寄付総額
目標金額 3,000,000円
- 寄付者
- 379人
- 募集終了日
- 2021年7月31日
箱根駅伝出場を目指す国立大学の本気の挑戦!サポーター募集中!
#スポーツ
- 総計
- 145人
【能登豪雨】地震の被災地が浸水 緊急支援を開始!
#災害
- 現在
- 15,215,000円
- 寄付者
- 1,588人
- 残り
- 27日
地球の宝を守りつづける|マンスリーサポーター
#子ども・教育
- 総計
- 630人
若年性認知症の克服に向けた研究を推進し、治療や早期診断へつなげたい
#医療・福祉
- 現在
- 505,000円
- 寄付者
- 16人
- 残り
- 45日
松竹大谷図書館|演劇・映画の宝箱、貴重資料を未来へ【第13弾】
#本・漫画・写真
- 現在
- 2,218,000円
- 支援者
- 159人
- 残り
- 19日
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。
#動物
- 現在
- 9,491,100円
- 支援者
- 575人
- 残り
- 26日
視覚障がい者の明るい未来を実現する盲導犬の育成費にご支援を!
#医療・福祉
- 現在
- 2,746,000円
- 寄付者
- 156人
- 残り
- 27日
プロジェクト本文
終了報告を読む
第一目標達成の御礼とネクストゴールについて
熱い応援とご支援を本当にありがとうございます!
おかげさまで第一目標としていた300万円到達することができました。沢山のご支援を頂いていることに、心からの感謝と感動を覚え、そして、期待に応えなければならないという大きな責任と期待に応えたいという情熱の高まりを感じています。
残る期間でネクストゴールに挑戦させていただき、以降の375万円は、2022年箱根駅伝本戦出場に向け、現役生のコンディショニングおよびトレーニングのサポート費用などに使用させていただきます。
学生たちは、晴れの舞台である箱根駅伝を颯爽と駆け抜ける自分たちを夢見ています。皆様のお力をお借りしながら、最大限の努力を重ねていくはずです。伴走者として最後まで彼らを支えてください。
チームつくばの力をエネルギーに予選会を突破し、伴走者の皆様と箱根路を共に走ることができるよう精一杯頑張っていきます。引き続き、よろしくお願い致します。
天と地の差
「26年振りの出場を果たした96回大会と僅差で敗れた97回大会」
筑波大学 陸上競技部 男子駅伝監督を務めている弘山勉と申します。クラウドファンディングを活用し、『筑波大学箱根駅伝復活プロジェクト』へのご支援を皆様にお願いするのも、今回で6年目となりました。
筑波大学陸上競技部は、第96回箱根駅伝予選会において予選突破を果たし、26年振りの箱根駅伝本戦出場を叶えることができました。第1回大会優勝の東京高等師範学校から数えて、出場回数が一つ増えて61回となり、26年間止まっていた時計の針が動き出すようで、卒業生や陸上競技部OBOGの方々の興奮は最高潮に達したと聞きます。
箱根駅伝予選会史上で最大のサプライズと言わしめた快挙は、何ら偶然でもなく、多くの支援者と協力者の皆様と共に歩んできたステップアップがもたらした必然の結果だと思っています。
学生たちにとって箱根駅伝出場という高次元の成功体験が増えたことの価値はとても大きく、その結果がもたらす波及効果は絶大だと思います。『筑波大学箱根駅伝復活プロジェクト』は、学生たちを高みへと導く手段であることを考えると、大きな前進になったと言えます。
学生たちが喜ぶ姿を見て、頑張ってきて良かったと思ったわけですが、私には、もっと他の特別な感情がありました。
4年間(=当時の年数)も学生たちを支えてくださったクラウドファンディング支援者の皆様と歓喜を分かち合えたことです。このような経験は初めてのことでとても新鮮で興奮を覚えました。感情の高揚も大きかったですが、やっと恩返しができたことに安堵し胸を撫でおろすような気持ちにもなりました。
大観衆の前で伝統の黄色い襷をかけて走った“学生にとっての念願の舞台” である箱根駅伝本戦の成績は20位という残念な結果に終わりました。興奮と屈辱を味わった学生たちは、箱根駅伝の素晴らしさを肌で感じ「この舞台で再び走りたい」「本戦のリベンジは本戦でしかできない」を合言葉に、2年連続の予選通過を目標に頑張ってきました。
しかし、第97回箱根駅伝予選会において、筑波大学チームは、予選通過となる10位から遅れること僅か18秒で予選突破を逃すことになりました。
2年連続の箱根駅伝本戦出場を信じて頑張ってきた学生にとって、18秒という一人2秒にも満たない差は、あまりにも無情過ぎました。私たちに「惜しかった」などという感情が湧くはずがなく、「この差なら何とかできたはずだ」と学生たちが私の傍らで茫然と立ちすくみ、泣き崩れたのは当然のことです。
「天を仰ぐ」とは、正にこんな場面で使うのだろうと思います。多くの人が天を仰ぎ、クラウドファンディング支援者の方も同じように悲しんでくれたに違いありません。
