プロジェクト概要

 

「アフリカンキッズであることは素敵なこと」そう感じてもらいたい。私が子どもの頃に居てほしかった大人になり、子どもたちの居場所作りのためのキャンプを行います!

 

はじめまして!「アフリカンキッズクラブ」のエバデ・ダン愛琳(あいりん)と申します。 私は、日本とナイジェリアのミックスとして岐阜県で生まれ、21年間ずっと日本で生活をしています。

 

私は物心ついたころから、みんなと体つきが違う、肌の色が違う、髪の毛も直毛ではない……「私ってみんなと少し違うんだ」と、思いながら過ごしてきました。それでも、負けず嫌いな性格だった私は何とかして周りに溶け込もうと必死でした。

 

そんな中、大学生活の一貫として始めたインターンシップ先で、私と同じ境遇の子どもたちのための小さなコミュニティがあることを知りました。「黒人って言われていじめられた」 「アフリカって貧しいからお前の家も貧乏なのって聞かれた」 「英語が話せるのって聞かれるけど、全然話せないから馬鹿にされた」 とっても元気でエネルギーに満ち溢れている彼らにも、子どもの頃の私と同じような悩みを抱えていたことが見えてきたのです。

 

そこで、彼らが集い語り合える場として、今年の夏にアフリカンキッズの子どもと家族が一同に揃うキャンプを開くことにしました!これは、2005年から運営しているアフリカンキッズクラブ​という小さなコミュニティを拡大し「アフリカンキッズであることは素敵なことなんだ!」と子どもたちに感じてもらうための活動のひとつとなります。どうか、皆さまの温かいご支援をお願いいたします!

 

小さい子を抱っこしているのが私です!

 

「周りの大人は私のことなんて理解してくれない」そう思っていたあの頃。大学入学後「2つのバックグラウンドを持つことが私の全てではない」と気付いた。


子どもの頃、周りにいる大人は別の世界の人で、同じ境遇にいる大人がひとりでも居たら、と何度も思いました。日本語が出来ないと思われないように漢字テストで悪い点を取らないよう努力をしたり、英語は話せて当たり前でしょ?という周りからのプレッシャーに耐え、家庭ではほとんど使わなかった英語を一生懸命勉強したり、頭皮が焼けるような思いをしながら縮毛矯正をかけ続けたこと……この人たちには私の気持ちは分からない、と言い聞かせてきました。


そうした思いを抱えながら小中高と過ごしていたところ、高校の恩師の薦めで東京の大学に進学しました。すると、入学前までは想像もできなかったような幅広い人たちとの交流ができ、私のように両親が国際結婚をした人と出会うこともできました。

 

しかし、彼らとの交流を深める中で、だんだん自分が「日本とナイジェリアのミックス」だけで完結してしまっているのではないかと焦燥感を抱くようにもなりました。というも、ほかの子は自身の趣味や特技を発するのに、私はいわゆる「ハーフ」としてのエピソードトークしかしないことに気づいたからです。そこでようやく、2つのバックグラウンドを持つことが私の全てではないと気付くことができました。

 

大学の友人と浅草寺に遊びに行ったり、毎日楽しく過ごしています!

 

キャンプを通じて、バックグラウンドを持つ子どもだけではなく、その親たちにも誇りと希望を持ってほしい!

 

大学でアフリカ研究をしている教授からの紹介で出会ったアフリカンキッズクラブ。ここでは、私のように2つ、あるいはそれ以上のバックグラウンドを持ちながら日本で生活している子どもたちと触れ合う機会がたくさんあります。

 

昨年も開催したキャンプでは、はじめは緊張していた子どもたちも、夜のバーベキューの時間にはもう手が付けられないくらい元気になっていました。

 

昨年のキャンプに参加した子どもたちの様子です!

 

最終日、もうこれでお開き!という時間になると、ある男の子は浮かない顔をして、「次はいつ会える?」と聞いてきました。彼は学校で心無い「いじめ」を受けていましたが、自分と同じようなバックグラウンドをもつ同世代、年上と過ごすことで、自分に自信が湧いてきたようでした。その姿を毎日見守っていたお母さんにとっても、ほかの保護者と話して情報交換できる機会となり、涙を流して喜んでいた方もいらっしゃいました。

 

こうした子どもたちや保護者たちの様子が忘れられないからこそ、今年も2017年7月29日(土)~2017年7月30日(日)の2日間、奥多摩のキャンプ場で川遊びやバーベキューを企画しました。

 

「アフリカンミックスはかっこいいことなんだ!」とはにかむ少年

 

日本とナイジェリアのバックグラウンドを否定していた男の子。
昨年のキャンプ後、夏休みの自由研究で大きな模造紙にアフリカについてびっしり書き込んでくれた。

 

アフリカンキッズや保護者たちが悩みを共有できるプラットフォームへ!

 

私は今21歳になり、ちょうど子どもの頃の私と当時の両親の年齢との間あたりになりました。アフリカンキッズクラブの活動を通じて、子育て真っ最中のお母さんたちの話を聞いていると、うちの両親もこういうことで悩んでいたのかなぁと感じることがあります。

 

私が誰にも相談できなかった子どもの頃と同じように、親としても悩みを相談する場があまりなかったからこそ、アフリカンキッズクラブがそうした思いを共有できるプラットフォームになっていくことができれば、と思っています。

 

そして、アフリカンキッズクラブに携わるすべての人に、ミックスであることは彼らの中での共通点ではあるけれど、それは彼らの一部であり全てではない、そこで完結し得ないような限りない可能性があるんだ!ということを知ってもらいたいです。

 

より多くのアフリカンキッズたちそして保護者の方々にこのコミュニティの存在を知ってもらい、気軽に参加してもらえるようになっていくよう今後も貢献していきます。どうか、私たちの活動に応援をお願いいたします!

 

小学生から中高生まで、幅広い世代が一緒に楽しめるのがこのキャンプのいいところです

 

~アフリカンキッズクラブ(AKC)について~

 

アフリカンキッズクラブは日本で暮らすアフリカの国々出身の人々を支援し協力しているNPO法人アフリカ日本協議会(AJF)の事業の一つです。2005年から始まり、多様なバックグラウンドをもつアフリカキッズたちのために様々なアクティビティを行っています。それらを通して彼らに自分のルーツを知ってもらう、そしてありのままの自分を誇りに思ってもらえるような居場所づくりをめざしています。

 

大きい子から小さい子へ、キッズクラブの存在をつないでいってもらえたらと思います

 


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