心停止の現場にすぐに付近の救助者を呼んで命を救うSOSアプリ

心停止の現場にすぐに付近の救助者を呼んで命を救うSOSアプリ

支援総額

3,205,000

目標金額 3,000,000円

支援者
278人
募集終了日
2014年9月29日

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プロジェクト本文

毎日180人が突然死している社会問題の解決を目指すアプリ

 

はじめまして、iPhoneアプリ企画開発者の玄正 慎(げんしょう まこと)と申します。日本では心臓が突然止まってしまう人が年間で約73,000人もいて、その9割にあたる約65,000人がそのまま亡くなってしまっています。1日平均にすると約180人もの人が亡くなっている計算です。突然の心停止は高齢者だけでなく子供や健康な若者でも、誰にでも起こりうるものです。

私はいまこの大きな社会問題の解決を目指し、心停止の現場にすぐに付近の救助者を呼ぶことで、迅速に適切な措置を施し命を救うアプリ「AED SOS」の実現に取り組んでいます。

 

しかし、現在アプリの開発運営費が不足しています。愛する

家族の突然の死に直面し、やりきれない思いをする人が毎日

大勢います。そうした方を一人でも減らすためのアプリが開発・運営

できるように、お力をお貸し頂けませんか。

 

(WIRED CONFERENCE 2013でのプレゼンの様子)

 

日本の心停止者救命の現状

 

心停止者の命が救えるかどうかは時間との勝負です。人は心臓が止まった状態では、1分経過するごとに10%生存率が下がると言われています。119に通報をしてから救急車が現場に到着するまで全国平均で8分の時間がかかるので、ただ救急車の到着を待っているだけでは生存率は10%前後しかありません。従って、その場にいる市民が胸骨圧迫による心肺蘇生やAEDの電気ショックでの救命活動を行う必要があります。実際に、救急車の到着前に市民が心肺蘇生やAEDを使用したケースでは生存率は41%で、何もしない場合に比べて4倍も命が助かる可能性が高まります。(心停止者の救命について、今回のプロジェクトの共同研究者である石見先生が代表を務めるPUSHプロジェクトが作成された素晴らしい動画があります。ぜひこちらをご覧下さい。http://aed-project.jp/movies/movie6.html

 

しかし、実際は市民が心停止を目撃したケースで、心肺蘇生を行っているのは約半分しかありません。さらに、救急車の到着より前にAEDで電気ショックを与えることができたケースは3.7%しかありません。突然目の前の人が倒れたときに、パニックにならずに心肺蘇生法を正しく行える方や、付近のAEDの場所がわかりすぐに持って来れる方、そうした方がその場にいるかどうかは偶然であり、いないケースも多くあります。何をしていいのかわからず、救急車の到着を待つしかなくて、早期の処置ができなかったために亡くなってしまう命が数多くあります。

 

(心停止者の命を救うには市民の救命活動が必要)

 

なぜSOSできるアプリが必要なのか

 

日本には市民が使えるAEDが約30万台も設置されていて、世界有数のAED普及国です。また、心肺蘇生法やAEDの講習を受講している市民の方は年間約140万人もいます。さらに、医療系の仕事に従事されている方々も多くいます。そして、人の命を助けるために自分ができることがあるなら協力したいという意志を持つ方々が数多くいる素晴らしい国です。日本はこれだけの社会的なリソースを持っていますが、それがわずか数分以内に適切な処置をしなければ亡くなってしまうという突然の心停止者の救命においては、有効につなげられていないのが現状です。

 

そこで、スマートフォンの位置情報を活用し、SOSを発信して周囲にいる救命協力する意志のある方と即座につなげて助けを呼ぶことができるアプリを考えました。心肺蘇生法やAEDの講習をしっかりと受けている方、医療について基礎的な知識を持っている方、現場近くのAEDの設置場所がわかる方、付近にいるそうした方々にアプリを通じてすぐに事態を知らせることができれば、すぐに現場に来て適切な処置をしてもらったりAEDを届けてもらうことができ、救急車の到着前での心肺蘇生やAEDの実施率が上がり助かる命を増やすことができると考えています。

 

(心肺蘇生法の講習に参加する市民の方々)

 

どのように実現していくのか

 

この「AED SOS」を発案し、有志のメンバーとともにアプリのプロトタイプを作りました。それがこちらです。

 

 

 