しかし、コロナ禍の活動制限による遅れを短期間で取り戻して正々堂々と戦った学生たちを誇りに思います。コロナ禍の厳しい状況を乗り越えた学生たちの努力が報われなかったことへの責任や、応援してくださる卒業生を含めた大学関係者の方々の願いに応えられなかった残念な気持ちでいっぱいでした。
そして、支援してくださるクラウドファンディングの伴走者の皆様に2年連続出場の公約が果たせなかった無念が残ります。
私は、学生たちが泣き崩れるのを見て、指導者として様々な思いが交錯し、僅か18秒が天と地ほどの隔たりを生むことを思い知らされました。
これ以上の悔しさはありませんが、冷静に考えて、国立大である筑波大学が箱根駅伝予選会で11位という成績は大善戦だと思います。そのような労いの声をたくさん頂戴しました。
前年の出場がフロック視されていたので、落選であっても、11位の次点ということで筑波大学の実力を示すことができたのかもしれません。
コロナ禍で厳しい活動制限を強いられた中で、学生は良く頑張ったと労いの言葉を掛けてあげたい気持ちが強いです。ただ、どんなにポジティブに思考を巡らせても、頭の中を彷徨った末に導き出される考察は、悔しさと悲しみの先にある心の空虚にしかたどり着きません。
クラウドファンディングによる支援が筑波大学を変えた
モンスターコンテンツと呼ばれる箱根駅伝は、大学のブランディングに欠かせない学生スポーツの最高峰として位置づけられています。そんな中、私立大学はさらに箱根駅伝の強化に乗り出している感さえあります。
近年、外国人留学生を迎え入れて、念願の箱根駅伝出場を果たそうとする私大が増えています。推薦入学の枠を充実させ、スカウトにも熱が入っている。国立大である筑波大学が置かれている状況は厳しさを増していると言えます。
そんな状況下で、制限の多い国立大学が箱根駅伝に特別な強化をしている私立大と対等に戦うのは難しいです。それを可能にしているのが、支援者と協力者の存在です。とくにクラウドファンディングの支援者の方々は、文武両道学生の伴走者として、過去4年間に渡り学生をずっと支えてくださいました。
皆様の支援を受けて、アパートの食堂設備をリニューアルしたり、移動用の車両をリースしたり、学生を取り巻く環境を整備することができました。それに伴い、筑波大学の箱根駅伝予選会成績は上昇を辿り、2019年には予選突破を果たすことができたのです。多くのご支援により、コンディショニングサポートを充実させて、厳しいトレーニングを乗り越えることができたからです。
食事サポートの人件費、スポーツトレーナーの合宿帯同費、コンディショニング・トレーニング用具購入、合宿費補助、サポートスタッフの旅費交通費など、箱根駅伝出場のためには、どれも欠かすことのできない要素ばかりです。それらは支援がなかったら成り立たず、おそらく20位以内に入ることも難しかったと思います。
高校時代に無名の選手を強くするしか戦う術はない
国立大である筑波大学は、箱根駅伝だからと言って推薦制度を充実できるわけがありません。学生を育てて走力を大きく伸ばすしかないのですが、現実として、教育や指導だけで対等に戦えるほど、現代の箱根駅伝は甘い世界ではないです。
もはや、箱根駅伝は実業団レベルと言ってよく、専用の寮、充実した食環境やトレーニングルーム、専属トレーナーの配置、学生を取り巻く環境を整備し、活動をさらに充実させてきていることは容易に想像がつきます。
筑波大学に入学してくる学生の大半は、高校時代は無名の選手ばかりです。そんな選手を短期間で強くするのは、簡単なことではなく、箱根駅伝で通用する競技レベルに達するには、普通のことをしていては、4年間では足りません。高校時代の練習量が絶対的に少なく、カラダが鍛え上げられていないからで、強化の段階で脚が悲鳴を上げて、練習離脱という事態に陥ることがしばしばです。
かと言って、怪我をしないように“石橋を叩いて渡る育成方式”では、走力が高くなるまでに卒業を迎えてしまうことになります。指導者としては「怪我をさせたくない ⇔ 強くさせたい」という狭間でジレンマを抱える状況が、今までも、そして、これからも続きます。
知と技で勝負するのが筑波大学
普通のことをしていては、筑波大生が箱根駅伝予選会で通用するレベルに到達することは不可能と書きましたが、それを可能にするのが「知と技」+「クラウドファンディングによる支援」になります。簡単に言うと「トレーニング効果を効率的に獲得する方法論の追求」と「良好なコンディションを保つ支援の充実」になります。
入学時には競技力が高くない筑波大生のかなりの工夫 場合は、競技力を短期間で高めないといけません。 と強い意志が必要になるという難しさがあります。避けて通ることができないハードなトレーニングを、どういう理論で組み、カラダを回復 させるバランスを如何に整えるか、にかかっているのです。
18秒差敗退を思い出すたびに悔しさがこみ上げてくるのですが、私は「もっと貪欲に“知と技”を突き詰めなさい!」という天からのお叱りと受けとめています。
