真の復興は間近!奇跡の美酒、世界流通に向けてあと一押しのご支援を。

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目標金額 5,000,000円
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プロジェクト本文
カンボジアの地雷原から生まれた奇跡の美酒を、
世界に羽ばたかせるために。
ページをご覧いただき、ありがとうございます。認定NPO法人国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD)理事長の高山良二です。
IMCCDは、2011年からポルポト軍最後の激戦地で、特に地雷汚染が深刻なカンボジア・バッタンバン州カムリエン郡タサエン村を拠点に、地雷除去活動を行っている団体です。
これまでに対人地雷1,181 個 対戦車地雷236個 不発弾1,953 発 を処理し、149箇所の地雷原603 ヘクタール(=東京ドーム約129個分)の土地を安全にしました。(2024年12月末現在)
破壊は一瞬ですが、復興には何十年もの継続した努力が必要です。そのためIMCCDでは、地雷処理だけでなく、地場産業発展の支援も行ってきました。
復興支援はコストがかかるため、地雷処理だけをやっては?というお声をいただくこともありましたが、地域の復興とはマイナスをゼロに戻しただけでは道半ばなのです。
IMCCDは皆様の温かいご支援を受けて、地雷を撤去し、再び耕作可能になった大地で育てられたジャスミン米やマンゴーなどを使って、“世界の頂点を獲れるようなお酒”をつくるクマエ蒸留を支えてきました。
長年、カンボジアの産業製品で世界的に認められているものは限りなく0に近かった中、“世界の頂点"を目指すという意気込みはまさに夢物語であり、悪戦苦闘が続きました。しかし今、その夢は、現実になっています。
地雷原だった大地から生まれた奇跡の美酒、クマエ蒸留のスピリッツ(蒸留酒)『ソラクメール』は昨年以降、世界の名だたるコンペティションで複数入賞し、多くの国のお酒好きな方々から待ち焦がれられる製品としてその地位を確立させたのです。

「ソラクメール」主な受賞歴|
<Kura Master 2023>
ジャスミンライススピリッツ 米部門 Platinum/完熟バナナスピリッツ バラエティ部門 Platinum/キャッサバスピリッツ(白) プレステージ・コウジ・スピリッツ部門 Platinum/マンゴーリキュール バラエティ部門 Gold
<IWSCワイン&スピリッツ2024 in ロンドン>
完熟バナナスピリッツ シルバー賞/キャッサバスピリッツ(白) シルバー賞/ジャスミンライススピリッツ ブロンズ賞/ジャックフルーツラム ブロンズ賞
カンボジアの産業製品が世界的な賞を受賞した例はなく、クマエ蒸留は功績を讃えられ、カンボジアの産業大臣の表彰を受けたほか、ドイツやオーストラリア政府などから支援を約束されています。
しかし、多くの方の期待に応え、世界の市場に打って出るにはあと一つ、大きな壁が立ちはだかっています。それが、衛生管理の国際基準である「HACCP(ハサップ)」の取得です。
味は大いに評価され、求められながらも、HACCPを取得していなければ取引を認めてもらえないのが世界的潮流なのです。
クマエ蒸留はお酒の売上が立つようになり、自立し始めているとはいえ、まだまだ職員の給料を支払うことで精一杯の小さな工場です。
現在、専門家のアドバイスを受けながら、HACCP(ハサップ)取得基準を満たす新設工場の建設を進めていますが、資金が大きく不足しています。
地雷原を平和な大地に変え、カンボジアを代表する製品として世界へ羽ばたくという“真の復興”の姿を叶えるために、最後の難関を越えさせていただきたく、クマエ蒸留を支援するクラウドファンディングを計画しました。どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。
クマエ蒸留の原点、歩み
創業17年を迎えるクマエ蒸留は、カンボジア王立プノンペン大学に通っていたソックミエン(現・クマエ蒸留 社長)と、カンボジアで地雷除去活動を続けるIMCCD 代表の高山良二との出会いから始まりました。
日本語も学んでいたソックミエンは卒業後、カンボジア政府の環境省に入る内定をもらっていましたが「カンボジアの発展のためには、政府に入る方がいいのか。あるいは、日本人と一緒に仕事をすることで日本人がなぜ国際的にも、ずば抜けて素晴らしいのかを学ぶ方がいいのでは…」と考えていました。
