札幌医科大学｜外科手技トレーニング施設の環境整備へご寄付を

皆様

 

平素より私たちの活動を支え応援をいただきまして、誠にありがとうございます。

今回の挑戦は、開始から6週間で達成率65％を超え、目標金額に向けてご寄付の輪が広がっております。ひとえに、ここまでご支援・ご協力いただいた皆さまのお蔭様です。感謝の念に堪えません。

 

今日、たとえば日々進歩する内視鏡、腹腔鏡、関節鏡、カテーテル機器などの操作技術向上は、該当する領域の外科、内科医師にとって大変重要な時代となりました。手術現場での知識伝達だけでなく、模型、動物モデルで十分に修練することが大切ですが、さらにそれらでは補えない部分のトレーニングとして、実際の人のお身体を使った基本手技や高難度術式を修練するための「サージカルトレーニング」が、我が国でも2012年から、医学教育のためご自身のお身体を提供してくださったご献体の会会員様とご家族様のご理解、さまざまなルール整備に奔走してくださった外科領域、解剖学領域の先生方、市民の方々、その他大変多くの方々の熱意に支えられ、今日まで各医科大学で続けられております。

 

「サージカルトレーニング」は、かつては医師の方々は自前で海外に研修に行かざるを得ませんでした。現在国内で研修できる時代となってきましたが、それでもなお、全国的にも年間研修できる件数に限りがあり、かつ南北に広い我が国の地理的な課題もございます。

 

札幌医科大学では国内でもいちはやく、学内各講座の先生方の連携のもと学内外の医師の研修施設として整備を進め、多くの若手医師、ベテランの医師の方々が道内外から訪れて研鑽を積んでいただき、さらに本学の医学部生にも先輩医師の実践さながらの真剣なトレーニング現場を見学できる機会を提供し、医師育成に向けた教育体制構築に努めております。

 

本プロジェクトで皆様の更なる応援をいただけますと、札幌医科大学における外科手技トレーニング施設の設備改善をさせていただくことにより、研修に参加した医師の方々の一回一回の学習効率の向上に、大いにつながります。また毎年の安定した研修会開催にもつながり、札幌医科大学を北海道、全国から研修参加していただける拠点として、私どももさらに整備を進めさせていただけます。医師の方々の技術向上により、ひろく市民の方々の医療安全に貢献できますよう、一層努めたいと思っております。

 

開始から本日まで、クラウドファンディングにご賛同いただけるよう、趣旨や熱意をでき得る手段を総動員し懸命に発信し続けておりますが、目標金額の700万円到達にはまだ至っておりません。

 

さらに多くの皆さまへこの取り組みを知っていただきたく、ぜひご支援ならびに、情報拡散という形で、お力添えを頂けますと幸いです。

 

ぜひ最後のひと押し、背中を押していただますと大変心強いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます！

 

札幌医科大学サージカルトレーニングセンター長

大崎雄樹