現在、たくさんある体育系の研究領域のうち4つの研究室と連携し、研究に絡めながら、
主にコ ンディショニング関連で協力をお願いしています。運動栄養学研究室(麻見准教授と大学院生)
・学生の現場実習を兼ねた食事提供(管理栄養士の資格有の大学院生)
コンディションやトレーニング内容を考慮
季節による献立の工夫
・塩プロジェクトの共同研究(終了)
・血液検査、体組成測定
運動生化学研究室(征矢教授と大学院生)
・ストレス定量測定とコンディション&運動能力評価
・ストレス対応力の評価と個別フィードバック
体力学(運動生理学)研究室(鍋倉教授と大学院生)
・最大酸素摂取能力測定
・ランニングエコノミー測定
・LT,OBLA算出
体育心理学研究室(坂入教授、雨宮助教)
・メンタルトレーニング
マインドフルネス
・心理チェック
これらの研究室には、駅伝チームの学生や大学院生が所属しており、連携を強化しつつ、学生自身の学びを促しています。研究分野を複合させて、コンディショニングの理論構築も目指しています。
つまりは、各種測定データを活用して、トレーニングの現場に活かすことが目的になりますし、現場の知見や見解を研究分野にも伝え、現場で活用できるメソッド開発も目標です。その中に、学生が験者や被験者としている理想的な学びの場ができつつあります。
また、今年3月からチームで勉強会をスタートさせました。学生たちが深く知りたいテーマをピックアップして、講師役となる学生が調べて発表する場を設け、活発なディスカッションをしています。同時に、私の知識も惜しみなく伝えています。「知」の部分で、学びの環境整備はかなり進んだと思います。
あとは「技」です。知っていても、活用できなければ意味がありません。チームとしての方針に従いつつ、自分に合ったかたちでカスタマイズして取り入れていくことが求められます。
その方法や工夫が技なのですが、忘れてはならないのは、そこには、冷静に自分を分析する力と継続させる強い意志が必要だということです。心技体と言われる所以だと思います。
コンディショニング(疲労回復と怪我の予防)を充実させる必要がある
学生たちが心身のレベルアップを果たし、さらに上位のステージに進むと、トレーニングの質と量は、さらに厳しさを増していきます。昨年の予選会では、前年に予選会でチーム10番目以内に入った学生8人のうち3人が怪我で予選会出走メンバー入りを逃しています。
この3人の中の一人でも怪我による離脱がなければ、18秒差は簡単にひっくり返し、2年連続の箱根駅伝出場を叶えていたはずです。そう思うと悔しさがこみ上げてきますが、まだ足りない部分があるという課題を提示されていると受けとめて、進んでいくしかありません。
一番の課題は、トレーニング(カラダの破壊)とコンディショニング(カラダの修復)のバランスだと思います。文武両道活動で疲弊したカラダを回復させるには、食事の提供とスポーツトレーナーによるカラダのメンテナンス、トレーナーの合宿帯同、などが絶対に必要です。
それらコンディショニングに関わる人件費は、かなりの額に達します。それでも怪我を防ぐことは難しいので、セルフ治療器やコンディショニング用品の増設を検討する必要があると思っています。
夏休みしかできない合宿を集中して実施するための補助金もそうです。自治体から合宿誘致の助成金がもらえる地域を渡り歩いていますが、それでもかなりの金額になります。昨年の予選会も短期集中型の強化合宿がなかったら、コロナ禍での活動制限の影響を受けて大惨敗していたはずです。
筑波大学の箱根駅伝出場には、学生のコンディショニングサポートと強化練習の充実が必要なのです。そのために、クラウドファンディングを毎年実施し、協力をお願いしています。
つまり、クラウドファンディングの支援者は、まさしく学生の伴走者です。学生に寄り添うようなコンディショニングサポートの実現は、応援してくださる皆様の存在で成り立っているのです。
ご支援と協力をいただいている方や団体を挙げると枚挙にいとまがありませんが、中でもクラウドファンディングによる支援者の皆様は、過去5年間も学生たちを支えてくださった感謝してもしきれないほどの存在なのです。
クラウドファンディングによる競技力向上と意識の高まり
2016年にクラウドファンディングで支援をいただいてから3年間の予選会成績は、24位→19位→17位と上昇し、予選通過となる10位との差は、22分40秒→13分09秒→8分56秒と短縮していきました。目標までの差が大きいほど現実味が帯びず、「自分たちができる」とは思えないものです。
それが、2018年の予選会で10分を切ったことで、意識が大きく変わりました。関東学生連合チームとして、箱根駅伝5区に出場した相馬が、その経験と興奮をチームに持ち帰ってきたことがさらに拍車をかけました。2019年にチームは改革をして、ついに箱根駅伝出場という夢を叶えるに至ったのです。
