みなさん、はじめましてこんにちは、Tuvalu overviewの遠藤と申します。僕が初めてツバルに渡ったのは1998年のことです。インターネットのドメインネームシステムを利用して、地球温暖化、特に海面上昇に対しての同国の発信力を強化する。そういう目的で訪れました。

 

世界ではじめて水没してしまう可哀想な島国。ツバルの小さい飛行場に降り立つまで、僕のツバルに対するイメージはまさにステレオタイプそのものでした。しかし、ツバルはそのような悲観的なイメージを払拭するに充分な魅力にあふれる島国です。

 

まず、驚かされるのは上空から見た島の美しさ。数百万年かかって形成されたと言われる珊瑚礁の上にサンゴや貝や星砂といった生物のカケラでできた砂が堆積してできた、時に小さく、細長く、低く伸びろ小島が輪をなして連なった様は、海に浮かぶ翡翠のネックレスのようです。

 

 

こんな美しい自然を地球が残してくれたことに感謝するばかりです。そして、その美しい島に暮らす人々の生活もまた素晴らしいものでした。今でも国民の半数に当たる5000人が自給自足で暮らしています。その当時、飛行場がある首都のフナフチ環礁でも自給自足で生きている人が大半でした。

 

プロジェクトの合間に、フナフチ環礁のとある無人島にピクニックに連れて行って貰った時の経験が、僕の価値観を大きく変えました。「無人島に小舟で行く!?」アドベンチャーです!ペットボトルの水を買い、ホテルにランチパックを頼み、着替えや、水着や・・・大きな荷物を抱えて島に向かいました。しかし、同乗しているツバル人は簡単なナイフを一本持っているだけです。

 

 

ツバルの友達は島についた途端に椰子の木に登り始め、ヤシの実を数個落とし、手にしたナイフで軽やかに分厚い皮を向き始めます。たがて、それは極旨の椰子の実ジュースとして僕の眼の前に差し出されました。そのジュースはもちろん持参したペットボトルの水とは比べ物になりません。

 

椰子の実を堪能している僕を脇目に、ツバル人達は小舟の中から手製のアミを取り出し、波打ち際で追い込み漁を始めたではありませんか!あっという間に手のひらよりはるかに大きな魚を10数匹捕まえます。そして、ヤシの枯れ葉を集めて火をつけ、その中に投げ込んだ魚は数分で黒焦げに焼きあがりました。その黒焦げを海水の中に投げ込んで皮をむいて、差し出された白身の魚は塩味が効いた絶品バーベキューだったのです。

 

 

その魚を食べ尽くしたあと、僕は砂浜に座って少しの時間考えこみました。前年まで大きな建設会社で一級建築士として働いていた僕にとって、人生で大切なことの一つに、「いかにお金を稼ぐか!」がありました。しかし、この無人島に放り出された時に、そこで生きていく知恵をまったく持ち合わせていなかったことに気がついたのです。

 

お金を稼ぎ、運用して増やして、それをお得に使用して、、、そんな数字だけに振り回される生き方よりも、動物の人間として、自分の手で生きる知恵をまず身につけることが重要ではないだろうか?それを実践している人たちが目の前にいる。大自然に溶け込むかのように悠然と力強く生きている。。。

 

 

しかし、僕達先進国のお金に捕らわれた生き方から排出される二酸化炭素で、この美しい島と、島に生きる人達の生活を、海に沈めてしまって良いのだろうか?

 

その時から、僕のツバルでの活動が始まりました。ツバルの被害は地球からの警告をいち早く、僕たちに知らせてくれている。そして、そこで生きるツバル人の暮らし方が、その問題の解決に向けての大きなヒントにもなっている。この両方を世界に伝えていこう!そのベースとしてNPOツバルオーバービューを立ち上げました。

 

 

今回のレディーフォー?さんの協力を得てクラウドファンディングを始めた、ティロウという21才の女性を、COP20という国連会議に出席させるプロジェクトも、僕の初心の延長線上にあります。僕のようなアジア人が語るより、ツバルの若者が、そして、女性として、未来への希望を語るほうが、より多くの人に心に残るメッセージを送ることができると思うのです。

 

そこで皆さんにお願いです。どうか、ツバル人の若者の声を国際会議を通して世界に発信できる機会をティロウに与えてください。FBやツイッターでこのプロジェクトをシェアしてくださるだけでもOKです。

 

沢山の方々の協力のもとで、是非、ティロウをCOPに送り届けたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

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