2023年3月　カレン族の村視察

昨年訪れたカレン族の村に、再度訪問しました。以前と変わらず、電気がないためコーヒーの工程自体にはあまり変化は見られませんでしたが、腐っていたりカビたりしている豆、虫食いの豆などを丁寧に取り除くという作業を行っていました。

また前回、サイズの異る豆が混ざると均等に焙煎できないという問題がありましたが、幾重にも生豆をふるいにかけ、サイズごとの選定も行っていました。

また今回の訪問では、家の中まで通していただいて、焙煎時間の違いやコーヒー豆の挽き方による味わいの違いを、いくつか試飲させてくれました。こんなにも焙煎時間の違いで雑味や味わいの違を感じ驚きました。コーヒー豆を挽く器具を変えたりもしましたが、私たちは、味と香りを生み出す重要な工程のひとつには、やはり「焙煎」ではないかと考えました。そこで私たちは、このターソンヤン病院訪問の最後に、焙煎によってどれだけ品質が向上するのかを試みるため、焙煎機を購入することを決め、ターソンヤン病院財団へ寄付を行いました。