コンゴのマダティ金採掘場で働く子供達に金探知機と運搬車を届けたい！

イギリスには'Question Time'という番組があります。ディンブルビー兄弟が司会をしている番組で、お兄さんがテレビで、弟がラジオで、現在の政治や経済に関する課題に対して視聴者が質問を出し、その番組に参席している政治家や知識人が、それについて、それぞれ意見を発言する、とても興味深い番組です。

この弟、ジョナサンディンブルビーは、アフリカを旅をしたドキュメンタリーの番組を何度かシリーズで作りました。その中にコンゴ民主共和国を旅した番組もあります。

その番組で、少し驚いたのが、コンゴにあるオーケストラが紹介されていたのを見た時でした。とても美しい曲を演奏するオーケストラ。今まで、コンゴというと、生活環境が厳しいというイメージだけが強くあったのに、それとは全く違う、美しい環境がある！と知って驚きました。

1920年代、サイモン キンバング(Simon Kimbangu) というコンゴ人のクリスチャンが、白人も黒人も同等の価値があると語り、運動を起こしました。そのことの故に、当時コンゴを植民地化していたベルギーの政府によって、彼は捕らえられ、死刑を宣告されます。後に終身刑となり、30年間牢獄生活をして亡くなりました。

この人の孫にあたる人がこのオーケストラを結成したのだそうです。それぞれの国に難しい過去があり、悲惨な歴史がありますが、今、生きている私たちが、少しでも善なる社会、環境を作る為に貢献できるならば、このことによって、最終的に私たち自身の国、環境をも改善させていける道を見いだせるのではないかと思うのです。

今回の子供達の為のプロジェクトも、小さなプロジェクトではありますが、皆さんのご協力によって、一人でも多くの子供達が教育を受け、正しい社会を形成していけるのではないかと、心から感じております。