閉校となった大谷小学校。建物を改修し、地域の未来を担う拠点をー。

 

 

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01：ご挨拶

 

こんにちは。 一般社団法人大谷ひはやの杜の代表理事を務めております、戸谷淳と申します。

 

島根県松江市にある旧松江市立大谷小学校・幼稚園は、惜しまれながらも児童の減少などを理由に2021年3月に閉校・閉園となりました。

 

閉校になった時点では明確な管理人は存在しなかったこの校舎。そのままの状態ではいずれ朽ちていってしまう。私自身も卒業生であり、祖父母、父、息子2人、4代にわたって通ったとても思い入れのある学校が朽ちる様子をただ見つめるのではなく、大谷地区を活性化させるハブにしていけないか、そう考え、行政から譲り受けるためにこの法人を発足させました。主にこの旧大谷小学校・幼稚園を活用し、大谷地域の振興を目的として、イベントスペースやオフィス運営事業を行っております。

 

 

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02：プロジェクトのはじまり

 

大谷地区にUターンして20年。閉校前の毎朝の日課は、「○○さん、お休みかな？」「今日の運動会がんばってね！」などと声をかけながら、自宅の前を通っていた小学生に挨拶をして送り出してあげることでした。

 

小学校の教室が4つしかないような小さな小学校（複式学級）でしたから、児童と保護者・先生たちの顔は、もちろん全員わかります。 

 

息子が通っている頃は、私自身もPTA会長を2年務め、「ノーテレビ運動」という活動に力を入れていました。テレビを消して「家庭の日」とうたい、テレビを消した時間を利用して家族で何ができるかを考えました。親子で晩御飯づくりのメニューを考えて一緒に料理したり、読書の時間を増やすことで読んだ本の感想発表をしたり、その活動の様子を同様な取組みをしていた他校と情報交換も実施しました。さらに、それを実践することでどういった結果が得られるのかを脳科学的な根拠も元に資料としてまとめ、県外のPTA総会等のパネラーとしても招待され発表したこともあります。

 

その活動が認められ、当時の文部科学大臣 田中眞紀子さんから全国表彰を受けに東京まで出向いたことは良い思い出です。少人数の小学校でしたから、皆が同じ方向を向いて積極的に取り組めたことが、認められた要因だと思います。

 

 

抗えなかった少子高齢化の波

 

そんな地域のシンボルであった大谷小学校・幼稚園も、少子高齢化の波には抗えず、2021年3月に最後の6年生卒業生1人を送り出した後は、町内の大きな小学校と統合され3年の時が過ぎました。

 

通学する児童の声がなくなり、グランドではしゃぐ声もなくなり、校内放送が漏れ聞こえてくることがなくなり、子どもたちの気配がなくなりました。静かで過ごしやすくなったという方もいますが、ただ静かに建物だけが残ってる小学校にどうしようもないさみしさを感じます。

 

 

ここに再び、人が往来している気配を感じる場所になれば、地域の方はもちろん、地域以外の方も集まって交流できるような新たなコミュニティーの場を創り出せれば、小学校がなくなってしまっても活気を取り戻すことができるのではないか。そんな想いで、約3年間の準備期間を経て、（一社）大谷ひはやの杜が行政より無償でこの建物を譲り受けることとなりました。

 

 

03：TERRACE OODANI

 

この度私たちは旧大谷小学校を「TERRACE OODANI」と名付け、地域活性化のハブとして活用していくことを計画しております。

 

TERRACE OODANIとは？

 

事務所棟である小学校の教室と廊下、店舗棟である保健室と給食ルーム、幼稚園を改装して生まれるカフェに囲まれた中庭があります。中庭には、管理がいき届かなかった池や幼稚園の砂場・花壇などがあり、囲まれた建物の窓越しにどこからでも人の動き・気配が感じられます。そんな中庭をコミュニティーの新たな場として活用しよう、ここのシンボルとなる場所に作り替えよう、という思いで施設全体を「TERRACE OODANI」というネーミングに決定しました。この場所が大谷地区を「照らす場所」になることもイメージしています。

 

 

私たちはTERRACE OODANIで多様な利用方法を提供することによって、地域のハブとなることを目指しています。オフィスやコワーキングスペースとしてビジネス利用を促進することで、安定的な収益を確保します。また、イベントスペースとしての活用により、地域内外から人々が集まりやすい場所を創り、地域活性化のきっかけを生み出します。これにより自然と人が集まる拠点を実現し、地域全体の発展に寄与します。

 

 

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04：クラウドファンディングで実現したいこと

 

市内のNPO団体さんと島根大学院生のご協力の元行われた音響測定の結果、木造かつ台形の創りをしている旧大谷小学校の講堂は、音の響きがとてもよいということが判明しました。

 

そこで、講堂・図書室・音楽室と区切られていた200㎡ほどのスペースを一体化させて、再活用の当初の案でもあった音楽を楽しめる場所にしよう！という計画の実現に乗り出しました。

 

実はこの講堂は以前までは、講堂と音楽室を仕切ってある大きな扉を開けると、おおきな舞台に早変わりし、子どもたちの音楽発表会や学習発表会が開催されていました。しかし図書室の空調改修計画によって、それぞれが仕切られ、大きな空間としての活用はなくなりました。

 

 

今回はそれをいわば元の活用方法に戻し、音楽コンサートが開催できる、多くの方に音の反響を楽しんでいただける場所にすることを計画しています。

 

 

音楽とアートを楽しめる場所へ

 

