
寄付総額
目標金額 2,000,000円
- 寄付者
- 766人
- 募集終了日
- 2019年12月20日
予選会で194位のジャンプアップを遂げた理由~理工学群・猿橋

こんにちは、筑波大学陸上競技部中長距離ブロック長距離パート3年の猿橋拓己です。平素より多大なご支援・ご声援を賜り、誠にありがとうございます。
10月26日に行われました箱根駅伝予選会にて、我々筑波大学は26年ぶりに箱根駅伝本戦への出場権を獲得することができました。走った選手とサポートにまわった仲間達、スタッフをはじめ、日頃より私たちの活動をご支援・応援してくださる皆さまがいたからこそ悲願を達成できたと深く感謝しております。
クラウドファンディングという寄附金募集のメディアツールを通して直接支援してくださっている方々はもちろんですが、筑波大学基金への寄附や各SNS上での情報拡散や応援メッセージ、また激励を直接してくださる方々にどれだけ励まされたか計り知れません。
チーム筑波(All TSUKUBA)で箱根駅伝本戦への切符を掴み取ることができたと実感することができ、全てが僕にとって貴重な体験となっています。
さて、僕は、箱根駅予選会において、昨年から194位も順位を上げることができました。今までのことを振り返りながら、僕がこの1年で成長できた理由について書かせていただきたいと思います。まずは、直近の箱根駅伝予選会のことからです。
▼仲間とライバル
僕の箱根駅伝予選会(ハーフマラソン)の個人成績は以下の通りです。
個人20位(チーム内3位) 1時間04分04秒
僕が夏前から予め立てていた目標は1時間4分以内でしたが、この目標に僅かに届きませんでした。しかし、当日のコンディションを考えると合格点を出しても良いと考えます。実際に個人順位から判断すると、厳しいコンディションの中でもしっかりとまとめる走りができたと評価できます。
一方で、正直悔しさもあります。それはチームトップを狙っていたからです。
金丸さん(体育4)と同期の西(体育3)に負けたことが、とても悔しいです。練習の状況からは勝てない相手ではなく、3人の誰もがチームでトップを取るつもりで、練習では互いに刺激し合い、成長してきました。
そんな中で3人中3番目という結果で終わったことは、自分の今の弱さであり、今後の課題なのだと思います。
レースとしては金丸さん、西、途中まで相馬と集団を形成しレースを進めていました。このメンバーと同じ集団で走ることの安心感は大きかったと思います、10km、15km通過地点でチームメイトが掲げる順位の書かれたプラカードを目にした際には、お互いに声をかけ合い、励まし合いながら走っていました。
チーム戦なので、一人だけが良くても駄目です。同じ集団にいる3人全員が一つでも順位とタイムを上げることを考えて走りました。互いがチームでトップを取ることも、大きな原動力になっていたと思います。心を一つにするレースでの「協力心とライバル心」。この絶妙なバランスを取る経験は初めてで興奮しました。ゾーンに入った!という感覚です。
すると、後半にかけて順位も上がっていき、最後は個人の部20位でレースを終えました。正直なところ、こんな上位で僕自身が走っているなど全く分かっておらず、ただただガムシャラに、3人で協力し合いながら前を追って走っていました。
つまり、練習でもレースでも、仲間と協力しながらレベルアップを図り、時には、良きライバルとして切磋琢磨した結果が、今回の箱根駅伝予選突破をもたらしたのです。
予選会以降、様々な方々より「おめでとう」「お疲れ様」といった激励のお言葉をいただき、箱根駅伝出場の反響の大きさに毎日驚いています。今回の箱根駅伝予選会で26年ぶりに箱根駅伝本戦を決めた国立大学として、筑波大学は注目を浴び、予選会を個人20位で走った選手として僕自身にも少なからずスポットが当てられることになると思います。
予選会では全くのノーマーク大学、ノーマーク選手が、今回の結果で以前とは異なる立場になると思うと胸が躍ります。良い影響にもその逆にもなりかねない状況だとも思いますので、僕自身がこの状況をどう生かすか?が重要です。適度なプレッシャーとして、個人・チームともに更に気を引き締めて活動していくきっかけにしたいと思います。