そんな最中、高山が日本語の通訳を募集していることを知り、環境省への就職を辞退して応募。2人は出会い、活動を共にすることになったのです。
高山がソックミエンにそう話したことが、クマエ蒸留立ち上げの原点です。
お酒造りの知識は何もないところからのスタートでしたが、地雷撤去後、安全になった大地の恵みを生かして「村人の生活を楽にしたい」という思いで、試行錯誤が始まりました。
酒造りにあたっては、IMCCDの地雷撤去活動の応援者でもある愛媛県「桜うづまき酒造」の篠原成行会長に黒麹の提供を受け、助言を賜りながら、カンボジアならではの高温多湿な環境のもと、独自の発酵・蒸留・熟成工程を確立させていきました。
現在、クマエ蒸留は、村人たちがつくったジャスミン米「ロムドゥール」を厳しい基準のもと買い取ることで、村人たちの農業への意識改革を行っています。
ただ農作物を買い取るのではなく、より良い作物を作ろうと村人たち自身が創意工夫する環境をつくっていくことこそが、タサエン村の豊かさと人々の誇りを醸成していくと信じているからです。
「ソラクメール」は現在の味が完成後も、思うように売れないまま何年もの月日が経っていました。マーケティングもブランディングも、わかる人間は誰もいなかったからです。
周囲から「無謀だよ」というお声をいただきながら、藁をも掴む思いで、国際見本市の最高峰フランスのリヨンで開かれる「シラ国際外食産業見本市」に2023年1月に出展したところ、各界の皆さまに賞賛をいただいたことが、その後のコンペティション参加、受賞へとつながっていきました。
クマエ蒸留社長 ソックミエンより
2023年に高山さんからフランス・パリで行われたお酒の品評会に出そうといわれ、そこで奇跡的にも4銘柄が入賞しました。更に今度は、イギリス・ロンドンで世界最高峰と言われるIWSC品評会に出しました。また奇跡が起き、4銘柄が入賞しました。
私は、地元の食品イノベーションと地元資源の付加価値に関連する多くの研究を行いました。現在、私たちは日本に輸出しており、ヨーロッパ、米国、英国、オーストラリアに市場を拡大しています。
これらの成果をオーストラリア政府やドイツ政府が知ることとなり、支援をしていただけるようになりました。オーストラリア政府からは、「HACCP(食品衛生管理の国際基準の認証)」を取得してくださいと要望されました。
しかし、今の私の会社クマエ蒸留にはそんな大金はなく諦めかけていたのですが、高山さんに「諦めるな、こんなチャンスはそうない、クラウドファンデングで皆さんに資金のご協力をお願いしてみよう」と言ってもらい、チャレンジを決意しました。
日本も大変な中とは思いますが、ご協力のほどどうかよろしくお願いいたします。
ご寄付の使いみち
いただいたご寄付は、IMCCDの活動費用のうち、クマエ蒸留への支援金として大切に使わせていただきます。
なお、今回のクラウドファンディングでは、お酒の返礼品はご用意しておりません。いただいたご寄付を一円でも多く復興支援に充てるため、ご理解を賜りたく存じます。
目標金額:500万円
ご寄付の使いみち:
・クマエ蒸留自立のための支援費用
主に、HACCP取得のための新設工場の建設費、設備購入費に充てさせていただきます。
※支援総額が期日までに目標金額を達成しなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行いたします。
※支援先であるクマエ蒸留より、本クラウドファンディングの実施、支援金の受け入れとクラウドファンディングページに公表されることに関しての承諾を得ております。
「ソラクメール」美味しさの秘密
「ソラクメール」は麹で醸した高品質のスピリッツ(蒸留酒)で、その基本的な製法は日本の本格米焼酎(単式蒸留米焼酎)と同じです。
最高級ジャスミン米を使用
主原料は、「ロムドゥール」品種のジャスミン米です。ロムドゥールは、2022年の「The Rice Trader World Conference(米トレーダー世界会議)」で「World’s Best Rice 2022」を受賞し、世界一の品質であることが認められました*。
クマエ蒸留は、世界最高品質のジャスミン米を約3週間かけて天日干しさせて原材料にしています。
天日干しは、機械乾燥と異なり、デンプン粒という微細な組織に負担をかけずに自然乾燥するため、お米の美味しさの元となる粘り・コシ・つや、そして風味に優れます。
カンボジアの気候が可能にした独自の発酵過程