講堂中央にある仕切り壁を撤去することで、講堂を広く活用でき、多くの方に来場いただけます。音響測定の結果からも、木造の室内環境から音の反響が良いことがわかっているため、そこで演奏されるピアノや弦楽器の音は、ちょっとした小音楽ホール並みに楽しめることでしょう。

 

 

 

内訳は優先度の高い順に記載しております。現状、①②③④⑤を、私戸谷が立替費用にて実施をしている状況でございます。⑥についても、順次行っていく計画です。

 

今回のクラウドファンディングにて皆様からいただいたご支援については、①から順次かかる費用に充てていきたいと考えております（実施中・実施済の項目に関しても、今後の継続的な運営を見据えた費用額確保のため補填として充てさせていただきます）。

 

1st Project として、講堂・図書室・音楽室の一体化に加え、そこを音楽とアートを楽しめる場所に作り替えようと思います。

 

収容人数が約100名の講堂ですが、100名前後の規模の音楽ホールが、島根県内でも殆どなく、大規模のホール（数百名以上収容のコンサート会場）や、スタジオ規模（20～30名程度）の間の規模が無いことに、利用価値を感じている方々からの問合せが増えています。また、全国の地方都市でツアーを行っているミュージシャン関係者からも関心を持っていただいている声もあります。この小学校から約3キロ先にある全国的にも知名度のある、「玉造温泉」の宿泊地や温泉を利用しながらの会場利用としても期待できそうです。

 

 

 

なぜクラウドファンディング？

 

他にもさまざまな資金調達方法があるなか、クラウドファンディングに挑戦する理由は、広く多くの方にこの「TERRACE OODANI」のことを知っていただき、完成した暁にはぜひ足を運んでいただきたい、と考えているからです。

 

また私たちだけの手で創るのではなく、全国各地の方々の想いが詰まったあたたかい場所にしたい、クラウドファンディングを活用すればこの想いも実現できる、そう感じております。

 

なおリターン品には参加型のリターンや、オリジナルグッズもご用意しております。ぜひ楽しみながら選んでいただけますと幸いです。

 

 

05：ここに息づく想いを未来へ

 

現在も小学校に隣接する体育館で音楽コンサートは定期的に開催されてますが、講堂が利用できるようになれば、広さと音の環境にあった音源と雰囲気にあった内容でのコンサートが新たに企画されていきます。音楽室とつながる舞台にある扉は、常時、開けてるわけではないため、講堂の利用用途によっては閉じることもありますが、そのままでは広くて大きい白い壁になります。その壁を、リターンを利用して参加型のアートの場として活用しようと思います。

 

 

広くなった講堂は音楽利用に関わらず、マルシェなどのイベント、展示会やヨガ教室、卓球やNEWスポーツなどの広さを要しない運動の練習などにも使われる予定です。

※仕切り壁の撤去は、旧大谷小学校・幼稚園の再活用がスタートしたことのお披露目の機会として、お盆前に開催（8月10日）の地元夏祭り会場利用のために、撤去は完了しています。

 

 

 

また、さらに先の展望として、以下のような計画も考えております。

 

 

 

 

近隣にある玉造温泉の多くの旅館宿泊者の日中の滞在場所としての利活用や、企業・団体・教育機関からの研修場所としての利活用、更に、同じ松江市玉湯町内でベットタウンとして急増している若者家族の憩いの場（子ども達の遊び場・学び場活用）、小学校周辺の田畑や山林を活用して生産された農産品を味わえる拠点（レストラン、食品加工、食育の場）としても期待できます。

 

大谷小学校を卒業した多くの卒業生とのレガシー拠点として、更に次世代が活用できる拠点として、今までの140年間続いた小学校から、「TERRACE OODANI」と名前を変えて未来に向けて長く愛される場所として皆さんとともに歩んでいきたいです。
 

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06：リターンについて

 

本件にご支援いただいた皆様には、本件に関わってくださった証として、ささやかではありますが返礼をご用意しております。その一部をご紹介いたします！

 

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返礼コース①：小学校を絵に描いた藍染の手ぬぐい

価格：15,000円

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返礼コース②：TERRACE OODANI ロゴ入りマグカップ

価格：30,000円

 

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返礼コース③：講堂のステージバック扉にPoriさんと絵を描ける

価格：30,000円

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返礼コース④：湯町窯製のお皿（カフェでワンプレート皿としてオーダーする予定のもの）

価格：30,000円

 

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07：実行メンバーからのメッセージ

 

赤藤 昭彦（一般社団法人大谷ひはやの杜 理事／株式会社ARKカンパニー 代表取締役）

 

 

平野 友也（大谷森の家プロジェクト代表）

 

板垣 美紗（大谷森の家プロジェクトメンバー）

 

 

08：応援のメッセージ

 

樋野 修二 様（大谷自治会 会長）

 

加藤 幹雄 様（NPO法人松江サードプレイス研究会／ノヴィープロジェクト代表）

 

 

福光 昌美様（玉造郵便局長）

 

 

09：ご留意事項

 

●体験型リターンについて、天災や新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢の変化により、中止・延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。万が一中止・延期・内容変更となった場合も、いただいたご支援金は返金いたしかねますので予めご了承ください。

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの新着情報やSNS等発信などに利用させていただく場合があります。

●各種個別の日程調整が発生するリターンについて、調整の都合上、ご要望には沿えない場合がございますので予めご了承ください。

●ご支援確定後（第一目標達成後）の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

●ご支援確定後にアカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません。（個別にご連絡いただかない限り、原則としてご支援時に入力いただいた宛名と住所にリターンをお送りさせていただくことになります）のでご注意ください。