プロジェクト概要

被写体となって下さった皆さんに写真集を届けたい、そんな想いにご協力お願いします!

 

皆様、目標が達成後にもご支援いただき、ありがとうございます。このプロジェクトに多くの方々が共感してくださっていること、とても嬉しく、皆様と一緒に写真集を出版できること、大変誇りに思います。いただいた資金は、写真集の出版費用として使わせていただきますが、達成後、目標金額を上回った分をどうするか、考えました。

 

今回、日本列島を南から北へ、北から南へと何度も何度も行ったり来たりした為に、撮影費がかさみ、資金面では、今まで味わった中で、これ以上はないだろうというくらい、苦しい経験をしました。久しぶりに会う方には『痩せたのでは?』と心配され、北海道での撮影の帰り、生まれて始めて救急車にもお世話になりました。ですので、かかった経費分としていただくことも、考えました。


しかし、実はこの資金不足で、私にとって本当に大切なことを諦めています。それは被写体となってくださった皆さんに写真集をプレゼントすることです。今回、写真集を手にすることを心待ちにしながらも、お亡くなりになった方がいらっしゃいました。クラウドファンディングに挑戦したのは、早く完成させ、写真集を届けたい、といった想いもありました。

 

しかし、今の自分には100組の方へプレゼントすることはとうてい不可能。送料手数料など含め、60万近くかかってしまいます。そこで、今回上回った金額をあて、また、新たなリターンとして『被写体となって下さった方へ写真集を贈る』リターン5000円を設け、引き続きご協力を仰ぐことにしました。


今、皆さんがこんなにも早く支援をして下さり、また沢山の方々へ情報発信をして下さったおかげで、締め切り日の2月28日23時までおよそ1ヶ月の時間があります。新たなリターンも追加しました。出版が確実となった今、私も全力でPRをしていきます。どうかご協力をお願いします。

 

今回は、金額設定を設けません。この『贈るプロジェクト』とそして写真集のこと、
身近な方へお知らせ下さい。日本全国に暮らす被写体の皆さんにとって、かけがえのない一冊の写真集を届ける為皆さんのお力添え、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

宇井 眞紀子

 

 

アイヌの皆さん希望の場所と姿で撮影した100のポートレートを綴った写真集『アイヌ、100人のいま』の完成に皆さんの力を貸して下さい!

 

はじめまして。写真家の宇井眞紀子と申します。1960年千葉県生まれ。武蔵野美術大学在学中に社会派ドキュメンタリーの写真家・樋口健二氏に出会い、写真の道に進むことを決意しました。日本写真芸術専門学校にも学び、現在フリーランスの写真家として活動しています。

 

25年前、私はアイヌと出会い、「今を生きるアイヌの伴走者でありたい」という思いで取材を続けてきました。20年という歳月の取材を重ねた頃、はじめましてで『アイヌの写真家として出会い、撮る』ということが出来るのではないか、そのような撮影から見えてくるものがあるのではないか、とアイヌの今を写す写真集の制作に取り掛かりました。

 

既に撮影は終えており、後は写真集としての出版を残すのみです。皆様のお力で今を生きるアイヌ100の肖像を綴る、写真集を作らせていただけないでしょうか?

 

撮影の様子

 

 

「今を生きるアイヌの伴走者でありたい」と撮影を続け、気づけば25年が経っていました。

 

アイヌ民族は東北地方から北海道、千島、樺太に住み、独特の言語やアイヌ文様、口承文芸を受け継いできました。私とアイヌとの出会いは今から25年前に遡ります。撮影の仕事をした雑誌を確認している時、ふと二風谷ダム建設の記事に目が留まりました。アイヌ民族が多く住む地域、二風谷にダムが建設され聖地が壊されてしまう、というアイヌ女性の訴えです。「ダムが出来る前に行きたい」と強く思いその女性に手紙を出しました。すると走り書きの「すぐにおいで」とお返事が。急いで機材を詰め込み、出発しました。


初めて訪れた二風谷では「私は、アイヌの今を、本当に知らなかったんだ」と思い知らされました。想像していたような「アイヌ民族らしい」服装やチセ(アイヌ式の建物)を見かけるともなく、そこにはごくごく普通の街並みが続いていました。しかし、突然そこだけタイムスリップしたような空間が現れ、チセ(アイヌ式の建物)を現役で使用するビッグママに出会いました。その人が投稿した女性でした。

 

訪れた先で挨拶を交わす暇もなく「とにかくお腹いっぱいたべなさ~い」と山盛りのご飯茶碗を手渡されたり、子供がコップの水をこぼした時には、そこにお水が飲みたいカムイがいたんだね、と教えられたり、薬草の知識の豊富さや、自然との関わり方、あらゆるものに魂が宿るという今まで触れたことのない考え方に、「なんなんだろう!?」と驚きの連続。そんな「生きたアイヌ文化の精神性」の深い魅力に惹かれて撮影を続け、気づけば25年が経っていました。

 

アイヌは人間の力に及ばない存在に対する畏敬の念をもっています

 

 

20年の月日を重ねることで自分が和人であることの呪縛から解放されてきたように感じ、『アイヌの写真家として出会い、撮る』アイヌの今を写す写真集の制作に取り掛かりました。

 

この撮影に至るまで、私は、長い歴史の中で自分がアイヌを侵略した和人であるというわだかまりを、なかなか消すことができずにいました。ですから、突然カメラを向けるのではなく、まずアイヌの皆さんと場を共有し、よく知り合い、カメラを持つ自分の存在が空気のように気にならないくらいの信頼関係を築いてから撮影を始め、傍らで話を聴くようにシャッターを切ってきました。

