シングルマザーとその子どもの置かれた状況

みなさんこんにちは。SAVOの佐藤です。今日は、SAVOのホームに来る子どもがどんな状況におかれていたかについて、少しお話したいと思います。

SAVOに来る子どものうち、比較的多いのがシングルマザーの子どもです。ウガンダでは未成年の妊娠が非常に多く、学校でできたカップルが子どもを産んでしまう場合も多々あります。そして、そういった若い母親の妊娠の場合、出産前後に父親が逃げてしまい、連絡が取れなくなる場合が少なくありません。

ウガンダでは、女性が1人で子育てしながら仕事をしてお金を稼ぐのは至難の業です。そもそも女性が就けるような仕事があまりないのが現状です。そのために、母子ともに生活に困窮してしまうのです。

SAVOで暮らしているマリアン（8歳）も、そういった状況に立たされた1人です。

彼女の父親も、彼女が生まれた後失踪し、どこに行ったかわからなくなってしまいました。母親は病気がちであり、ブレンダに教育を受けさせるどころか、薬を買ったり医者に行ったりすることすらできませんでした。母親は、涙を流しながら、職がなく貧しい生活の中で、子どもも自分も食べるものがなかった時のことを語ります。

母子ともに倒れてしまうことを防ぐため、SAVOでは子どもをホームに引き取り、安全な居住スペースと食べ物、医療、教育を与えています。同時に、母親には仕事を見つけてもらい、生活の立て直しを促します。子どもがいなければ、例えば首都カンパラでメイドの仕事などに就くことで、ある程度のお金を貯めることができるからです。そして母親が自力で子どもを育てられる状況になった時点で、子どもを家に返す活動をしています。

プロジェクトの期間もあと2週間足らずとなりました。第2目標まであと19,000円です。最後までご支援よろしくお願いいたします。

SAVO日本代表　佐藤陽介