こんにちは。

 

共同実行者の田辺です。

 

3月に訪米する「ハーバード社会起業大会スタディプログラム2016」(かなり終売が近づいていますが、まだ募集中です)の7日間コースでは、初回の2010年以来にして初めてワシントンDCと、ハーバード社会起業大会が開催されるボストンを訪ねます。

 

若者たちが訪問予定である、ワシントンDCの訪問先団体とハーバード社会起業大会について、アショカDCセントラルキッチンに続いて、今回もご紹介したいと思います。

 

今回は、ティーチ・フォー・アメリカ(TFA)です。

 

(TFA教員が教えるNY郊外の学校にて、2012年訪問。)

 

TFAは優れた教育を提供することで貧困問題の解決を目指しています。ミッションは「いつか、この国のすべての子どもたちが優れた教育を得られる ("One day, all children in this nation will have the opportunity to attain an excellent education.")」です。

 

世界各地、そして日本でもTFAモデルの普及が始まっており、ティーチ・フォー・ジャパン(TFJ)が尽力されています。ぜひTFJ代表松田悠介さんの著書『グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」』(ダイヤモンド社)をご覧ください。

 

ハーバードやプリンストン等、全米のトップ校の出身者であっても、TFAに採用されるまでに数十倍の高倍率という狭き門をくぐり抜けなければなりません。晴れて採用されたら、研修を経て、全米各地の貧困地域に立地する学校へ2年間派遣されます。2年間が終了すると、民間企業や公共部門へ移る人もいれば、そのまま学校で教鞭をとり続ける人も多くいます。

 

実際、派遣前では「2年で終えたら民間企業へ行こうと考えていたが、もっと学校現場で教育に取り組みたい」と、TFA教員として残る道を選択する若者が多くなっています。民間企業や公共部門へ移るにせよ、TFAのミッション実現を人生テーマとして活躍をし続け、教育における社会変革を興していきます。

 

経済的貧困は精神的貧困に起因します。そして精神的貧困で、将来への希望を考えることや、語ることを断念しかけた家庭の子どもたちを、TFAの先生たちは導いていきます。

 

「ハーバード社会起業大会スタディプログラム」で訪米する私たちは、異例と言われるほど、奇跡的に2011年以来、TFAオフィスや学校の訪問の了解をいただいてきました。

 

(2012年にTFAの教員が教える学校を訪問)

 

そして、実際に学校見学をすると、「◯◯大学へ行こう」というポスター等が校内に目立つ学校もあります。つい私たち日本人は「塾のようだ」と錯覚してしまいます。ですが、塾との違いの単著な一例としては、「TFAの教員がいる学校に通う子どもたちは、人生のロールモデルを先生方に見て、自分も大学進学後はTFAの教員となり、困難が多くとも地域に帰ってきて、地域のために働きたいと願う」というエピソードを私たちは現地で伺うことができました。

 

TFAはアメリカの若者のやりがいと理想主義にヒットし、NPOながら、ついに2010年に全米人文科学系学生就職志望ランキングで1位に躍進します。その後も常に上位を維持し、「グーグルやアップルよりも、TFAに行きたい」と考える若者が続出しています。

 

実際に私たちがTFAオフィスや、TFA教員がいる学校へ訪問した折に、あるTFAメンバーから「アメリカで履歴書でTFAと書けば、どこでも採用されます」との説明も伺いました。

 

なぜ、かくも優れた人材がNPOに魅了するのでしょうか? TFA教員の給与は公立学校の教員並みとも私たちは伺っています。よって、お金ではない。

 

お金を動かすより、社会を動かしたい」と若者たちは考え始めている。

 

ですが、実際にどのような組織作りをし、どのような方法論を用いているのか。

 

日本にいては、まだまだ情報が入ってきません。

 

ぜひ、この上ない貴重な機会として、NPOのトップランナーからのプレゼンを伺い、ご一緒に学びましょう!

 

なお、今回3月の訪米では、ワシントンDCオフィスの訪問となり、学校見学は予定していませんが、当然ながら、学校現場のお話も大いに語られるのではと思います。

 

ワシントンDCはアメリカの首都ながら5分の1の人は文字が読めない文盲とされ、DC支部はこの状況の変革を目指しています。

 

(TFAマサチューセッツ支部のオフィスを2014年に訪問)

 

(2014年のクラウドファンディング・チャレンジャーの池田由紀さんとTFA職員での記念写真。池田さんは帰国後TFJ職員として奈良県の公立学校へ赴任。doda.jpの紹介記事

 

本スタディプログラムはまだ募集を継続しています。さらには、本クラウドファンディングでの助成を希望する若者の募集も継続しています。

 

またとない貴重な機会で学ぼうという若者へのご支援を、何卒お願い申し上げます。