▼入学当初の低迷期からの脱却
入学当初のことを少し書かせていただきます。僕は、大学1年時5000mで15分すら切れず、練習では強くなった実感があった2年時も、練習で養った力を本番で発揮することができませんでした。明確な原因もわからないまま、記録会に出場しては理想とかけ離れた結果を繰り返す自分自身が嫌になることもありました。
そんな状態ですから、箱根駅伝予選会も1年時は補欠で、2年時は214位という散々な成績。自分が描く姿から程遠い結果しか出すことができませんでした。
しかし、今ではチームの主力の1人として勝負できるレベルにまで成長できたと思っています。去年から順位では194位のジャンプアップ、記録では2分以上も向上させることができました。この数字は、出場全選手の中でもかなり上位になるのではないでしょうか。
予選会後に、卒業した先輩方から「猿橋がこのレベルまで成長したなんて信じられないよ」とまで言っていただけました。何かを大きく変えたわけではありませんが、意識の改革が大きな要因かなと感じています。
現状把握の徹底、競技に対する思いや理想を定期的に整理するようにしました。すると、今の自分がすべきことが明確化され、悪循環が減っていくようになりました。
とても当たり前のことのように感じるかもしれませんが、目標と現状の差を客観的に判断し、受けとめる作業は思うほど簡単ではありませんでした。目標までのかけ離れた距離を認めなくてはいけないためです。
▼互いが影響を与え合うチームへ
僕が成長できた最大の要因は、仲間の存在だと思います。どんな時にも支えてくれ、的確なアドバイスをくれ、僕の目標であり続けてくれた仲間たち、とくに同級生には本当に感謝しています。
相馬の前回の箱根駅伝出場、西の成長など仲間の活躍に刺激され、大土手や児玉が苦しみながらも成長を遂げ、尾原や上迫が苦労しながらチームをまとめる姿を目の当たりにしてきたからこそ、僕も成長できたのです。
同期と苦しい状況を乗り越えた経験はかけがえないない財産。だからこそ、苦しんでいる後輩たちがいるのならば、今度は僕が支えになる存在になりたいと思えるようになりました。
支えといっても、何も格好つけるわけではなく、自分の行動や言動で何らかのヒントを与えられるような存在として、僕自身が成長を続ける根拠を示すことだと思っています。
今のチームには先輩、後輩の垣根なくアドバイスや意見を言い合える雰囲気があります。これは、主将の大土手や尾原、上迫が中心となり皆で作り上げてきたものです。よく考えると、一つのチームになったからこそ、各々が自分の課題と向かい合うことができ、皆が成長するようになったのだと思います。
「個人が高い意識を持つ」
↓↓↓↓↓
「集団の意識レベルも上がる」
↓↓↓↓↓
「所属する個人にも好影響として返る」
といった単純なものですが、今のチームには好循環が生まれています。雰囲気が変わり、本気の集団になったことで、それぞれに良い変化が生まれ始めているということです。こんなチームで迎える箱根駅伝本戦が楽しみで仕方ありません。
予選会に向けて必死に準備してきていたため、箱根駅伝本戦への準備は2ヶ月間もなく、どのような結果になるかは全く予想できません。しかし、予選会でも前評判が一切高くない自分達でも結果を残すことが出来ました。残りの期間もチーム全員が本気で取り組み1月2日、3日を迎えたいと思います。
▼こだわりたい文武両道と箱根駅伝
僕が筑波大学で箱根駅伝を目指すことにした理由として、学びたい学問・研究と部活動(箱根駅伝)の両立が可能な大学が筑波大しかなかったことが挙げられます。私は理工学群・社会工学類にて都市計画という分野を専門に学んでいます。この分野で学ぶことが大学を選ぶ上で一番の軸でした。
簡単に入れる大学ではないため、不合格のリスクを背負いながら受験勉強しましたが、無事に入学し、陸上競技を続けることが出来ています。