 

しかし、20年という歳月の取材を重ね、現状や想いに触れ、ひとりの人間として素直に向き合うことで少しづつ、和人であることの呪縛から解放されてきたように感じるようになりました。はじめましてで『アイヌを追い続けてゆくひとりの写真家として出会い、撮る』ということが出来るのではないか、そのような撮影から見えてくるものがあるのではないか、という気持ちが芽生え始めました。そして、そんな時がだからこそ、とアイヌの今を写す写真集の制作に取り掛かりました。

 

20年という歳月の取材を重ね、自分が和人であることの呪縛から解放されてきたように感じるようになりました

 

 

アイヌの皆さんに紹介の輪を繋いでいただき、100箇所で撮影した100の肖像全てを1冊にまとめた写真集を世に送り出したい。

 

今回の「アイヌ、100人のいま」の撮影はアイヌの皆さんに紹介の輪を繋いでいただきながら、リレー形式で進めました。さらに『自分が撮りたい場所、撮りたい姿で』というテーマで考えていただいた為、撮影場所は全国へと広がり、北海道から南は奄美大島までと日本列島を縦断。一見「普通の」日本人と変わらないように見える人々の生活の中にも、アイヌの精神文化を感じることがたくさんありました。


ひとりで機材を詰め込んで移動した距離は9万キロですが、時には4時間に渡る移動や凍結した峠道を「俺に任せろ」と運転してくれる方や、撮影時も光を調節するレフ板を持ってくれる方が現れたりと、たくさんの方々の協力、そして応援があって撮ることができました。そしてこの、100箇所で撮影した100の肖像全てを1冊にまとめた写真集を世に送り出したい、というのが私の願いです。
 

撮りたい場所、撮りたい姿で撮影を行いました

 

 

さらに写真だけではなく、皆さんの『声』も拾って写真集に記したいと、撮影の最後に必ず「今、一番言いたいこと」をお聞きしました。それもみなさんに届けたいです。
 

みなさんの声がつまったノート

 

しかし、全国に渡る取材費用がかなりかかり、現在出版の費用の一部が不足している状況です。写真集は私ひとりの力では完成させることができません。皆様のお力で、今を生きるアイヌ100の肖像を綴る、写真集を作らせていただけないでしょうか。

 

 

「アイヌらしいアイヌ像」に限定されない、今この時をそれぞれに生きる姿があります。そんな自由な姿をカメラで捉えそれぞれの今を生きる等身大の「私」の姿を、大切な『今』を、未来に残していきたい。

 

撮影を通して、一見、私達と変わらない生活をしている方々の中にも脈々と流れているアイヌの精神文化とアイデンティティを感じることがあります。また、本人の希望があっても、家族の反対があり断念することもありました。反対するのは、差別が怖いという理由です。このようにアイヌであると表明するのに悩まざるを得ない現状や気持ちを受け止めながら、7年間をかけて一歩一歩、丁寧に撮影を続けました。

 

「アイヌらしいアイヌ像」に限定されない、今この時をそれぞれに生きる姿があります。そんな自由な姿をカメラで捉え、大切な『今』を、未来に残していきたい。写真集が完成し、その頁がめくられた時、そのひとりひとりの姿が語るもの、その連なりが描くもの、そこに何かが見えてくるのではないか、と思っています。また、この写真集が、私が大切にしたいアイヌ民族の歩みを、たくさんの方々が身近に感じるきっかけになってほしいと願っています。

 

この写真集が、アイヌ民族の歩みを、たくさんの方々が身近に感じるきっかけになってほしい


アイヌ皆さんと紡いだ写真集『アイヌ、100人のいま』の誕生に皆さんのお力をどうぞお貸し下さい。
 

 

経歴

 

1960年千葉県生まれ
武蔵野美術大学卒業
日本写真芸術専門学校卒業
写真家・樋口健二氏に師事

 

主な写真展(個展)​​
​​1996年 「ウレシパ・モシリ~アイヌ・育みあう大地」 オリンパスギャラリー
2004年 「アシリ・レラ~それはアイヌ語で “新しい風”」 札幌コンベンションセンター
2008年 「アイヌときどき日本人」 日本外国特派員協会 メインバー・ギャラリー
 2010年 「アイヌときどき日本人Ⅱ TOKYO 2002-2009」 コニカミノルタプラザ
 2011年 「アイヌ、風の肖像」 銀座ニコンサロン
 2013年「Ainu, Portrait of the Wind」 National Geographic London Store

​ 写真集        
​『アイヌときどき日本人』(社会評論社)
『アイヌ、風の肖像』(新泉社)
『眠る線路』(ワイズ出版)
『ASIR  RERA:AINU SPIRITS』(新風舎)

 

 

リターンについて

 

■サンクスメール

 

■ポストカード


■完成した写真集がご自宅に届きます


■宇井眞紀子による写真撮影ワークショップにご招待
※日時、場所は後日ご案内します


■アイヌ料理「ハルコロ」(東京・大久保)でのお食事会にご招待。
※日時、場所は後日ご案内します


■ポートレート撮影
2Lサイズプリント1枚(台紙付き)・写真データCD-R
※東京からの旅費は別途ご負担 


■講演に伺います
※東京からの旅費は別途ご負担、日程はご相談の上決定


■写真集の印刷立会の見学ができます。
※日時:3月30日、または31日 9時50分

 場所:凸版印刷ニ平工場正門前集合(都営三田線志村坂上A2出口徒歩5分)

 

 


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