好きな30名の青少年と、カンボジア人と日本人のボランティア講師、そしてこのバンドの趣旨に賛同する数名のボランティアスタッフにより運営されています。
毎週仕事や学校の終わった時間に、パート練習、全体練習、パフォーマンス練習を重ね、次のステージのためにがんばっています。また、来年6月にマレーシアで行われる国際大会へ、カンボジア代表として初出場することが、彼らの夢でもあります。
打楽器のパート練習に励むメンバーたち
「舞台で自分たちの演奏を見てもらいたい!」という若者たちの想い。
音楽を愛する彼らが夢を追求できる場としてバンドを立ち上げました。
これまでのカンボジアでのマーチングバンドは、NGOの支援を受け公立学校のクラブ活動として取り組まれていたため、各自で資金調達をすることが規制されており、財政的に自立・継続することが難しい状況でした。音楽インストラクターの雇用や練習場所、楽器の数にも限りがあり、若者たちの「いろいろな舞台で自分たちの演奏を見てもらいたい!」という願いを叶えるチャンスは限られていました。
また、学校を卒業した音楽を続けたい若者の受け皿が無いことも問題となっていました。そこで、私たちは音楽を愛する若者たちが自分の夢を追求できる場所、音楽を更に学べる場所を提供したいと考え、同じ情熱を持った音楽教育に携わる有志と協力する形でプノンペンマーチングバンドを立ち上げました。
現在も使われている中古の楽器
ごくわずかな学生しか楽器を購入できない現状。
バンドを構成するのに必要な楽器の数が足りません。
情熱を持った有志と活動を支持してくれる人々の協力によって、インストラクターそして練習場所についての問題は解決することができました。しかし、バンドを構成する為に必要な数の楽器が足りません。メンバーたちは自分の楽器を購入したいと考えていますが、現実では一握りの裕福な学生しか楽器を買う事はできず、ほとんどが講師の私物や学校から借りた楽器を共有して練習をしている状況です。そのため、ひとりひとりが十分な練習の時間をとることができません。
教え合い学びあいながら技術を高め合うメンバー
楽器の購入によって将来にわたる演奏の機会を届けることで
国際大会への参加も現実的に。
バンドを構成するのに十分な楽器を購入することができれば、彼らは将来にわたり、より良い練習、演奏の機会を得ることができ、才能をしっかりと育てていくことができます。また、演奏のスキルが上がれば、様々な可能性が彼らの目の前に広がってくることでしょう。そして、個人個人が力を尽くすことで、演奏機会が増え、私たちの大きな夢である国際大会への参加も現実の目標となってきます。
「大好きな楽器で自分の好きな音楽を仲間とともに演奏したい!」この青少年たちのシンプルで強い願いを叶えてあげたい、そう心から願っています。
夢は国際大会!カンボジア人講師の指揮に合わせて練習するメンバー
引換券について
・パンフレット
・手書きのサンクスレター
・カンボジアの子どもが描いた絵のポストカード(6枚1セット)
・カンボジア風の小銭入れ
・カンボジア風の手工芸バッグ(ポシェットサイズ)
プロフィール
「JHP・学校をつくる会」の教育支援事業担当スタッフで、バンド立ち上げメンバー。若者たちの情熱を支える縁の下の力持ちとして日々奮闘中!