泰緬鉄道について　その６：　完成後の泰緬鉄道は？

1943年（昭和18年）10月17日、ビルマ側とタイ側から延ばされていた線路が繋がりました。25日には開通式が行われ、泰緬鉄道は完成します。

完成後の泰緬鉄道は、タイからビルマへ兵員と物資を運ぶために活用されます。1944年のインパール作戦の補給を担ったのも、この鉄道でした。

連合軍は、泰緬鉄道の駅や橋をめがけて、空襲を繰り返します。特に橋は爆撃目標となって破壊を繰り返しますが、日本軍はこれを直ちに復旧し、鉄道は走り続けます。

大戦末期、日本軍がビルマで敗れると、泰緬鉄道はビルマからタイへの退却路として使われるようになりました。下の写真は、完成した泰緬鉄道を走る列車の姿です。