こんにちは。筑波大学陸上競技部中長距離ブロック長距離パート3年、池田親です。
 

平素より、箱根駅伝復活プロジェクトへの熱い応援、ご支援ありがとうございます。私たちは、皆様のご声援に背中を強く押されることで、一歩一歩 着実に成長することができています。


これを書いているのは7月27日。私たちは、第1回夏季強化合宿として、福島県白河甲子高原に来ているところです。本合宿も終盤に差し掛かり、最初の合宿終了となる節目を前に、チーム全員がラストスパートに入っています。私も今夏をより充実した鍛錬期にするために、今できることを精一杯やっていく覚悟です。
 

この夏にしっかりと走り込まなければ

 

今年度から、3年生で同期の金丸とともに、チームの駅伝副主将に任命され、チームを牽引する役目を担っています。4年生が3人と少ないため、私たち3年生がチームの縁の下の力持ちとして、4年生をサポートし、1、2年生を引っ張っていくことが求められていると思います。

このような意識を強く持ち、より一層の“責任感”を感じながら競技に取り組んでいるわけですが、昨年度に比べて“充実感”が大きいと感じています。


それは、今までの私に何らかのプラスαが注入され始めているからだと思っています。それは、私に「視野の拡がり」「心の寛大さ」「責任の所在」「リーダー格として」「連帯感の醸成」などの意識の芽生え、その他の様々なことが考えられますが、私を自己評価してみても、まだまだ未熟なところがあることは否めません。もっと成長しなければいけないと思っています。
 

川瀬駅伝主将と練習を引っ張る池田


というのも、実は、今季の私、トラックレースに2度しか出場できていません。恥ずかしい限りですが、4月から6月にかけて、諸事情でアキレス腱と膝を痛めて、ほとんど練習を継続することができませんでした。駅伝副主将として迎えた最初のトラックシーズンになりながら、自分自身の走りでチームに活気を与えることができず、とても情けなく感じています。


意外だと思われるかもしれませんが、私は今まで、身体が大きいわり(身長184cm)に、故障(怪我)に苦しめられたことは少なかったです。それ故に、故障に対する対処法や練習の加減などの対応策に四苦八苦し、故障期間が伸びてしまいました。それは、自分自身が限界まで取り組んでいなかった証として、胸に刻みこむことになりました。
 

今年の春シーズンは足の故障で苦しいスタートに


しかし、競技人生で初の“怪我による長期離脱”で得た物もたくさんありました。故障期間は走れませんが、「普段は走ることに充てている時間に別のトレーニングをする」という私にとっては貴重な初体験でした。脚が使えないならば上半身を鍛えればいい!という自分らしい単純な発想で、上半身のトレーニングを徹底的に実施しました。

その効果なのかどうか・・・わかりませんが、復帰後はスムーズに復調し、以前にも増してパワフルな(スピードが出せる)走りができるようになったような気がします。


このスピードがハーフマラソンに活かせれば文句無し!です。結果オーライとなれば、不幸中の幸いとなりますが、それは、もちろん今後の私次第ということになります。


話は少し変わりますが、前述の想い意外に、私には葛藤があります。筑波大学に推薦入試で入学していながら、インカレに1度も出場していません。今年度は、1万mの関東インカレの代表になったのですが、先に説明した通り、怪我で欠場となりました。さらに、この2年半の間、全日本駅伝も、箱根駅伝も、予選会を突破できず、本戦に出場することもできていません。
 

2017箱根駅伝予選会で力走するも予選突破できず


本来ならば、私は先陣を切って活躍すべき選手でなければいけないはずなのに、その役目を全うできず、燻っています。いくら練習できても、好成績につながらないのであれば、それは弱い選手ということになります。その弱さから少しでも早く脱したいと強く思います。


しかし、そんな私ですが“私にしかないもの”があります。それは、高校・大学と貯まりに貯まった(溜まりに溜まった)結果に対する気持ちです。その貯めた想いを10月13日に爆発させたいと思います。「貯めた」のか、「溜まった」のか、何とも言えない心境ではありますが、とにかくマグマのように燃え滾っています。
 

自分の理想の走りを目指して


私は中学時代に、2種目で中学新記録という結果を残しました。その後の成績はどうだったか?というと、当然、両親を筆頭に、高校時代の恩師やお世話になった多くの方々の期待を裏切るものだったと思います。そんなときはいつも、他人のせいにして逃げてもきました。でもやっぱり最後は自らをダメな人間だと罵倒しました。結果を出せない度に、自分を責めて責め抜いてきました。


いよいよ、そんな自分に嫌気が差してきました。逃げれば、その時はどうにかなるかもしれません。でも、それは実質的な解決にはなりません。今までは、それが分かっていてもできませんでした。いや、“やらなっかった”が正しいかもしれません。でも、皆に応援されるこのチームで、今の立場では、許されないことなので、やるしかないと思っています。
 

後輩たちの頑張りに刺激される池田


このチームに入って、素晴らしい仲間に囲まれ、そのメンバーとこのチームで活動し、皆の純粋で真摯な気持ちと態度に、私は諭され、気付かされながらも、できませんでした。そんな自分に、ここで惜別したいのです。この後悔や懺悔の気持ちを晴らすためには、結果を残すしかないのです。そんな覚悟をさせてくれたのが、今春の駅伝副主将の任命と怪我による人生初の長期離脱だったのかもしれません。
 

箱根駅伝本戦出場を決めて、今までの競技生活の葛藤は、この為の布石であったと、胸を張ること。それが、今の僕にとっての目標であり、モチベーションです。池田親は中途半端に終わらなかったという事実を、誰もがわかる形で後世に遺したい。その一心で私は走ります。
 

OTTでペースメーカーを努めた同期の薛・藤田


一応言っておきますと、私が走る理由はもうひとつあります。上手く表現できませんが、「自分を変えてくれたチームだから」というか、「この仲間と出会えて幸せ」というか、「筑波大学に入って良かった」というか・・・。つまりは、うちのチームが最高だから頑張りたいのです。


本当にいい人しかいません。愉快で明るく楽しいチームです。私はこのチームが大好きで、我ら仲間が箱根路を走る姿が見たくて見たくてたまりません。そう、私は脇役で彼らが主役として駅伝に出たいのです。
 

同期の仲間は個性豊かで面白い


もう一つあります。それは、私立大学が常連を占める箱根駅伝に、国立大学が割り込み出場すること。これは、とんでもなく凄いことに思えます。偉業といって差し支えないかもしれません。「それを成し遂げた先に何があるのか」チームの皆で見たいのです。


私がこのチームに出来る最高の恩返しと応援は、私が最高の走りをすることです。それは、私にしかできません。しかし、クラウドファンディングでご支援いただいた伴走者の皆様のご声援は、私たちにとって最高の加速装置になるのです。どうか私たちに最高の加速ブースターをつけてください。
 

このメンバーで箱根駅伝に出たい


長々と失礼しました。応援をいただく前提として、当然ですが私たちの努力が必要です。その自覚を持ち、この夏を有意義に過ごし、ひと皮もふた皮も剥けた姿をお見せできるように、精進します。


これからも何卒よろしくお願いいたします。