「僕も筑波大学も飛躍する」~そのために選んだ進路~相馬(1年)

こんにちは。中長距離ブロック長距離パート1年の相馬崇史と申します。

 

高校駅伝の強豪校である佐久長聖高等学校出身の相馬

 

 まず始めに、多くの方々からご支援と応援をいただいていることに厚く御礼申し上げます。国立大学である筑波大学がこんなにも皆様から期待されていることに驚くと同時に、箱根駅伝予選会突破に向けて、さらに強い決意を持って精進していかなければならないと思いました。

 

 僕たち長距離パートは、昨日(7/29)まで福島県白河甲子高原にて強化合宿を行い、箱根駅伝予選会への第一歩を踏み出しました。上半期のシーズンでトラックをメインに練習していた者も、この合宿から本格的に走り込みを開始し、チーム一丸となって箱根駅伝予選会に向けて練習に励んでいます。この夏合宿を乗り越えることで、秋シーズンの結果は大きく変わります。ハードな練習が続きますが、この先の自分、そしてチームに期待を込めて最後まで走り込み、この夏を乗り切りたいと思います。

 

箱根駅伝予選会に向けて走り込み開始となった第1回目の合宿

 

 ただ、体育専門学群の1年生は、集中授業があったために、合宿の途中でつくばに戻り、後半はつくばで強化練習を消化しました。「日本トップクラスの大会やインカレなどの対校戦しか授業を休むことはできない」と聞かされています。“授業が最優先” 当たり前のことなのですが、筑波大学は徹底されています。

 

 さて、今回は少し僕自身の話をさせていただきたいと思います。僕は、長野県佐久長聖高校出身で駅伝部の主将を務めていました。佐久長聖高校は、昨年の全国高校駅伝で準優勝を果たした駅伝の強豪校です。僕もメンバーの一人として走り、6区で区間2位という成績を残すことができました。そんな駅伝強豪校出身の僕が、筑波大学を進学先として選んだ理由を述べたいと思います。

 

2016全校高校駅伝の6区を力走する相馬

 

 筑波大学(前身の東京高等師範学校)は第一回の箱根駅伝優勝校であり、箱根駅伝の創設に深く係わった大学ということを昨年知りました。そんな箱根駅伝伝統校である国立大学が、箱根駅伝の舞台に再び立つために、私学に挑戦している姿に感銘を受けたのです。少し誇張した表現になりますが、「弱小集団が努力して巨大勢力に戦いを挑む」その一員になって、その中に自分の身を投じたら、かけがえのない僕自身の青春時代が素晴らしいものになるような気がして、ワクワクするような気持ちになったのです。

 

 しかし、ここ何年も本戦を戦うどころか、予選会すら突破できていません。筑波大学に進学したとしても、在籍する4年間で箱根駅伝に出場できるかどうかは未知数であることは承知の上で、僕には、筑波大学に惹かれる大きな魅力が三つありました。

 

 一つは弘山コーチの就任です。実業団チームの駅伝を指導しながらマラソンの日本代表選手を輩出した弘山コーチの存在は、「将来はマラソンの挑戦」を考える僕にとって、とても魅力的でした。

 

 二つ目は、選手が主体となってメニューを考え、取り組んでいることです。これは他大学にはない筑波大学ならではの良さだと思います。与えられた練習だけをしているだけでは、アスリートとしての本当の成長は得られません。自ら考え、試行錯誤を繰り返して成長していくことが、さらなる高みを目指せる近道だと思っているからです。

 

 そして、三つ目は、最先端の勉強と研究ができるところです。僕はマラソンで勝負したいと考えているので、スポーツ科学などの専門知識を得て、学生の時に、様々なことを試し、実践し、身体的にも理論的にも器を大きくしておきたいと思っています。僕は、ロードで走るのが得意なので、マラソンで勝負することを目標にしていくつもりです。

 

筑波大学で自らを高みへと引き上げたいと語る相馬

 

 これら「国立大学の挑戦」「弘山コーチの存在」「トレーニング環境とスタイル」「最先端の勉強と研究」という理由から、僕は筑波大学を受験することを決めました。(全国高校駅伝に出場しながら受験勉強も頑張りました)

 

 そして、無事に合格した僕は、入学後も順調に練習を消化することができています。春シーズンは、「関東インカレに一人でも多く出場し、さらには得点すること」や「全日本大学駅伝予選会出場するために1万mの記録を伸ばすこと」を学生で何度もミーティングを重ね、計画を練りました。練習メニューは基本的に弘山コーチが立てますが、トレーニング期分けや練習の目的によっては、学生で提案したり、学生に任せられることもあります。型にはめない臨機応変さは、やらされている感がなく、僕には、こういうスタイルが合っているように感じます。

 

練習でも常に積極果敢な姿勢で臨む相馬

 

 僕は、この春、大きな目標を二つ立てました。「関東インカレに5000mで出場すること(14分22秒以内)」と「1万mで自己記録を更新する29分台で走ること」です。5000mの記録を出すことはできませんでしたが、6月3日の日本体育大学長距離記録会において、29分56秒で走り、自己記録を35秒も更新することができました。

 

 この記録会は、全日本大学駅伝予選会に出場するために1万mのチーム記録を40秒ほど上げる必要があり、この日が申し込みに間に合うタイムリミットでした。小林先輩と同じ組で、とても集中して走ることができました。ゴール後に、先輩たちは僕を囲み、自分のことのように喜んでくれました。小林先輩と僕の記録短縮で全日本大学駅伝予選会出場が決まったわけですが、競技終了後の集合の場面で、吉成先輩は涙を流しながら「みんな、ありがとう!」と言ってくれました。自分のために走ることは当たり前ですが、チームのために、人のために貢献できたことが、こんなにも嬉しく感じたことはありません。
 

6月3日の記録会で大幅な自己新のゴール後に先輩と歓喜の輪

 

 他の大学に比べたら、まだまだ低いレベルの喜びかもしれませんが、僕たちの中では、とても価値のあることでした。僕にとっても「筑波大学に入って本当に良かった!」と思える瞬間でしたし、筑波大学に明るい未来がやってくる予感を抱くことができる「大きな一歩を踏み出すことができた」瞬間でもありました。

 

 しかし、その喜びから2週間後の全日本大学駅伝予選会では、僕個人としては、まったく不甲斐ない走り(結果)となり、チームに迷惑を掛けてしまいました。チームとしても、私立の強豪大学との差を痛感させられるものでしたが、全員がベストに近い走りをすれば、予選突破も可能だと感じたのも事実です。来年の全日本大学駅伝予選会はしっかり戦いたいと強く思いますが、まずは、この悔しさを箱根駅伝予選会で晴らしたいです。そのためにも一日一日を大切に日々の練習に励んでいきます。

 

全日本大学駅伝予選会に出場するために必死にタイムを縮める相馬

 

 1年目だからといって遠慮する気はありません。チームの柱となり、予選会突破に貢献できるよう、普段の練習から積極的な姿勢を見せていきます。

 

 僕たちは箱根駅伝本戦出場を目指して全力で予選会に向かっていきます。僕は本気です。そんな僕たち筑波大学にどうか力を貸してください。応援よろしくお願いいたします。