チーム運営や活動そのものの水準の引き上げは、クラウドファンディングの支援があったからこそです。コンディショニングサポートが充実したことによる成績アップがもたらした結果と断言しても間違いではないでしょう。
2020年は、コロナ禍で苦しいチーム状況を乗り越えることができたのも、精神や活動の水準が引き上げられたチームだからと言えると思います。
私たちは、単なる部活動の駅伝チームではないと思っています。プロジェクトであり、クラウドファンディングという形で寄付を得て、活動していることから、課外活動のさらに上の意識が必要となっています。競技力向上と同時に、責任感や向上心、自己啓発心、自他共栄、精力善用など多くの学びが必然的に生まれてきます。
「箱根駅伝を目指した文武両道活動を人材育成に」というビジョンを掲げて推進している箱根駅伝復活プロジェクトは、成績が伴って初めて認められるものです。成績向上によって箱根駅伝出場の可能性が高まり、大志を抱いて入学してくる高校生が増えてきたことが大きいです。
学生が入れ替わりながらも、新陳代謝を繰り返し、大志という原動力が増しながらチームと学生は確実に成長を遂げてきたと言えるでしょう。だから、第96回箱根駅伝本戦出場が成し遂げられたのです。
箱根駅伝復活プロジェクトは、運動部活動のさらに上の領域での活動を意識していかなかればなりません。さまざまなステークホルダーとの係わりが発生するからです。私たちは、本学の関係組織や教職員、研究員などを含めて、さまざまなステークホルダーにメリットやベネフィットを提供することも使命となります。
その代表的なものとして、クラウドファンディングがあると思っています。数百人の方々との繋がりは、大きなエネルギーを生む源泉になるはずです。次の段階では、その関係性を元に、社会貢献や社会還元に繋がていくことを目標にしたいと思っています。
まずは今年、オンラインミーティング・ツールを活用し、激励会(懇親会)を8月・9月・10月の各月1回で開催し、支援者の皆様とディスカッションできればと考えております。また、箱根駅伝予選会当日は、オンライン応援会として、支援者の皆様が集って、TV観戦しながらレースの状況を共有し、エールを送っていただく会を開催する予定です。
活動を通して育成した人材を社会に還元すること
本プロジェクトの最大のミッションが人材育成と社会に貢献する人材の輩出することが社会還元につながると考え、私が駅伝監督に着任して以来のリーダー格の学生の当時と現況を少し紹介したいと思います。
紹介したい学生は、他にも多数います。本学の生命環境学群を卒業した後に、他大学の医学部に入学して、医師を目指している者もいますが、わかりやすくブロック長や駅伝主将、主務をピックアップしてみたのが上記の表になります。企業に就職し実業団チームで競技を続ける学生も増えてきました。
第96回箱根駅伝の往路を走った5名の学生のうち、金丸逸樹(戸上電機株式会社)と相馬崇史(株式会社大塚製薬工場)、西研人(大阪ガス株式会社)の3名が実業団チームを持つ企業に就職し、競技を続けています。
オリンピックを目指してもらいたいですし、ニューイヤー駅伝での勇姿を見るのも楽しみです。先輩の活躍が後輩たちに刺激を与えることは間違いありません。
学生時代に学んだこと(スポーツ科学など)をチームに広げ、引退後は指導者になって筑波イズムを引き継ぎつつ、発展させてほしいとも思います。彼らがスポーツ界に貢献する人材として活躍してくれるを願うばかりです。
大学進学を筑波大学一択で入学してきた2名の学生が夢を叶えた
さらに、特筆すべきは、大学進学を筑波大学一択で入学してきて、就きたい職業と箱根駅伝という二つの夢を叶えた学生です。
川瀬宙夢(2021年3月 医学群 卒業)
この春に医学群を卒業した川瀬宙夢は、5000m15分30秒だった選手でしたが、究極の文武両道を克服し、日本インカレ4位入賞、箱根駅伝9区出場、医師国家試験合格という全ての夢を叶えました。整形外科医としてスポーツドクターを目指し、現在は、研修医として修業を重ねています。
日本を代表するようなトップアスリートに医師として寄り添うには、より上のステージでの自身の競技経験が必要だと考えた彼は、究極とも言える文武両道を克服してみせました。「医師と箱根駅伝を目指すことができる大学は筑波大学しかない」と浪人してまで貫いた道なのです。
川瀬の影響を受けて、現在、3名の医学生が箱根駅伝を目指して活動していることもプロジェクトの成果として捉えて良いのではないでしょうか。
猿橋拓己(2021年 理工学群 卒業)
同じような理由で本学に入学してきたのが猿橋拓己(今春に卒業)になります。猿橋は、将来、都市開発の職業に就くことを考え、「都市開発ための学びと箱根駅伝を両立できるのは筑波大学だけである」と理工学群に入学してきました。
競技成績は、2年生までパッとしなかったのですが、3年で一皮むけると、チーム改革にも積極的に係わり箱根駅伝3区出場を果たし、4年の箱根駅伝予選会では、日本人2位となる激走を演じるまでになったのです。
