ヒョウくんの兄弟？白猫ユキくん

ユキくんは、ヒョウくん（4月3日付活動報告）と同じ真っ白な男の子で、先日、お空へと旅立ったヒョウくんと同じ現場に地域猫として残っていた子です。

 

お外でごはんを食べている様子を見ると、ここ最近、お口の状態が悪く、朝晩のご飯も痛々しい・・・。

食べたくてもなかなか進んでおらず毛並みも極端に悪い・・・

ひとまず、ねこ友会で保護して、お口を治療することになりました。

 

 

まだ食欲はあったユキくん。あっけなく捕獲器にイン！

その翌々日、病院で診てもらい、ひどい口内炎・歯肉炎を起こしていることが判明。

抜歯手術で炎症のもととなっていた悪い歯をすべて取り除きました。

 

術後は暫く療養の為、すぐにリリース（元居た場所に戻すこと）はせず、シェルターで保護することになりました。

すると、臆病でシャーシャーだったユキくんが、スタッフのお世話により段々と慣れて来ました！

そこで、リリースはせず、保護に切り替える事になりました。

 

 

 お口が良くなり、食欲が戻り段々と人に慣れていくユキくん。

「これなら譲渡で幸せのおウチに繋ぐ事も夢ではないね」なんて思った矢先に、また、口内炎歯肉炎が再発してしまったのです・・。

 

数日は投薬で様子を見て過ごしていましたが、段々と食欲も無くなり、

ある日突然何度も吐血し、ボランティアスタッフは慌てて病院へ駆け込みました。

 

暫く入院治療となり、検査したり点滴したりの日々・・・

つい先日、同じ病院にずーっと入院してたヒョウくんが頭をよぎります、、

 

「ユキくんはヒョウくんの分も

頑張って生きて

絶対元気になるんだよ！！」

 

すると、お空でいつも見守ってくれてるヒョウくんが守ってくれたんですね、、

段々と回復の兆しを見せ、退院出来る事になりました！

 

ユキくんの吐血について、ハッキリした原因は分からなかったのですが、リンパなどが腫れていて、おそらく重度の胃腸炎という事でした。

今はまだ経過観察中ですが、ひとまず安心。

「ユキくん帰れるよー！よかったね〜！！」

 

シェルターに帰ってきて、ちょっと安心したような様子のユキくん。

ボランティアスタッフのみんなで消化の良いご飯を食べさせてあげたり、「よく帰ってきたね！頑張ったねー！」と声をかけたり、ナデナデ攻撃をしたりしているうちに、すっかりデレデレに甘えん坊になってしまったユキくん。

今では「ご飯よりまずナデナデして〜！」と目で訴えて来ます（笑）

 

 

 お外で過酷な暮らしが長かった子は保護すると病気が見つかったり、病気で弱ってしまって保護する事も少なくなく、ユキくんもその中の1猫です。

ねこ友会が活動している地域に、そんな猫さんが数多く居るのは分かっていても、全ての子を保護が出来ないのも現実です。

 

色んな理由から保護出来ない子であっても、医療を施し、また地域で見守り続ける事が出来るのも、ご支援があるからです。

地域の皆さんと一緒に、色んな角度から猫さん達を守って行けるよう、引き続き頑張って行きたいと思います。

 

ねこ友会ボランティア　松本さん