「廃れてしまったメディアに記録されたデータを残そう!」プロジェクト
支援総額
目標金額 1,600,000円
- 支援者
- 5人
- 募集終了日
- 2021年9月29日
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- 現在
- 7,995,000円
- 寄付者
- 273人
- 残り
- 3日
プロジェクト本文
▼自己紹介
合同会社アットアイデアの村島唯朗と申します。昭和47年6月6日生まれです。よろしくお願いいたします。
プロジェクトを立ち上げたきっかけでもあるのですが、20世紀末ぐらい、PC用の外部外付けドライブ&メディアが乱立したことがありました。
そのころに「記録されたものが読めない」という事態が頻発しましたので、遺すべき記録は何らかの形で残さないといけないのではないかという意識を強く持ち、結果としてそれは外部メディアの情報を何とか保存するという今の業務につながっています。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
現在、弊社は光ディスク(CD、DVD、BD等の読出し専用メディアからCD-R、DVD±R、BD-Rなどの記録可能メディアまで)を研磨およびデータの抽出で保存に努めております。
しかし、光ディスクは外部保存メディアとしてもう既にやや時代遅れになりつつあるのかなと考えています。
とは言っても、やはり記録を(断片的にでも構わないので)遺していくということは人類が人類たる所以であると思います。
ソクラテス以前の哲学者たち(主に自然哲学ですが)が自分たちの思索の中身を鑿と槌と石板を使って遺しています。断片的にしか遺っていませんが、それでも彼らの思索はいかに現代を生きる我々に影響を与えているか、それは間違いないと思います。
私が面と向かって記録メディアに相対したのは、20世紀末でした。
当時HDDの容量が2GBぐらいでしたので、100MB単位の外部記憶メディアを使ってバックアップを取っておこうというのはそんなに珍しい発想ではありませんでした。
ところがこのころ容量数百MBのディスクは乱立しており、日本で人気があったMO、海外で人気があったZIP、他にもPD、MD DATA、JAZなどが参戦しておりました。いわゆる「規格競争」の状態でした。
一般的に、規格競争が起きると何かが勝者になって他のものは衰退していきます。例えば、3インチフロッピーディスクが3.5インチフロッピーディスクに敗れたように。家庭用VTRでベータマックスがVHSに敗れたように。
ところが、20世紀末の規格競争は「勝者なし」という結論に終わったのです。
そういった外部メディアを全て「過去のもの」にしたのはCD-Rでした。Windows95や98の時代ですが、OS標準で書き込める仕様にはなっておらず、ライティングソフトというものを別に使わなければいけませんでした。また、ご存じのとおり1回書き込むと消去ということができなかったのですが、メディアが使い捨てても惜しくない程度の低価格で販売されたため、実質は「大容量リムーバブルディスク」に限りなく近い存在となりました。
さらに、当時CD-Rドライブはまだまだ普及途上という感じで誰でも持てるものではなかったのですが、CD-ROMドライブは当たり前に内蔵されていました。読み込むだけならば、特に追加で必要な機材はなかったのです。
こういうわけで、記録されたけど読み出すことがなくなった「大容量リムーバブルディスク」たち。もったいない、それが私の気持ちでした。いつか何かデータを遺す仕事がしたいと思っていました。
というわけで、現在の光ディスク業務につながっています。
また、当時の外部記録メディアには磁気テープも含まれていました。これも将来やりたいことのひとつです。
PC用の磁気テープ媒体というのもあったのですが、磁気テープで一番普及したものってVHSですよね。
VHSのテープを「なんとなく捨てられない」という理由でまだまだお持ちの方はいらっしゃると思います。大手メーカーが「VHSをデジタルに」という趣旨の商品を定期的に発売しているようですから。
弊社では、ゆくゆくはVHS業務も手がけたいと思っております。既にあるVHSとは違い、テープに負担をかけず、ジャムってしまったテープや伸びてしまったテープも再生できる機械の構想が既にあります。
光ディスクもVHSも、時代はズレておりますが一世を風靡した記録メディアであることには違いありません。こういった「極めて普及した記録媒体」は時代が移り変わっても「何とかして見たい」という希望は長く続きます。自慢ではありませんが、代表社員をしております私こと村島唯朗の実家には、ガラス板のネガフィルム、音声が入っていない8mm動画フィルムがあります。やはり特に母が「捨てられない」のだそうです。
そんなわけで、将来は様々な記録媒体の復旧、維持、伝承をしていける会社にしたいと考えております。
どうか、お力をお貸し下さい。
よろしくお願いいたします。
▼プロジェクトの内容
まずは光ディスクの劣化・傷・汚れなどによる読出し不良を解決する業務で会社の経営を安定化させ、その後にVHSも射程に入れた開発に入りたいと考えております。従来のVHSとは違い「テープを引っ張らない」「テープを押しつけない」「テープを擦らない」VHS読出し専用機を開発していきたいと思っています。
市場調査では「VHSデッキはもうないけれども、VHSテープはなんとなく持っている」という方は少なくないようにです。
そういうわけで、まず3台、量産先行機として新方式VHSプレイヤー(レコーディングの必要性は既に消失していると思いますので考慮しておりません)を製造し、耐久試験などなどを行なった上で、市場の動向を見ながら量産機をどの程度出すのが適当なのかを判断していきたいと考えております。
特許権の問題や著作権の問題が関係してきそうですが、VHSは規格をオープンにしていたので普及したメディアだと思いますので、ここの問題はさほど重要ではないのではないかと考えております。
著作権に関しては、テープの「空きスペース」にDVDなどへのダビング回数を記録しておくことにより、現在デジタルTV放送で採用されている「ダビング10」と同様の制限をかけることは可能であると考えています。
