皆さん、こんにちは! 筑波大学陸上競技部・男子駅伝監督の弘山です。

 

 過日(7月16日)の六大学対校陸上競技選手権大会を最後に、春のトラックシーズンが終了し、早いもので、第94回箱根駅伝予選会まで3ヶ月を切りました。第2弾『国立大学本気の挑戦!筑波大学箱根駅伝復活プロジェクト』クラウドファンディングの募集も開始され、筑波大学陸上競技部長距離チームは、気合十分に、早速、走り込みを開始しています。
 

箱根駅伝予選会突破に向けて、いよいよ走り込みの開始!

 

 夏休みに入った学群生(体育専門学群と医学群、授業のない上級生)は、昨年同様、福島県白河甲子高原で本年度第1回目となる強化合宿に。まだ夏休みに入っていない学群生(理工学群、生命環境学群、人間学群)と大学院生は、つくばで強化練習をスタートさせました。学群によって夏休みの時期が違うので、全員がつくばで強化練習という選択肢もあるのですが、少しでも多くの者が早期に持久力を養成してもらうことを優先しての決断をし、今現在は2箇所に分かれての活動となっています。
 

白河甲子高原入りして、早速汗を流す武田、相馬、河野(右から)

 

 合宿先は、昨年の7月と同様、福島県西白河郡の白河甲子高原。標高が少し高く、宿舎が約850m、競技場が950mほどあります。当然、朝晩は涼しいために過ごしやすく、睡眠の質も高まり(雑魚寝なので微妙なところですが・・・)同じ練習をしても疲労度が違ってきます。回復も練習と同等に重要ですから、トレーニング効果の獲得という点では有利に働くのは当然と言えます。
 

筑波大生を迎える大自然。快晴の中、合宿がスタート

 

 効果という点では、肉体以外にも及びます。合宿という集団生活と強化練習により、予選会を目指す“志や連帯意識”が大いに高まると考えます。つくば残留組も、「合宿組に負けじ」と士気を高めて練習に取り組んでいます。離れた場所での競走。これは毎年恒例のパターンになっています。

 

 合宿に来ているメンバーには、準高地への順応とスタミナ養成という優位性(高地トレーニングの効果)を次回の合宿で発揮し、チームを引っ張っていく存在になってもらうことも目的です。状況や環境が揃わない時に、「どういう選択をするのか」正解はないのですが、ベストと思えることを信じて進んでいくしかないと思っています。
 

競技場の利用者が他にいない場合は、トラックを逆走してバランス修正

 

 合宿組は、昨日、早速1000mのインターバルを15本。スピード養成を優先してきた選手には厳しいメニューでしたが、皆、最後まで集中できていました。後半になると豪雨となり、急に襲ってくる筋疲労も重なって苦しい練習になりましたが、歯を食いしばり、必死の形相で動かない身体に抗っていました。上々どころか、満点に近い評価を与えられる練習を消化できました。予選会に向けて、最高のスタートを切ったと言えるでしょう。
 

厳しいトレーニングを気合十分にこなす筑波大生

 

 それはタイムを指して言っているのではありません。こんなにも量の多い練習をこなしたことがないはずの1年生の積極的な走り(姿勢)。2月の丸亀ハーフマラソン以来の長距離練習でありながら、最後の1本をぶっちぎりのトップで走ったエース森田の存在感。ゴール後に、森田が1年生に「お前ら中々やるな!」と言葉を掛ける場面。半端ない疲労感の中でも溢れる「やりきった!」という笑顔がありました。ともに切磋琢磨し、互いに認め合うチームが出来上がりつつあると感じます。
 

披露困憊の中、互いの頑張りを讃え合う

 

 「今年の筑波大学はちょっと違うかも!」と見ている私は、内心で微笑むわけです。こんな日をこれから予選会までに何日も作ることができれば、そして、怪我人を出さなければ、目標に近づいていくことができるような気がしています。

 

ハードトレーニングの後はバケツに入ってアイシング

 

 さあ、筑波大学が「本当に“戦えるチーム”になっていけるのか」勝負の日々の始まりです。

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