北欧からの警告！多文化共生社会を迎える日本にこの本を届けたい

RENのプロジェクトも終了まであと5日となりました。最後まで頑張りますので、応援宜しくお願いいたします！！

　今回は、難民たちがWSで製作したビーズアクセサリーの販売に纏わるお話です。製品はRENのHPにも写真が沢山ありますし、手作り製品を扱うネット販売サイ「Creema」では見ることも買うこともできます（https://www.creema.jp/c/refugee_empw_netwk ）。

　高価なものは1万円のブローチから、安価なものは500円のペンダントまで。販売ルートは、学園祭や教会や各種施設でのバザーなどへの出店、小物店等への委託販売、知人・友人の習い事や手芸教室での個人販売が主なものです。1日限りのものもあれば、毎年横浜の大桟橋ホールで開かれるビーズアートショーのように3日間続くものもあります。港区ふれあい祭りや、丸の内ストリートカフェのように色んなお店が立ち並ぶ中で、客寄せに工夫を要するものも多いです。大きなホテルの広間で皇室関係者や外交官夫人などが集まる国際的なチャリティバザーは、流石に売れ行きが良く20万円以上も売れることもあります。

　販売スタッフは10人ほどいますが、同じ日に複数の出店が有ったり、都合がつかない場合も多く、一つの出店に最低2人、多い時には5人以上は必要なので、いつも人集めに苦労しています。若い人の参加を切に期待しています。ビーズ製品はかなり重いうえに、あちこち移動させなくてはならないので、スタッフの中で車を出してもらえる人を探して移動スケジュールの調整も大変な仕事です。製品だけでなく、販売道具もかなりなものです。RENのポスターやのぼり、テーブルに敷く布やアクセサリー類を並べておくためのショーケースや治具、つり銭や試着用の手鏡類、などなど。これらを手押しのスーツケースに入れて持ち歩くこともあります。

　暑い中で一日頑張っても2,3万円の売り上げという日も少なくありません。体力と気力の勝負です。それでも、いろんな方が寄ってこられて、難民が作っている写真を見せながら説明すると、それならと言われて買っていかれるとちょっと嬉しい気持ちです。日本にも難民がいるのですかと驚かれる人がかなり多いのも気になるところです。　ビーズの出店はRENにとっては、貴重な情報収集や意見交換のアンテナのようなものです。製品のデザインや売れ筋判断もさることながら、難民についての話をしながら、お客様も我々も色々と学ぶことになります。立ち寄られて、話を聞いて、RENの会員になられた方も大勢います。自宅で余ったビーズ材料を寄付してくれた方もいました。これからも、RENの屋台骨で主力事業なので、製品の改善もさることながら、説明の仕方や応対などにも気を使って、難民の実態を多くの人に知ってもらおうと思っています。

　アークヒルズ　ヒルズマルシェでの出店       　　　　 お茶の水YWCAでの出店

丸ノ内ストリートカフェでの出店。ビーズ製品製作の実演があると多くの人が集まります。