こんにちは。

 

共同実行者の田辺です。

 

3月に訪米する「ハーバード社会起業大会スタディプログラム2016」(かなり終売が近づいていますが、まだ募集中です)の7日間コースでは、初回の2010年以来にして初めてワシントンDCと、ハーバード社会起業大会が開催されるボストンを訪ねます。

 

若者たちがワシントンDCで訪問予定である、アショカDCセントラルキッチンティーチ・フォー・アメリカ(TFA)ユニオン・キッチンポインツ・オブ・ライトマジョリタスに続いて、ボストンで開催されるハーバード社会起業大会について、これまでのご紹介(なぜ「世界トップ12大会」なのか趣旨「ハーバード白熱教室」全体構成「都市を変えていくこと」)に続いて、今回もお話したいと思います。

 

前回でご紹介した通り、2016年大会では4つのトラック(=部会のテーマのくくり)が設定されることになりました。

 

今回は、トラックの2番目の「目的を持った利益 (Purposeful Profit) 」について、大会HPの予告を踏まえて、お話しします。

 

 

「ポール・サミュエルソン(経済学者、1970年ノーベル経済学賞受賞)は「投資とはペンキを塗ってから乾くのをじっと見ながら待つようなものだ。もし興奮が欲しいなら、800ドルを掴んでラスベガスへ行け」とかつて語りました。ですが皆様ご存知の通り、今や『目的を持つ投資』ほど興奮する分野はありません。("Paul Samuelson, once said: “Investing is like watching paint dry; if you want excitement, take $800 and go to Las Vegas.” But as we all know, there is no more exciting place right now than investing with purpose. ")」

 

「インパクト投資の場が急速に進化し、昔ながらのやり方で残るものもあれば、新たなものの出現もあります。どう私たちはインパクトを計るのか。しかし、その一方で、ネガティブな社会的リターンはどのようなものがあるのか。逆境に面した時に何をするのか - 私たちは『忍耐強い資本』(patient capital)を最も必要とする事業に届いているのか? どうやって私たちは多様な新たなプレイヤーの参入に反応し、どこで失敗するのか? ("As the impact investing space quickly evolves, old questions remain and new ones arise.  How do we measure impact – but also, what would negative social returns look like? What do we do in the face of adversity – are we reaching the enterprises that most need patient capital? How can we respond to the entry of diverse new players? Where have we failed, and how are we reacting to these learning moments?")」

 

「ベンチャーフィランソロピーや、ジェンダーに注目した投資など、さまざま異なるアプローチと視点が、これらの課題を切り抜けようとしています。("Different approaches and lenses cut across these issues, ranging from venture philanthropy to gender-focused investing. ")」

 

『目的を持つ投資』トラックは、これら無数のトピックについて議論する実践者と専門家が集います。そして、この分野についての大会参加者の理解が重要な洞察へ発展されることを私たちは期待しています。("The Purposeful Profit track will gather practitioners and experts who will discuss these myriad topics and, we hope, distill key insights to transform our audience’s understanding of the space.")」

 

とても彩りあふれるアイデアが飛び交うことでしょう。ですが、私たちは、ペンキを塗ってから乾くのをじっと見ながら待つようなものにならないと、お約束いたします。("There’ll be plenty of colorful ideas flying about, but we can promise you it won’t be like watching paint dry.")」

 

そして、機会(Opportunity)として、下記のテーマを列挙しています。これらは恐らく部会のテーマになるものと思われます。今後の登壇者の確定等に応じて、より詳細の発表があるものと思われます。

 

インパクトを測定する (Measuring Impact) 

インパクト投資の底割れ (Impact Investing Breakdown)

ベンチャー・フィランソロピー (Venture Philanthropy)

新興市場と社会的そして財務的リターン (Emerging markets and social and financial returns)

都市近郊のインパクト投資 (Urban Impact Investing) 

インパクト投資とベンチャーキャピタルの分野 (Impact Investing and the Venture Capital Space)

 

明日は、3つ目のトラックの「環境と持続可能性 (Environment and Sustainability)」について、お話をする予定です。

 

(2012年大会の基調講演で述べられた「リーダーシップはイノベーションを促進し、イノベーションはリーダーシップを促進する」)

 

(2012年大会で、本スタディプログラムに参加した当時の金沢大学の男子生徒が、日本人一般参加者として初めて大会にて英語でスピーチを行いました。写真は無事にスピーチを演台で終えて席に戻った後の様子です。)

 

本スタディプログラムはまだ募集を継続しています。さらには、本クラウドファンディングでの助成を希望する若者の募集も継続しています。

 

またとない貴重な機会で学ぼうという若者へのご支援を、何卒お願い申し上げます。