デハ1002号（2040号）救出・保存クラウドファンディング 達成・成立の御礼

皆様のあたたかいご支援に支えられ、第一目標700万円に続き、414名の方から合計806万3000円もの大きなご支援を頂くことができました。(2/24現在)

ご支援頂いた皆様、クラファン開催に際してご協力頂いた皆様、銚子電気鉄道様をはじめとする鉄道関係者の皆様、リターンのご協力を頂いた『鉄子の旅』関係者の皆様、車両輸送・保存計画にご尽力頂いた関係業者様、鉄道保存関係者の皆様、READYFORの皆様、そして本プロジェクトに関係して頂けたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

この2ヶ月間、暗く長いトンネルをデハ1002号（2040号）と共に走り抜いてくださり、本当にありがとうございました。
地下鉄電車として生まれたデハ1002号（2040号）にとって、トンネルを走るのは得意なはず。
それでも今回の挑戦は先の見えないもので、皆様にご心配をおかけしてしまいましたが、

「オレンジ色の銀座線」319両の最終走者は、その誇りを胸に、皆様と共にゴールまで走り切ることができました。



今回のクラウドファンディングは、デハ1002号（2040号）の終着駅ではなく、新たな旅のスタートです。
デハ1002号（2040号）は、65年間走り続けた鉄路を離れ、茨城県土浦市の「首都圏電車区」にて留置・修復を行うこととなります。
戦後の東京を支えた「オレンジ色の銀座線」として活躍した319両全てが鉄道路線のレールを離れますが、最終走者であるデハ1002号（2040号）は「首都圏の過去と未来をつなぐ存在」として、これからも走り続ける力を持っていると信じています。

「オレンジ色の銀座線」が戦後の東京を支えたこと。

地下鉄の第一線を退いた後も、首都圏の鉄道を支え、多くの人の夢を乗せて走り抜いたこと。

そして今回、皆様と共に「オレンジ色の銀座線」「営団2000形」「銚子電気鉄道デハ1002号（2040号）」の新たな歴史の1ページを加えることができたこと。

デハ1002号（2040号）を「首都圏の歴史と記憶の象徴」として、もう一度輝かせたい。
そして、いつの日か、都市の文化財として輝く日が来ることを信じて、これからも活動に励んでいきます。

今回のクラウドファンディングで皆様と共に達成した806万3000円というご支援額は、デハ1002号（2040号）の救出に必要な金額であると同時に、

「首都圏の引退電車の保存・活用」の未来に向けた新たな可能性を示すものでもあると思います。

どんなに暗く長いトンネルでも、その先に光があるなら、決して諦めない。
その覚悟で、皆様と共に走ってまいりました。
デハ1002号（2040号）の修復・活用には、まだ長い道のりが続きますが、私たちの活動にご支援・ご協力を頂ければ幸いです。

今後、地下鉄電車保存会ではリターンの見学会などの企画・準備を進め、ご支援者の皆様に素晴らしい時間を過ごしていただけるよう準備を進めていきます。

リターンのご案内や発送も順次行ってまいります。
何かございましたらREADYFORのメッセージ機能よりご連絡ください。
また、リターンに関する連絡もREADYFORのメッセージ機能を通じて行いますので、受信可能な状態にしておいていただけますと幸いです。

この度は、デハ1002号（2040号）の救出にお力添えいただき、本当にありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、現段階では具体的な車両名の公表は控えさせていただきますが、
私どもはこれからも「首都圏を支えた貴重な鉄道車両の救出・保存・活用」に全力で取り組んでまいります。
今後とも「人々の記憶と思い出に残る電車たちの夢の並び」を皆様と共に叶えられるよう、引き続き尽力してまいります。

皆様のご支援に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。