創業90周年の三田市老舗の公衆浴場「しんち湯」をより快適な場へ

自己紹介

 

こんにちは！しんち湯3代目の足立隆之と申します。まだ3代目がいますが、今回は私が担当になります。

 

私は、1982年12月23日にしんち湯4代目として、ここ兵庫県三田市で生まれました。赤ちゃんの頃から今まで銭湯ありきの生活をしてきて、一度は一人暮らしも1年ほどしておりましたが、やはり家風呂には馴染めず、実家に帰りました。

 

父はもう71歳で母も67歳です。しかしまだまだ現役で頑張っています。そして私は、妻と3人の子宝に恵まれ5代目まで後継者を残すことができました。今では家族二人三脚で経営しております。

 

 

しんち湯は薪で焚いている銭湯になります。いつもは父が薪を集めに行っています。いつも軽トラいっぱいに積んで帰ってきます！それでも3日持つかどうかの量にはなります。

 

釜場は毎朝10時すぎから焚き始めます。主には父が焚きますが、父も他の仕事も兼ねてますので、その時は母と私が交代交代で行っております。

 

 

 

昼過ぎに焚き終わり、昼ごはんを食べてから、小休止。そして午後3時前に釜場を焚きなおします。それから私は子供のお迎えや晩ごはんなどを担当して、母が番台、父が釜場を担当しております。妻は子どもたちの世話などをして家族総動員で行っております！そして、午後7時半に母と父と、番台と釜場を交代します。それから最後午後9時半まで、私たちが管理してます。

 

 

しんち湯は、地域ではとても重宝していただいていると感じています。常連さんも一見さんもいつも「いいお湯でした。気持ちよかった！」と言って帰ってくれます。一見さんも「また来ます！」と言って帰られる方が多いです。特に若い人たちは、新鮮なことなんでしょうか？！とても物珍しく見て感じられてます。

 

冬には三田国際マスターズマラソンというイベントがあるのですが、毎年その時に来られるお客様が、「今年もあったわ。来年も来ますんで続けて下さいね！」と毎年言ってくださいます。

 

最近では、Twitterやfacebookで宣伝してる効果なのか、すごく若い人のお客様や家族連れが多くなってきてます。昔は近所の人の憩いの場所が、時代が進むにつれ、若い人たちの楽しみの場に変わってきてる気がします。

 

もちろん老若男女問わず安心して過ごしてもらえるような場にするのが、私たちの理念です。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

そんな老若男女問わず安心して過ごしてもらえるような場には、レトロな雰囲気を残しつつ、新しくするところは新しくしていく、「温故知新」の考えが私の考えです！

 

創業90周年の建物の劣化は今は顕著に表れています。特にこの時代に取り残された「ぼっとんトイレ」です。

 

お客様はやはり使い勝手が悪いのがあってか、しぶしぶ使う方もいれば、小さいお子様は怖くて泣き出してしまう子もいるくらいです。

 

地域の活動としては、近くの小学生の校外学習の場にも使われています。その時に子どもたちの反応を見ても、あまりいいものではありません‥。

 

外部の人からしたら、「まだあるんや。」「すごいね！」とか貴重な感じのコメントをいただくこともありますが、いざ使うとなると、匂いもあるし、怖いし、使い勝手はとても不便さを感じずにはいられません。

 

 

トイレができずに泣き出した子どものご家族の中には、トイレが原因となり、帰られた家族連れのお客様もおられます。

 

その時はとても申し訳なく思いました。情けなく思います。せっかくいいお風呂が提供できても、トイレ一つで台無しになってしまうのは心もとないです。

 

しかし、改修の費用は下水道工事から入るので、普通の工事費よりどうしても割高になってしまいます。そのため、お客様がより安全に安心して使えて、より衛生的に過ごせるように、今回このプロジェクトを立ち上げました。

 

自己資金はここ30年ほど釜や煙突の借金返済のため貯められず、借入金は釜と煙突だけでいっぱいになってしまったので、借りられない状況です‥。

 

ゆくゆくは釜も煙突も替えなければいけないのですが、その前にこのトイレ改修をしないといけないということでクラウドファンディングを知り、挑戦させていただきました！

 

これがもし無理ならば、私の代で店をたたむことも視野に入ってきます。

 

そのため、皆様のご協力が得られるのであれば、私たちは地域の人たちに素晴らしい銭湯だということを伝えていきたいと思い、日々精進するばかりです。

 

今では、毎月26日には「風呂（26）の日」としてささやかなプレゼントをお配りしております！

 

女湯には「しんち湯リサイクル市」もあります！いいものが安価で手に入るスペースです。お子様にはぬいぐるみや乳児の靴、カバンや財布などあります。

 

 

このようないろいろなイベント事も含め、5月にはしょうぶ湯、12月にはゆず湯も実施しております！

 

家ではなかなかできないこともあり、レトロな銭湯ですが、皆様に楽しく気持ちいい銭湯を目指しております！

 

 

 

プロジェクトの内容

 

しんち湯は、今年で創業90周年を迎えます。ここから100周年まで、向かっていく前に、少しでも快適な空間をご提供できるよう、創業90周年のチャレンジとしてトイレの改修を行えればと思います。

 

今回ご支援いただいたご支援金は、下水道工事費用と男女両方の外装と内装の費用として大切に活用させていただければと思っております。

 

 

今回は自己資金や借入金がないため、全額クラウドファンディングに頼らせていただく方針です。

余剰金がある場合は、他の内装や冷蔵庫、冷房設備などの補修などに使わせていただきます。

 

どうか温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

老若男女問わず安心してより衛生的に気持ちよく過ごしてもらえるようなトイレをつくりたいと思っております。

 

トイレの問題でもうお客様が帰られる姿は見たくありません！お客様にも申し訳ないし、わたしたちも情けないです。双方に気持ちよく過ごせる銭湯づくりの1つにしたいです。

 

今後は気持ちよく使っていけるように、トイレを始め、直さなければいかないといけないとこを直して存続させていきたいです！

 

ゆくゆくは釜も煙突も替えなければなりません！その時もまた皆様のお力添えをいただくかもしれません。

 

これからも令和という新しい時代に負けないようなレトロな銭湯を目指して、私の理念「温故知新」を大切にしていきたいです！

 

創業90周年ですが、まだまだ進化の途中です。いつまでも誰にでも愛されるそんな銭湯を提供できたら私も嬉しいです！お客様あっての銭湯ですから！これからもしんち湯を見守ってください！

 

よろしくお願いいたします！

 

 

 

しんち湯 3代目からのご支援のお願い

 

息子が若いときに体を悪くして、仕事はおろか動くこともままならない時期がありました。その時は、私の代で閉めることを考えておりました。しかし奇跡的な回復により、まだまだ続けられることに嬉しく思いました。

 

これからもしんち湯を繋いでくれる息子のために、どうか皆様ご支援のほど、よろしくお願いいたします！