今年2回目の強化合宿で練習に励む筑波大生

 

皆様、こんにちは!筑波大学男子駅伝監督の弘山勉です。私からチームの現在の状況を報告させていただきます。

はじめにお礼から。【第3弾】クラウドファンディングでは、たくさんのご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。お蔭様で第一目標をクリアすることができましたが、第二目標として、ご支援のお願いを継続しておりますので、あと残り2日。最後まで、ご支援と拡散にご協力いただきますよう よろしくお願い致します。
 

さて、我が筑波大学陸上競技部の長距離チームは、この夏2回目の強化合宿を岩手県北上市(7泊)と福島県白河甲子高原(5泊)にて、12泊13日というロングランで敢行しています(今日で11日目)。プロジェクトのホームページで報告した通り、まさに、2つめの峠を登っているところです。今回の峠は、とても厳しいものになっています。
 

練習に臨む集中した姿は半端ではない


学生たちも全精力を注いで、この勾配のキツい峠を越えようとしています。箱根駅伝予選会突破に向けた意欲の高さは、学生たちの姿を見れば、一目瞭然。その目は鋭さを増し、光り輝ています。「絶対に制覇してやる!」という意気込みに包まれたチームの雰囲気は、最高潮と言っておきます。
 

苦しい場面では声を張り上げるチームに


その雰囲気のままに、例年よりも遥かにレベルの高いトレーニングを継続しています。簡単には消化できないハードな練習を課していますから、全ての練習を完璧にこなせる者などいませんし、全員が疲労困憊状態です。ですが、全員が声を掛け合い、歯を食いしばって、力を振り絞る姿を見ると「箱根駅伝を目指せる本物のチームになったな」と感じます。
 

チームの全員が上を目指して頑張っている


本物というのは、走力がまだ低い者が上へと這い上がろうとする姿勢が出てきたからです。北上市の合宿は費用の負担が大きいので、選抜合宿として実施したのですが、レベル的に微妙な選手が参加を志願してくるようになりました。その参加が微妙な立場だった学生が大いに奮闘して、日に日にレベルアップが成されています。走力上位の選手を抜いてゴールすることが何度もあります。
 

下から上を突き上げる雰囲気が出てきた


例えば、医学群2年の山口、1年生の杉山や伊藤、山本らです。走力も練習(量)の実績も劣る彼らが、上り坂タイムトライアルでは積極果敢に飛ばし、初めての30km走も良いタイムで最後までしっかりと走り切るなど、上位の選手を下から突き上げるような走りをするようになりました。それどころか、予選会のエントリーメンバーに入るのではないか、という手応えまで感じさせるようになってきました。


それに伴い、春はモタモタしていた田川や山下といった2年生が、別人のようにしっかりと走りだしました。良い意味での相乗効果が今のチームには、充満している気がします。昨年までは、選手層の薄さから、予選会のエントリーメンバーはチーム内で争わなくとも自然と決まるような雰囲気でしたが、今年は違います。私は、このチーム内の競争が生まれる時を待っていました。
 

集団から絶対に離れないという意気込みが伝わる


一方で上位陣は?というと「下位の選手争いなど眼中にない」と言わんばかりに、圧倒的な力を誇示するかのように走ります。ロードに滅法強い池田、金丸、相馬の3人トリオですが、この3人が間違いなくチームの練習を力強く牽引しています。これもプロジェクトのレポートで書いたことですが、つまりは、峠を登る隊列としては、とても良い傾向です。
 

高いレベルの練習をこなす上位陣トリオ


「3人トリオがガンガン走り、峠の天辺を目指して隊列をリードし、隊列の後ろの者は、引き離されないように必死に喰らい付く」という図式の出来上がり。中間に位置する者たち(村上、川瀬、藤田、西、児玉、猿橋、田川、山下、尾原、相澤)が少しずつ3人トリオの背中に近づこうとし、それに離されまいとする隊列の後方群が着実に力を付けています。良いチームに変貌を遂げていると言って、間違いないと思います。
 

競争心むき出しになることも


何故、こうなってきたのかを振り返ると、長くなるので、簡単に書きますが、階段を一歩ずつ上ってきたからです。私は着任当初から、無謀と言われようとも、最初から「箱根駅伝を本気で目指す」と学生に言い続けてきました。すると、私たちの挑戦に賛同する高校生が集まりだし、その者たちが競技経験を重ねながら、練習のレベルを年々引き上げてきました。当然の成り行きとして、競技力が向上すれば、目標値は自然と高くなります。
 

Aグループで練習する学生がどんどん増えてきた


それを証明するように、今年の全日本大学駅伝予選会は、真剣に予選突破を狙っていました。残念ながら上手くいきませんでしたが、全日本大学駅伝予選会突破に向けた強化が今のチームの状態アップに繋がっているのも確かなこと。そう、つまりは、本気を重ね、階段を少しずつ上がるたびに、意識と競技力のレベルアップが図られているのです。
 

アップダウンコースで脚作りに励む


階段を一段ずつ上がり、箱根駅伝という輝かしいステージを目指してきました。そのステージが、いよいよ見えるような階段の上段に上ってきたと感じます。これから待ち受ける第3・第4の峠に向かうにあたり、学生自身が、心から「そのステージに立ちたい」と思うかどうかが問われる段階に来ると思います。でも、今の雰囲気なら、そんな心配も杞憂に終わるような気がします。

こうしたチームのレベルアップ(過去も今年も)は、多くの伴走者の方々のご支援と応援があってこそ進んだ結果としての姿です。食堂の整備による食生活の充実、10人乗りワゴン車による練習の幅の拡がり、合宿へのスポーツトレーナーの帯同、など挙げればキリがないほど、学生にとっての救いとなっています。
 

合宿中の食事は憩いの場となる


気になるのが、シューズの交換率が依然として低いところです。別注シューズなので、特別なシューズではありますが、約1年前に購入したシューズを未だに使用しています。故障が心配です。クラウドファンディング第2目標の達成に向けても、引き続きご協力をお願い致します。

 

ハードな練習後は立っていることすら辛い

 

こうして、私たちは、伴走者の皆さまに背中を押されながら、勢いをどんどん増してきました。さらに加速させられるように全力で頑張るのみです。

正直に申し上げると、過去と比較して、「ひょっとしたら予選を通るのでは」という域は超えつつあると思います。学生とともに“その気”になって「すべきことを当たり前にようにする」という高い志と態度を継続し、全てのことに怠ることなく、10月13日の予選会に向かっていきたいと思います。
 

第2回合宿の最初の場所(岩手県北上)で練習後に記念撮影


引き続き、応援をよろしくお願い致します。