「ソラクメール」の発酵過程は、気温40度・湿度80%という気候のカンボジアでこそ可能な独特のもので、クマエ蒸留発起人のソックミエンが、15年もの歳月を費やして試行錯誤を重ね、ついに到達した至高の製法です。
蒸米にタネ麹を振りかけて米麹を作り、この米麹にジャスミン米を1:2の比率で混ぜて、水も酵母も入れずにタンクの中で3日間寝かせます。すると2日目には空気中の湿気と酵母で自然発酵し始め、3日目にはとても甘い香りがして発酵が進みます。
これはカンボジアの風土が為せるプロセスであり、日本の本格米焼酎や泡盛とは異なります。
ここでようやく水と酵母を加え、さらに4日間をかけてアルコール発酵を促します。カンボジアの通常の酒造りでは、ここまでを5日間で行うのですが、ソラクメールは7日間かけて行います。
このように素材自身と本来の米麹の力をじっくりと引き出すからこそ、力強い風味となるのです。
地産地消の燃料で、高温・長時間蒸留を実現
「ソラクメール」の蒸留は、1回で高いアルコール度数の蒸留液を抽出することができるため、原料の特徴である香り、甘さ、コクといった風味がそのまま強く蒸留液に残ります。
この高温・長時間蒸留を可能にさせているのが、カンボジアならではの燃料です。
クマエ蒸留では、村の人たちの給料を上げ、雇用を生むために、徹底した地産地消を追求しています。その一環として、農家から買い上げた脱穀で出た廃棄物のトウモロコシの芯を燃料に使っていたところ、期せずして高温・長時間蒸留を実現していたのです。
可能な限り現地にある物を使い、自然を損なわず、現地にできるだけお金を落とすという哲学が、素晴らしい製品を生み出したと言えます。
税制上の優遇措置について
認定NPO法人国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD)へのご寄付は、寄付金控除等の税制上の優遇措置(減税)の対象となります。
寄付金控除を受けるには、確定申告の際に当会が発行した寄付受領書の添付が必要です。
寄付受領書は、ご希望の方に対してお送りさせていただきます。返礼品送付先 (ギフトお届け先)としてご登録いただいたお名前を宛名として作成します。
寄付の受領日(領収日):
READYFORから実行者に入金された日となります。2025年6月10日を予定しております。
寄付受領書の発送日:
2025年7月下旬を予定しています。発行までお時間をいただきますが、予めご了承願います。
※詳細はこちらのホームページを参照ください。
|ご寄付にあたってのご留意事項
・本プロジェクトはAll-in形式のため、ご寄付確定後の返金やキャンセルはご対応いたしかねますので、何卒ご了承ください。
・ギフトの送付先は、ご寄付時にご入力いただいた情報に準じます。ご寄付後にご入力いただいた情報を変更することはできません。アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力した情報は変更されませんのでご注意ください。
・「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクト終了後もPR等で利用させていただく場合がございます。ご了承ください。
- プロジェクト実行責任者:
- NPO国際地雷処理・地域復興支援の会代表(高山良二)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年8月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
クマエ蒸留自立のための復興支援費用として、HACCP取得のための新設工場の建設費、設備購入費に充てさせていただきます。
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プロフィール
元自衛官。カンボジアPKOに派遣され地雷の被害を目の当たりにする。2002年からカンボジアの人々と共に最前線で地雷や不発弾除去を続けている。
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プロフィール
元自衛官。カンボジアPKOに派遣され地雷の被害を目の当たりにする。2002年からカンボジアの人々と共に最前線で地雷や不発弾除去を続けている。

ウクライナ危機|女性や子どもが自ら未来を描くために継続的なご支援を

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