こんにちは。

 

共同実行者の田辺です。

 

3月に訪米する「ハーバード社会起業大会スタディプログラム2016」(かなり終売が近づいていますが、まだ募集中です)の7日間コースでは、初回の2010年以来にして初めてワシントンDCと、ハーバード社会起業大会が開催されるボストンを訪ねます。

 

若者たちが訪問予定である、ワシントンDCの訪問先団体とハーバード社会起業大会について、数回に分けてご紹介したいと思います。

 

今回は、アショカです。

 

(「社会起業家の父」ビル・ドレイトン)

 

アショカは「社会起業家の父」ビル・ドレイトンが創設した団体です。

 

社会変革を起こす社会起業家を、厳しい選考の上で「アショカ・フェロー」として認定し、資金助成や経営支援を行う中間支援組織です。なお、「アショカ財団」は誤訳であり、同団体の法人格は財団ではありません。

 

日本のテレビや新聞、雑誌、書籍でも、世界の社会起業家支援の代表的な団体として相次ぎ取り上げられてきました。

 

社会起業家というキーワードを知っている方で、「アショカを聞いたことがある。突出して有名な団体では。」という方は大変多いかと思います。

 

ビル・ドレイトンは、1972年に執筆した論文の中で、社会起業家(Social Entrepreneur)という言葉を世界で初めて提唱しました。

 

ドレイトン氏の講演を、私は彼の来日時や、ハーバード社会起業大会の基調講演で伺う機会がありましたが、彼は「農業革命や、産業革命のように、起業家が人類の生産性を劇的に高めてきた。起業家の役割は重大である。そして、社会課題に満ちた世界となり、社会起業家が世界を変える。社会起業家は、属する大陸を社会変革の波で覆い尽くす」と述べています。

 

ドレイトン氏はハーバード大学、オックスフォード大学大学院、イェール大学法科大学院を経て、コンサルティング会社のマッキンゼーに約10年間勤務しました。そして米カーター政権のときに環境庁副長官に抜擢されます。このときに排出権取引の枠組みを構想して実行しており、京都議定書の源流になります。

 

ただ、彼は大学時代にインドを旅し、社会起業家を支援したいと長年考え続けてきました。1980年にアショカを創設し、ノーベル平和賞を2006年に受賞したムハマド・ユヌス氏らを支援し、「社会起業家の父」とドレイトン氏は世界から敬愛されています。

 

アショカは世界各地に支部を持ちますが、本部はワシントンDC(地図)にあります。

 

よほどの専門性のある団体ならば別として、一般的な団体視察で、やすやすとアショカ本部は訪問できないとは長年伺っていました。日本からの団体視察受け入れは、私が確認できている限りでは、史上初と思います。

 

本スタディプログラムは初回が2010年で、例年NYとボストンを伺ってきて、今回は米大統領選がある年なのでワシントンDCを初めて訪問することとなりました。よって、次回がもしあっても、2017年以降でまたワシントンDCを訪問できるかは、未知数です。

 

なお、本スタディプログラムはまだ募集を継続しています。さらには、本クラウドファンディングでの助成を希望する若者の募集も継続しています。

 

またとない貴重な機会で学ぼうという若者へのご支援を、何卒お願い申し上げます。