【プロジェクト終了のご報告】デナリSEA TO SUMMIT
本クラウドファンディングにて支援してくださった皆様
この度はクラウドファンディングにてご支援頂き本当にありがとうございました。
みなさんの暖かい応援のおかげで、我々デナリSEA TO SUMMITチーム3名は5月19日に無事アラスカから帰国することができました。
全員揃っての日本帰国をもって、本プロジェクトは終了となりますことをご報告します。
デナリSEA TO SUMMITプロジェクト終了に際して、
・プロジェクトの結果
・プロジェクトの収支
・リターンの発送状況
・今後の活動
について、ご報告があります。
下記内容をご覧になっていただきますよう宜しくお願いします。
【結果のご報告】
遠征自体は「海抜0mから徒歩のみでのデナリ登頂」という目標を達成することができました!
海から49日422kmかけて5月12日18時頃に標高6190m北米最高峰デナリの山頂に到達。
「成功」はもちろん嬉しいことですが、それ以上に海から山頂に至る過程において、多くの出会いや発見、喜びに満ちた充実した遠征となりました。
3月25日。マイナス7℃。流氷の浮く海をタッチし遠征スタート。
アラスカの人々の温かさに触れつつ、歩みを進めていきました。
まだ現像が完璧でなく確定版のものではありませんが、暫定の写真と共に遠征の様子を少しだけご共有します。
まだ雪が残る道
犬ぞりのマッシャーの方の家に宿泊
道中何もなく困り果てているところ食料を運んできてくれた通りがかりのジェイシー
タルキートナまで荷物を送り届けてくれたウェンディー
スキーを履いて引き始めた重い重いソリからの束の間の解放
デナリ周辺を旅していた犬ぞり隊に遭遇
そしていよいよ山麓、山中に入ると、シーズン前で誰もおらず、
ソリに苦戦したブッシュ帯
BCまでのクレバスの巣窟
誰もいないBC
青氷剥き出しの急斜面
マイナス35℃を下回る低音・強風環境
などなど、
海から登る醍醐味が詰まった冒険行となりました!
厳しい道のりも楽しむことができ、成功という結果も得られた大きな要因の1つは、
春先の不安定な気候に、メディカルキャンプで20日以上停滞せざるを得ない状況。増築に増築を重ねたイグルーも大活躍をしてくれました。
ひょっこり外を見る度に様々な表情を見せてくれる景色に毎回心動かされました。
グッと堪えて好機を待ち続けたからこそ、SEA TO SUMMITを達成した時の感動は非常に大きなものでした。
山頂から四方八方に伸びる氷河の数々。
メディカルキャンプに戻ると10数名のクライマーたちがようやくシーズンイン。
もはや僕たちの家となっていた愛しのイグルーに別れを告げC3へ。
ここまで順調かに思えましたが、デナリは簡単には帰らせてくれず、C3までは爆風、その後はガスって視界なし、という悪条件の中、無事BC到着。
しかし!悪天候でBCからタルキートナに向かうセスナが飛ばない。
来る日も来る日も男3人でただただパンケーキを焼いていました。
なんとか無事エアタクシーが飛んだ日はなんと帰国する日。その日の内にそのままアンカレッジの空港直行という超過密スケジュールでしたが、それでもタルキートナでは、レンジャーステーションやエアタクシーオフィス、街中でも沢山祝福してもらいました。
パートナーの2人、
応援本当にありがとうございました。
【収支のご報告】
皆さまからご支援頂いた資金は、全額デナリSEA TO SUMMITの準備・遠征費用のために使用させて頂きました。
内訳概要については、リターン品の作成や送付に関する費用がまだ確定していないため、確定し次第、活動報告にてまたご報告させて頂きます。
【リターンの発送状況について】
ご支援に対するリターンについても帰国後、準備を進めています。
WEB報告会、プロジェクトステッカー、プロジェクトTシャツ、オリジナルフォトブック、遠征メンバーとの交流会、講演会、富士山SEA TO SUMMIT、それぞれのリターンについては下記をご覧くださいませ。
■WEB報告会
2回にわけて実施するご案内を5月23日にメッセージにてお送りしました。
YOUTUBE LIVE配信用の限定リンクが添付してありますので、メールをご確認ください。
概要は以下になります。
▶︎第一回報告会『ベアとアラスカと私』
・日時:6月11日(日)18:00〜(90分を予定)
・形式:YOUTUBEライブ配信
→限定リンク:メールをご覧ください。
・内容:今回のデナリSEA TO SUMMIT遠征の様子を写真と動画を交えながら振り返ります!