僕以外でも、医学群で学ぶ川瀬さんや理工学群の山本のようにチームの代表として箱根駅伝予選会を走ったメンバーもいます。そのように、チームには体育専門学群以外の学生も半数近く在籍しており、総合大学らしいと感じます。それ故に、チーム内の会話も面白いです。
一方で、競技と授業の両立は、とても大変です。体育専門学群以外の学群は、授業が18時過ぎまであることが多く、一人で夜遅くにポイント練習を実施することを強いられます。実習の時期は、練習後も大学の研究室に戻り、夜遅くまで作業することもあります。これを「忙しい」「時間がない」といった言葉で片づけることは簡単ですが、僕たちはこれを充実だとも捉えます。
「なぜ、自分が筑波大学に進学して競技を続けているのか」を常に自問自答しています。「理工学群でやりたいことを学び、なお且つ、陸上競技にも打ち込む境遇は、自分の理想だろう」「この両立こそが筑波大学でしかできないことなのだ」と自分に言い聞かせ続け、今では、当たり前のことと捉えることができています。
他大学のことは分かりませんが、ここまで勉学と競技スポーツの両面で充実した生活を送る(箱根駅伝を目指す)集団はないと勝手に自負しています。
今回の筑波大学の箱根駅伝本戦出場を機に、全国の多くの高校生に勉強と競技の両立を目指して頑張っている大学であるということを知ってもらうことも、僕の務めだと思っています。
そうは言っても、簡単に両立などできす、相当な覚悟がないと難しいです。僕自身もできているとは思っていません。これからも向上心を持って全てのことに取組んでいくつもりです。
▼箱根駅伝を目指すことで成長したい
弘山駅伝監督が日頃からよく言います。「箱根駅伝(を目指す学生活動)を通して、自分たちがどう成長できるか」が最も重要なのではないでしょうか。近年、箱根駅伝の規模が拡大し過ぎていますが、あくまで大学生の対校駅伝であり、走るのは学生です。
学生である以上、学問・研究へ力を入れ、心技体を高めることが求められると思います。僕は、箱根駅伝を目指していく経験を、卒業後・将来に活かしていけるようにしたいと思っています。だからこそ、全てにおいて妥協するつもりはありません。
僕たちチームは、国立大の箱根駅伝出場という偉業を成し遂げました(=周りの評価であり、僕たちは偉業とは思っていません)。大きなことを成し遂げることの難しさ、付随する犠牲、そこに至るまでの過程、計画性の大切さ、実行力といった様々なことを学ぶことができました。当然、苦しい思いや挫折も味わってきました。無我夢中で目標を追いかけ、苦難を乗り越え、そして、夢を掴み取りました。
箱根駅伝の予選を突破し、本戦を走るという経験は貴重ですが、それ以上の“かけがえのないものを手にした”と感じています。将来、この経験が僕たちを支え、そして、人生を生き抜く糧になると確信しています。
僕が思い描いていた「筑波大学でなりたい自分」に近づいてきています。理想が僕の原動力。だからこそ、常に理想をレベルアップしながら、永遠に到達しない『理想の自分』を掲げ、追いかけていきたいと思います。
今、僕たちが目指すべきものは、「シード権獲得」という更に高い目標です。チーム全員で本気でこの目標に向かっていきます。未知の領域への挑戦を楽しみながら、全員がさらに成長できるように力を合わせて進んでいきたいと思います。
こうした自分たちが描く理想に向かって活動ができているのは、クラウドファンディングでご支援くださる皆様がいるからです。コンディショニングサポート費用は、僕たちにとって大きな存在です。今後とも、温かいご声援・ご支援をよろしくお願い致します。
ギフト
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※スティックバルーンは箱根駅伝(2020年1月2~3日)に間に合うように事前送付いたします
※@u.tsukuba.ac.jpからのメールを受信できるように設定をお願い致します
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