そして、第一希望の企業(三菱地所)に就職を決めました。新入社員研修が終わって、現在はエリアマネジメント企画部(大手町・丸の内・有楽町)に配属されており、この部署が第一希望だったというから、夢実現の過程としては、恐れ入るほどの順調さと言えます。
奇跡のような社会人としての繋がり
その他、奇遇のような話もあります。2017年度に卒業した井口謙(人間学群卒業)は、現在、RKB福岡毎日放送のアナウンサーとして活躍中です。井口アナウンサーが2020年九州実業団毎日駅伝大会の放送で第2中継車の実況を担当した際のこと。ニューイヤー駅伝出場を目指して争われた激戦のアンカー勝負の場面、競り勝った後輩・金丸逸樹(戸上電機)のレースを実況中継したのです。
井口アナウンサーは金丸にとって2歳上の先輩で、共に箱根駅伝を目指した先輩後輩の仲なのです。まさか、後輩のレース、しかも、激闘の末にニューイヤー駅伝出場を決めた手に汗握る瞬間を実況中継することになるとは思いもしなかったことでしょう。
井口謙(筑波大学人間学群卒業/RKBアナウンサー)
https://rkb.jp/announcers/iguchi/
このように、箱根駅伝を目指した文武両道活動した後に本学を卒業して、医師、教員、実業団アスリート、企業の研究機関、マスコミなどの職に就いています。育てた人材を各界へ送り出し、社会に貢献してもらう=社会還元こそが筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトの最大の目的になります。
進む食住環境整備
学生宿舎を寮として利用
クラウドファンディングの支援によって競技成績が向上してきたことで、目指してきた姿に近づきつつあると感じています。環境整備も着々と進んでいます。第96回箱根駅伝に出場する直前のクラウドファンディングでは、1500万円もの支援が集まりました。その寄付で念願の寮の整備が完了したことをご報告させていただきます。
学生宿舎の空き部屋を有効利用することで寮のようなかたちで使わせてもらえることになり、厨房と談話室(食堂)の改修工事を経て、今年の4月1日から学生たちは、一つの棟と近くにまとまって生活することができるようになりました。「多額の寄付金の存在が改修工事を可能にした」ことで実現した話なので、クラウドファンディング支援者の皆様には、本当に感謝してもしきれません。支援募集に際し掲げた「食住環境の整備」という公約を果たすことができ、私としても安堵しているところです。
12畳の部屋に30人以上(時には40人)が肩をすぼめて食事するストレスがなくなりました。それよりも、広い談話室でいつでもミーティングが可能になったことが大きな意味を持つと思います。チームの活動や運営にも好影響を与えることは間違いなく、チームのさらなる飛躍に繋がる環境が与えられたと言えます。
一方で、50年近くも支えてくれたアパート(桐萠塾)の中島オーナー(大家さん)とのお別れは辛かったですが、挨拶に伺った際、学生たちを快く送り出してくださいました。食住環境を整えた以上、箱根駅伝出場を叶え「再び大家さんに喜んでいただきたい」と学生たちと共に意を強くする次第です。
<50年近くも陸上競技部を支えてくださった中島オーナーに退去とお礼の挨拶>
多くの皆様に支えられている感謝の気持ちを忘れずに。
このように、私たちは、多くの皆様の応援と協力、支援によって、環境を整えながら、文武両道活動を充実させてきました。感謝の気持ちと責任を胸に、学生たちも意識を高めることができていると思います。学生を取り巻く環境と活動(意識)の水準が高まったことで、国立大学が箱根駅伝に挑戦できるようになったと心より御礼申し上げます。
皆様の想いを裏切らない「本気の活動」を。
これからも筑波大学陸上競技部は走り続けます。
皆様からご支援を募るクラウドファンディングを通じて、苦しい境遇を乗り越え、学生たちが夢を叶え、その過程で立派な人材に成長してもらうことを目指して、私は学生たちを教育し指導して参ります。
「知と技」「スポーツ科学の応用」など聞こえの良い言葉を並べているのは、クレバーに生き、スマートに活動していく効率性を求める必要があるからです。
つまりは、それは厳しい文武両道を邁進するための方法論の追求でしかなく、根底に流れるものは、泥臭さとストイックさです。その心が失われた時に、文武両道は成立せず、堕落の道しか待っていません。泥臭さから逃げない精神で最大効率を求める活動が「筑波大学箱根駅伝復活プロジェクト」であり、その質を高めていく役割を私が担っているのです。
『復活』という言葉には、歴代の先輩方が繋いできた“孤高の努力家” としての大学の姿を取り戻す意味が含まれていると思っています。
そんな挑戦の道を歩む学生への愛を募集するのが本クラウドファンディングです。
頑張る国立大の学生の伴走者として、皆様に応援とご支援をお願いする次第です。私たちは、皆様の想いを裏切らない「本気の活動」を続けて参ります。これからもどうぞよろしくお願い致します。