海から森・氷河・デナリ山頂に至るまでの道のりを、2019年の挑戦の様子、今後の活動と併せて、私吉田智輝がご報告します。
▶︎第二回報告会『ボクらの時代(デナリ)』
・日時:6月13日(火)20:00〜(90分を予定)
・限定リンク:メールをご覧ください。
・内容:クラウドファンディング限定コンテンツということで、舟生大悟さん、渋沢暉くんと3人で対談します。「そんな時代もあったねと、あんな時代もあったねと」笑って話す90分を予定しています!! 様々なトピックで遠征を楽しく振り返りますのでお楽しみに!
(トピック例)
・お気に入りの写真一枚で振り返る想い出
・アラスカでの印象深い出会いは?
・遠征中のマイ最高メシ
などなど
★3人に聞きたい質問や届けたいメッセージなどがありましたら、6月12日(月)中までを目安に下記Eメールアドレスまでお送りください。また、万が一ご案内のメールが届いていない場合も下記メールアドレスまでお問い合わせください。
当日ライブ中でのコメント質問も受け付けます!!
■プロジェクトステッカー
予定通り6月末に発送予定です。
楽しみに待っていただけましたら嬉しいです。
■プロジェクトオリジナルTシャツ
現在Tシャツのデザインプリントの最終調整を行っています。
こちらも予定通り7月中の発送予定です。
ネイビー、ブラック、ホワイトの色はこちらにお任せ頂きますこと、予めご了承ください。
下記デザインでどの色が届くかお楽しみに!
■オリジナルフォトブック
『Because it is there from here』(仮)という題目で、海から始まり山頂で終わる構成の簡単なフォトブックを作成中です。
とにかく充実した遠征で、撮った写真も沢山。
帰国してからは、現像・選定するのに大忙しの日々ですので、お届けは7月末までお待ちください。フォトブックの仕様は簡易的なものになりますが、心を込めて製作しておりますので、楽しみにして頂けたら嬉しいです。
支援者の皆さんに遠征の写真をご覧になって頂けること、僕も楽しみにしています!
■遠征メンバー3人との交流会
こちらのリターンは予定通り、10月7日、8日の日程で長野県信濃町にて開催予定です。
具体的なスケジュールについては個別に調整させて頂きます。
とにかく充実した遠征で、一晩中かけても語り尽くせないかもしれません!
楽しい会になると思いますので、お楽しみに!
■講演会への登壇
こちらは有効期限1年以内の日程で実施予定です。
具体的な日程・場所などの詳細については個別に調整させてください。
■富士山SEA TO SUMMIT
こちらは7月中のとある日程で実施する調整が完了しています。
6月中旬に再度事前レクチャー、更に1ヶ月ほどの準備期間を経て挑戦となります。
今から僕も楽しみで仕方ありません!
【今後について】
SEA TO SEVEN SUMMITSプロジェクトでの挑戦が続きます!
今回のデナリ遠征達成を受けて、残りはいよいよ2座となりました。
続いては、エベレストSEA TO SUMMIT遠征へ挑戦します!
1000kmを超える海から山頂までの道のり、そして資金面などの高い壁がありますが、今回のデナリ遠征のように一歩ずつ準備を進めていきたいと思っています。
また、他にも日本で精力的にSEA TO SUMMITを軸とした活動を行っていく予定です。
活動内容については6月11日のWEB報告会でもご紹介しますので、お楽しみに!
クラウドファンディング終了のご報告をもって、皆さんへの感謝の気持ちが絶えるわけではありませんが、ここでひとつ節目ということで、改めて御礼申し上げます。
この度は暖かい応援、そしてご支援を本当にありがとうございました。
エベレストSEA TO SUMMITへの挑戦は、来年の実現に向けて準備を進めて参りますので、
今後とも応援どうぞよろしくお願いします!!
吉田智輝
2023年6月7日 長野県・信濃町 引越し作業を終えて何もない部屋にて