かつて新聞で読んだ投書なのですが、定年後は大好きな「寅さん」シリーズを好きなだけ見るぞということで買っておいたVHSボックスセットがあるのに、定年してみたらDVDの時代になっていた、という切実な方もいらっしゃいます。
そういう方にぜひご利用いただきたいなと思っています。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
弊社では、記録媒体を大きく三種類に分けております。
ひとつはディスク型媒体、ひとつはテープ型媒体、最後の一つは半導体型媒体です。
代表的にはディスク型媒体が大容量リムーバブルディスク、光ディスク、ハードディスクといったタイプです。
テープ型が少し難しいのですが、これはデジタルとアナログに分けられます。アナログはVHSの類いであるとすぐにわかるのですが、かつてデジタル磁気テープはサーバーのバックアップ用によく使われていました。半導体型媒体は現在バリバリの現役であるUSBメモリやSSDです。
弊社は光ディスクからスタートを切りましたが、できる限り早く上記のような新型VHSプレイヤーの開発に着手していきたいと思っています。
ある程度の期間は光ディスクとVHSを両輪に進んでいきたいと思うのですが、この過程で余裕があればMO、ZIPなどの「大容量リムーバブルディスク」、8mmビデオカメラやデジタルテープなども手がけたいと考えております。
半導体型媒体に世の中のニーズは収斂していくと現段階では未来予想図を描いておりますが、ここでふたつのニーズが発生することと予想しています。
ひとつは「ハードディスクが読めない」つまり過去のものを読み出したい、もうひとつが「SSD(またはUSBメモリ)が読めない」つまり現在扱いたいデータが読めないというところです。
そこに至るまでに10年前後かかるかとは思うのですが「昔」になりつつある、あるいはなってしまった、そういうものの最後の砦として業務を行なっていく所存です。
【プロジェクト終了要項】
●運営期間
2021年8月1日~2024年7月31日
●運営場所
京都府京都市伏見区桃山水野左近西町48番地6
●運営主体
合同会社アットアイデア
●運営内容詳細
合同会社アットアイデアが、光ディスクに記録された情報をディスクの研磨と、読めなくなったディスクからデータを抽出して他のメディアに記録するサービスを行なう。
●その他
現在は光ディスクに特化した業務を行なっているが、ゆくゆくはMOやZIPなど「普及し損なった」メディアや、テープ媒体についても手がけたいと考えており、会社を大きくするためのステップアップとしてクラウドファンディングを利用したい。
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プロフィール
ディスク研磨・データ抽出のアットアイデアです。 将来的にはさらに多くの記録媒体を扱うことを目標にしています。
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リターン
3,000円
ディスク研磨・データ抽出による損失データ復帰 3300円分
現在弊社の主力サービスであるディスク研磨・データ抽出によるデータ復活業務を3300円分差し上げます。
当プロジェクトは2021年8月1日を予定しております。このリターンのご利用は2022年7月31日までとなります。
当プロジェクトが中止になった場合には内容検討の上で新プロジェクトを開始し、お預けいただいた資金はそちらに継承する予定です。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
10,000円
ディスク研磨・データ抽出による損失データ復帰 11200円分
現在弊社の主力サービスであるディスク研磨・データ抽出によるデータ復活業務を11200円分差し上げます。
当プロジェクトは2021年8月1日を予定しております。このリターンのご利用は2022年7月31日までとなります。
当プロジェクトが中止になった場合には内容検討の上で新プロジェクトを開始し、お預けいただいた資金はそちらに継承する予定です。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
30,000円
ディスク研磨・データ抽出による損失データ復帰 34200円分
現在弊社の主力サービスであるディスク研磨・データ抽出によるデータ復活業務を34200円分差し上げます。
当プロジェクトは2021年8月1日を予定しております。このリターンのご利用は2022年7月31日までとなります。
当プロジェクトが中止になった場合には内容検討の上で新プロジェクトを開始し、お預けいただいた資金はそちらに継承する予定です。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
50,000円
ディスク研磨・データ抽出による損失データ復帰 58000円分
現在弊社の主力サービスであるディスク研磨・データ抽出によるデータ復活業務を58000円分差し上げます。
当プロジェクトは2021年8月1日を予定しております。このリターンのご利用は2022年7月31日までとなります。
当プロジェクトが中止になった場合には内容検討の上で新プロジェクトを開始し、お預けいただいた資金はそちらに継承する予定です。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
100,000円
ディスク研磨・データ抽出による損失データ復帰 120000円分
現在弊社の主力サービスであるディスク研磨・データ抽出によるデータ復活業務を120000円分差し上げます。
当プロジェクトは2021年8月1日を予定しております。このリターンのご利用は2022年7月31日までとなります。
当プロジェクトが中止になった場合には内容検討の上で新プロジェクトを開始し、お預けいただいた資金はそちらに継承する予定です。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
プロフィール
ディスク研磨・データ抽出のアットアイデアです。 将来的にはさらに多くの記録媒体を扱うことを目標にしています。