寄付金の使途について
ご寄付いただいた金額に応じて、以下のサポートを実施できる予定です。練習に励む学生たちにとってベストな環境を作るには、総額675万円必要と考えていますが、今回のクラウドファンディングではまず、2022年箱根駅伝本戦までのサポート費用となる300万円を目標として皆様にご協力をお願いできれば幸いです。
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◆スポーツトレーナー人件費 :120万円
◆コーチングスタッフ旅費交通費: 50万円
◆栄養サポートスタッフ人件費 :150万円
◆トレーニンググッズ購入費 : 50万円
◆電気治療機器リース料 : 75万円
◆移動車両リース料金 : 80万円
◆合宿補助費 :150万円
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※活動サポート費用合計 :6,750,000 円
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※達成金額に応じて上記のいずれかの費用として寄付金を活用させていただきます。
※第一目標の300万円を達成した場合、以降の375万円は、2022年箱根駅伝本戦出場に向け、現役生のコンディションおよび練習サポート費などに使用させていただきます。
※本プロジェクトは、Allin型です。期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容及びその規模を決定します。
※税制上の優遇措置について
筑波大学へのご寄付に対しましては、確定申告を行うことにより税制上の優遇措置が受けられます。(詳細はこちら:https://futureship.sec.tsukuba.ac.jp/tax/index.html)
優遇措置の内容
■ 個人でご寄付をされる場合
− 所得控除
所得税法上の「寄付金控除」の対象となる特定寄付金(所得税法第78条第2項第2号)の税法上の優遇措置を受けることができます。具体的には、総所得金額等の40%を上限とした寄付金額について、「寄付金額-2,000円」の額が所得から控除されます。
− 住民税の軽減
お住まいの都道府県・市区町村が、条例で筑波大学を「寄付金税額控除」の対象として指定している場合、総所得金額等の30%を上限とする寄付金額について、下記の金額が翌年の個人住民税額から控除されます。
・都道府県が指定した寄付金 [寄付金額 - 2,000円]×4%に相当する額
・市区町村が指定した寄付金 [寄付金額 - 2,000円]×6%に相当する額
※県・市町村の両方が、寄付金税額控除対象指定を行っている場合、都合「寄付金額 - 2,000円」の10%に相当する額となります。
※平成23年度税制改正により、寄付金税額控除の適用下限額が、5,000円から2,000円に引き下げられてます。
※本学を寄付金税額控除対象指定している自治体は、茨城県、千葉県、つくば市など多数があり、詳細は「寄付⾦税額控除の対象として本学が指定された県および市町村⼀覧 (平成29年2⽉1⽇現在)」をご覧ください。
− 計算例
課税所得500万円でつくば市にお住まいの方が、10万円寄付された場合の計算方法は以下のとおりです。
(所得税の軽減額)
・寄付していない場合
5,000,000円×20%(税率)-427,500(控除額)=572,500円
・10万円寄付している場合
{5,000,000円-(100,000円-2,000円)}×20%-427,500(控除額)=552,900円
572,500円-552,900円=19,600円(所得税の軽減額)
(個人住民税の軽減額)
(100,000円-2,000円)×10%=9,800円(個人住民税の軽減額)です。したがって、つくば市にお住まいの方が10万円寄付された場合、 19,600円(所得税の軽減額)+9,800円(個人住民税の軽減額)の合計29,400円が税制上の優遇措置による軽減額となります。
※上記はあくまでも目安です。実際は収入の種類、各種所得控除等により変動が生じることがあります。
優遇措置を受ける手続き
本学では、寄付金のご入金を確認しますと、ご寄付を頂いた方へ「寄付金受領証明書」をお送りしています。この証明書を添えて、所轄税務署で確定申告を行ってください。(住民税の寄付金控除のみを受ける場合は、市区町村に申告することになります。)なお、この証明書は、税制上の優遇措置を受けるために必須の書類ですので、大切に保管してください。
※一般的な所得税の確定申告提出期間は、毎年度、翌年2月16日から3月15日までの1ヵ月間です。なお、この期日が土曜日・日曜日と重なると順次繰り下げ、月曜日までとなります。
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プロフィール