しかし私は医学的なバックグランドを持っているわけではありません。このアプリが世の中に出れば、それで実際に人が動いて人の生死に関与するものですから、心停止者救命において本当に有効なものにする必要があります。そのためには、心停止者救命の分野の専門家を交えてアプリの機能と果たすべき役割をしっかりと考え、プロトタイプのアプリに肉付けして実用に耐えうる内容のものにブラッシュアップし、それではじめて世の中に公開すべきであると思いました。

 

今年5月、心停止者救命の研究や啓蒙において日本で中心的に活動されている京都大学 環境安全保健機構 附属健康科学センター 准教授 石見拓先生とお会いすることができました。石見先生も心停止者の救命につながるアプリが必要であると考えていらっしゃり、外部有識者としてアプリの実現と普及にご協力頂ける運びとなりました。

そして6月にAED SOSの開発/運営法人としてCoaido株式会社を都内に設立しました。社名のCoaido(コエイド)はco(共に)aid(救助)do(する)という想いを込めて名付けました。京都大学石見先生と弊社との共同研究という形でアプリの実現に向け進めていくこととなりました。

 

6月に開催された「減らせ突然死プロジェクト」の実行委員会に、私たちAED SOS開発チームも参加させて頂きました。「減らせ突然死プロジェクト」は、日本でAEDの普及が始まってから今年で10年に当たることを受け、この問題の解決のために取り組まれている有識者の方々が集まり、共同で啓蒙していくプロジェクトです。実行委員会では参加されている有識者の方々に、AED SOSについて様々なご意見やアドバイスを頂きました。こうした専門家の方々の知見を得て、心停止者救命の課題解決がしっかり図れるアプリを作り上げていきます。

 

(減らせ突然死プロジェクト実行委員会への参加風景)

 

なぜ皆様のご支援が必要なのか

 

このアプリ「AED SOS」は、SOSを発信して付近の救命協力者とつながり現地に来てもらうことで心停止の課題解決を目指すアプリです。そこで複数の救命協力者に、マップ上の情報だけではわからない現地の詳細な情報(ビルの階数、夜間の入り口など)を伝える必要があり、番号非通知で複数人が同時通話できるシステムを構築しています。その際の通話料やシステム維持費はすべて弊社の負担となり、アプリを多くの方々に使ってもらうと年間で数百万円〜1000万円近くのコストがかかる見込みです。しかし、短期的に収益を生み出せるような事業ではありませんので、初期運営資金の調達が課題となっています。

 

このアプリを実現して多くの方々に使ってもらうことができれば、突然の心停止になっても命が助かる人は年間で数百人〜将来的には数千人という規模で増えていくことも夢ではないと思っています。このアプリを実現し、世の中に広めていくために、どうぞ皆様のご支援を宜しくお願いいたします。

 

引換券について

 

ーーーーーーーーーーー 3,000円支援すると ーーーーーーーーーーー

 

・サンクスメール

・お礼状と報告書

・サポーターステッカー

※スマホやPCに貼ってもらうことを想定したサイズを考えています。

※上図は現時点でのイメージ図です。実際のデザインや色身は今後改良し変更する可能性があります。ご了承下さい。

 

ーーーーーーーーーーー 10,000円支援すると ーーーーーーーーーーー

 

上記3点に加えて、

 

・アプリ内のサポーターページにお名前を掲載

※掲載を希望するお名前(ニックネーム可)を後ほどお知らせ下さい。

 

・サイト内にお写真、お名前とメッセージを掲載

※掲載を希望するお写真(顔が写っていないものやSNSのアイコン画像でも可)、お名前(ニックネーム可)とメッセージ(50文字以内)を後ほどご用意下さい。

※メッセージの内容は心停止者救命に関するものに限定させて頂きます。ご了承下さい。

 

・サポーターiPhoneケース

 

※iPhone5/5s用ケースになります。

※上図は現時点でのイメージ図です。実際のデザインや色身は今後改良し変更する可能性があります。ご了承下さい。

 

・サポーターTシャツ

 

※サイズは、4種類(S、M、L、LL)からお選び頂けます。

※上図は現時点でのイメージ図です。実際のデザインや色身は今後改良し変更する可能性があります。ご了承下さい。

 

※ご注意:iPhoneケースとTシャツはどちらか希望する方1つのプレゼントとなります。後ほどご希望する方をお伝え下さい。

 

ーーーーーーーーーーー 30,000円支援すると ーーーーーーーーーーー

 

上記6点に加えて、

 