サポーターの皆さまとともに、母校・筑波大学の箱根駅伝復活を目指し頑張ります。
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ギフト
5,000円
【5千円】共に箱根を目指す伴走者になる
■ 活動報告(E-Mailでの送付)
※tsukuba@tsukuba-hakone.winからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
■ 寄付金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
- 寄付者
- 78人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
【1万円】予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
■ 選手から箱根駅伝予選突破へ向けた宣誓の動画配信
■ 活動報告(E-Mailでの送付)
※tsukuba@tsukuba-hakone.winからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
■ 寄付金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
- 寄付者
- 63人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
15,000円
【1万5千円】予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
■ 応援Tシャツ(チームTSUKUBA)の準備・送付
■ 選手から箱根駅伝予選突破へ向けた宣誓の動画配信
■ 活動報告(E-Mailでの送付)
※tsukuba@tsukuba-hakone.winからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
■ 寄付金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
- 寄付者
- 139人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
20,000円
【2万円】予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
■ 応援Tシャツ(チームTSUKUBA)の送付
■ 選手から箱根駅伝予選突破へ向けた宣誓の動画配信
■ 活動報告(E-Mailでの送付)
※tsukuba@tsukuba-hakone.winからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
■ 寄付金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
- 寄付者
- 58人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
30,000円
【3万円】予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
■ オンライン応援会への参加(箱根駅伝予選会当日)
(オンラインミーティング形式でTV観戦しながら、支援者の皆様で声援を送っていただく会になります。前日までにミーティングのURLをお知らせ致します。)
■ 応援Tシャツ(チームTSUKUBA)の送付
■ 選手から箱根駅伝予選突破へ向けた宣誓の動画配信
■ 活動報告(E-Mailでの送付)
※tsukuba@tsukuba-hakone.winからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
■ 寄付金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
- 寄付者
- 23人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
50,000円
【5万円】予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
■ オンライン激励会への参加(2021年8月、9月、10月開催予定)
(弘山駅伝監督、主力の学生数人、支援者の方々で懇親を深めながら、学生たちを激励していただく会になります。開催の2週間前までに、ミーティングのURLをお知らせ致します。)
■ オンライン応援会への参加(箱根駅伝予選会当日)
(オンラインミーティング形式でTV観戦しながら、支援者の皆様で声援を送っていただく会になります。前日までにミーティングのURLをお知らせ致します。)
■ 応援Tシャツ(チームTSUKUBA)の送付
■ 選手から箱根駅伝予選突破へ向けた宣誓の動画配信
■ 活動報告(E-Mailでの送付)