・東京/大阪で開催予定の報告会のうち希望する方へ2名様ご招待

開催時期:2014年10~11月

開催場所:東京/大阪のどちらか希望される方へのご招待となります。

※交通費は自己負担でお願いいたします。ご了承下さい。

※参加できなかった方には当日の様子をまとめて報告させて頂きます。

 

プレミアムサポーターカード

 

※名刺サイズのカードに支援者様のお名前(アルファベット表記)とプレミアムサポーターナンバーを記載いたします。
※枚数は100枚となります。
※上図は現時点でのイメージ図です。実際のデザインや色身は今後改良し変更する可能性があります。ご了承下さい。

 

ーーーーーーーーーーー 100,000円支援すると ーーーーーーーーーーー

 

上記8点に加えて、


・代表の玄正が訪問して詳細な説明と要望のヒアリング

※訪問場所は国内のみ、交通費込みとさせて頂きます。

 

ーーーーーーーーーーー    最後に    ーーーーーーーーーーー

 

日本で一般市民によるAEDの使用が認められてから、今年で10年目に当たります。この節目の年に、心停止者救命の課題に真剣に取り組んできた方々が、協力してこの課題を解決しようとしています。このプロジェクトもその一助となれば幸いです。

 

心停止者救命の課題の解決は、心肺蘇生法やAEDの正しい知識を持つことの重要さを多くの方に知って頂くことが第一歩となります。

 

もし、少しでもこのプロジェクトに共感して頂けましたら、FacebookやTwitterなどでシェアして頂けると本当に嬉しいです。

 

最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました。

 

玄正

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プロフィール

一般社団法人ファストエイド 代表理事、Coaido株式会社 代表取締役 CEO。ハッカソン参加中に電車内で急病で倒れる人に遭遇、救命共助SOSアプリを発案し優勝。その後、心停止の当事者へのインタビューを通じて突然死が遺族に与える傷の大きさを知り、実現のため2014年にCoaido株式会社を創業。緊急時に119番通報と同時に周囲にSOSを発信し、救命知識のある方に助けを求めることができる「Coaido119」アプリを開発。経済産業省「第3回 IoT Lab Selection」グランプリ受賞。「BEYOND MILLENNIALS」The Game Changer Award 2019 ソーシャル部門 グランプリ受賞。IoTやロボティクス連携で突然死のない世界の実現を目指している。ペットボトルの空き容器でCPR(心肺蘇生)訓練ができる世界初のキット「CPRトレーニングボトル」の発案者。

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リターン

3,000


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・サンクスメールをお送りいたします。
・お礼状と報告書をお送りいたします。
・サポーターステッカーを1枚お送りいたします。

支援者
143人
在庫数
制限なし

10,000


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上記3点に加えて、

・アプリ内のサポーターページにお名前を掲載させて頂きます。(ニックネーム可)
・サイト内にお写真、お名前とメッセージを掲載させて頂きます。(顔が写っていないものやSNSのアイコン画像でも可、ニックネーム可、50文字以内)
・サポーターiPhoneケース、サポーターTシャツのどちらか希望する方をプレゼントさせて頂きます。

支援者
118人
在庫数
制限なし

30,000


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上記6点に加えて、

・東京/大阪で開催予定の報告会のうち希望する方へ2名様ご招待させて頂きます。(交通費は自己負担でお願いいたします)
・プレミアムサポーターナンバーとお名前を記載したカード100枚をお送りいたします。

支援者
12人
在庫数
制限なし

100,000


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上記8点に加えて、

・代表の玄正が訪問して詳細な説明と要望のヒアリングを行わせて頂きます。(国内のみ、交通費込みとさせて頂きます。)

支援者
8人
在庫数
制限なし

プロフィール

一般社団法人ファストエイド 代表理事、Coaido株式会社 代表取締役 CEO。ハッカソン参加中に電車内で急病で倒れる人に遭遇、救命共助SOSアプリを発案し優勝。その後、心停止の当事者へのインタビューを通じて突然死が遺族に与える傷の大きさを知り、実現のため2014年にCoaido株式会社を創業。緊急時に119番通報と同時に周囲にSOSを発信し、救命知識のある方に助けを求めることができる「Coaido119」アプリを開発。経済産業省「第3回 IoT Lab Selection」グランプリ受賞。「BEYOND MILLENNIALS」The Game Changer Award 2019 ソーシャル部門 グランプリ受賞。IoTやロボティクス連携で突然死のない世界の実現を目指している。ペットボトルの空き容器でCPR(心肺蘇生)訓練ができる世界初のキット「CPRトレーニングボトル」の発案者。

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