※tsukuba@tsukuba-hakone.winからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
■ 寄付金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
- 寄付者
- 13人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
100,000円
【10万円】予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
■ 歓迎!練習見学に来ていただき、選手に激励をしてください
※コロナ禍が続く場合は、健康チェック表を提出いただき、マスク着用の上、練習見学や選手への激励をお願いします。希望される場合は、日時の調整をさせていただきますが、非常事態宣言や蔓延防止条例が発令された場合は、不可とさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
----- 以下は5万円のお返しと同じ内容です-----
■ オンライン激励会への参加(2021年8月、9月、10月開催予定)
■ オンライン応援会への参加(箱根駅伝予選会当日)
■ 応援Tシャツ(チームTSUKUBA)の送付
■ 選手から箱根駅伝予選突破へ向けた宣誓の動画配信
■ 活動報告(E-Mailでの送付)
※tsukuba@tsukuba-hakone.winからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
■ 寄付金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
- 寄付者
- 5人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
300,000円
【30万円】予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
■ スタッフウェアの進呈、および、WEBサイトにサポーターとしてお名前を記載します
■ 箱根駅伝2022に出場が決まった場合、「決起集会(オンライン)」に出席いただき激励していただく(出場が確定した場合、決起集会の詳細が決まり次第ご案内させていただきます)
----- 以下は10万円のお返しと同じ内容です-----
■ 歓迎!練習見学に来ていただき、選手に激励をしてください
■ オンライン激励会への参加(2021年8月、9月、10月開催予定)
■ オンライン応援会への参加(箱根駅伝予選会当日)
■ 応援Tシャツ(チームTSUKUBA)の送付
■ 選手から箱根駅伝予選突破へ向けた宣誓の動画配信
■ 活動報告(E-Mailでの送付)
※tsukuba@tsukuba-hakone.winからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
■ 寄付金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
- 寄付者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
1,000,000円
【100万円】予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
■ 筑波大学の箱根駅伝に対する想いを寄せていただき、WEBサイトに掲載させていただく
■ 選手および筑波大学学長からの感謝状贈進
----- 以下は30万円のお返しと同じ内容です-----
■ スタッフウェアの進呈、および、WEBサイトにサポーターとしてお名前を記載します
■ 箱根駅伝2022に出場が決まった場合、「決起集会(オンライン)」に出席いただき激励していただく(出場が確定した場合、決起集会の詳細が決まり次第ご案内させていただきます)
■ 歓迎!練習見学に来ていただき、選手に激励をしてください
■ オンライン激励会への参加(2021年8月、9月、10月開催予定)
■ オンライン応援会への参加(箱根駅伝予選会当日)
■ 応援Tシャツ(チームTSUKUBA)の送付
■ 選手から箱根駅伝予選突破へ向けた宣誓の動画配信
■ 活動報告(E-Mailでの送付)
※tsukuba@tsukuba-hakone.winからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
■ 寄付金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
- 寄付者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
プロフィール
サポーターの皆さまとともに、母校・筑波大学の箱根駅伝復活を目指し頑張ります。