「あいちのたてもの博覧会」を盛り上げたい

達成のお礼とネクストゴールについて

　あいちのたてもの博覧会実行委員会のクラウドファンディングを応援いただき、ありがとうございます。
　おかげさまで開始から17日目で最初の目標としていた50万円を達成することができました。
　ご支援いただいた方、また周知にご協力いただきました方々に深く感謝申し上げます。また、多くの応援コメントやメッセージもいただき、あいちのたてもの博覧会をより魅力あるものにしていかねばと身が引き締まる思いです。

 

　クラウドファンディングでの支援を見込んで、すでに今回のあいたて博では14のプレミアム企画と60ヶ所以上の一斉公開を準備しています。しかし、この実施にあたっては、最初の目標金額では不足しており、ネクストゴールとして「100万円」を設定したいと思います。ネクストゴールを達成することにより、これらの実施にあたって協力いただいている建物所有者や専門家、運営スタッフの方々に文化庁の規定に基づく謝礼をお支払いすることができ、さらに温めているあいたて博をより楽しんでもらうための企画「建物謎解きゲーム」の実施も可能となります。

　なお、仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合でも、予定しているプレミアム企画と一斉公開については関係者の協力を得て実施していく予定ですが、皆様からの多くのご支援をいただくことで、無理をお願いせずに実施することができ、さらに魅力ある企画へとすることができればと思っています。

　この取り組みを多くの方に知っていただき、応援の輪が広がっていくことを期待しています。
　引き続き、ご支援及び周知へのご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 

2023年9月29日追記

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▼自己紹介

　あいちのたてもの博覧会（略称：あいたて博）をご存じでしょうか。毎年秋に愛知県の各地で開催している建物公開イベントで今年で10回目の開催となります。普段公開していない建物を特別に公開したり、所有者や専門家による建物の歴史や特徴に関してお話してもらう取り組みで県内を7地域に分けて一斉公開日を設けて公開するほか、複数の建物を巡るツアーや魅力ある空間の中で食事を味わってもらうなどの企画を組み合わせたプレミアム企画なども行っています。

あいたて博の集大成の年となった「あいたて博　2021」の開催案内リーフレット

あいたて博2021の様子（プレミアム企画）

　

あいたて博2021の様子（一斉公開）

 

　当初は登録有形文化財建造物を対象に実施していましたが、今年度から指定・未指定文化財も対象とすることとし、これまでの主催であった愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会（愛知登文会）に加え、NPO法人愛知ヘリテージ協議会、NPO法人なごや歴史まちづくりの会が参加し、新たな実行委員会を設立しました。
　今年はその新生あいたて博の最初の年となります。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

　あいたて博は、文化庁文化芸術振興費補助金「地域文化財総合活用推進事業」の採択を受け、その資金を元に運営しています。しかし、その資金だけでは実施できる箇所数が限定されてしまい、愛知の魅力ある建物を多くの方々に知っていただくことができません。愛知県内には多くの歴史ある建造物がありますが、様々な理由から取り壊されてしまうものも少なくありません。まちの風景を形作っていた建造物がなくなってしまうことは、まちの個性が無くなってしまうことにつながります。
　私たちは建物の魅力や面白さを多くの方に伝えることで、建物に愛着をもってもらいたいと考えており、それがひいては建物の保存活用につながっていくものと考えています。より多くの建物の公開を行うためにご支援をお願いします。ご支援いただいた資金は、建物解説に協力いただく専門家などへの謝金をはじめ、あいたて博開催に必要な費用として使用します。

 

▼プロジェクトの内容

　あいたて博2023では以下の5つの取組を実施します。詳細・最新情報はあいたて博のWEBページを参照ください。Facebookページ、Instagramページでも情報発信しています。

1）オープニングトーク　－9/13（水）20:00～プレミア公開
　これまでのあいたて博の様子を紹介するとともに、今回のあいたて博に初参加いただく建物など、見どころを動画配信でご紹介します。

 

2）プレミアム企画　－10/13（金）～11/26（日）

　複数の建物を巡るツアーや食事などを楽しめる企画などを有料のプレミアム企画として実施します。プレイベントとしても位置付け、10月を中心に10企画以上を予定しています。

3）一斉公開　－11/4（土）～11/26（日）
　県内を7地域にわけ、11月の8日間で開催。県内の60か所程度の文化財建造物にて実施予定。建物解説は定員を定め事前予約制で2～4回開催。1回30～60分。参加費は原則無料です。

 

4）コラボ企画　

　他団体主催の建物公開イベントをコラボ企画として位置づけPR等で連携します。

5）クロージングトーク　－11/26（日)17:30～　ライブ配信
　一斉公開最終日に所有者、解説者、ボランティアの参加によりあいたて博を振り返るトークをライブ配信します。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

　近年、各地で建物公開イベントが開催されています。愛知県における建物公開イベントとしてあいたて博が認知され、参加者が増えるとともに、参加する建物も増えることでより多くの方々に文化財建造物の魅力を知っていただきたいと考えています。
　これまで、建物公開がされてこなかった建物についても、あいたて博への参加を呼びかけていきたいと考えています。

 

▼愛知登文会から

　愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会では、2014年から「建物特別公開」として県内の地域ごとに一斉公開日を定めて普段公開していない建物を特別に公開したり、所有者や専門家から、その建物の歴史や見どころなどを話してもらう取り組みを実施してきました。
　10年目の実施となる2023年は、「あいち登文会」だけでなく、「あいちヘリテージ協議会」や「なごや歴まちネット」の皆様のご支援のもと運営組織も拡大し実施することとなりました。 新しくなった「あいたて博」を盛り上げるため、多くの皆様のご支援をいただければ幸いです。
　リターンとして設定した冊子「あいちのたてものシリーズ」は当会が愛知県内の登録有形文化財の魅力を多くの方に知っていただきたいと作成しているもので、魅力的な写真、イラストとともにわかりやすい解説で好評いただいています。ぜひ、この冊子を片手にあいたて博にご参加ください。
　どうぞよろしくお願いいたします。

愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会
会長　小栗宏次

 

▼あいちヘリテージ協議会から

　あいちヘリテージ協議会は、阪神淡路大震災の際に、被災した歴史的建造物が専門家の判断を受ける事なく取り壊されたことを反省し、兵庫県の建築士の有志が組織化したのを習い愛知県で立ち上げた組織が「あいちヘリテージ協議会」です。

　愛知県内には貴重な建造物が多く見受けられますが、残念ながら維持管理・活用が不十分な建物を多く見受けます。

　建物を所有している方は、保存するためにはいろいろな問題が山積されています、保存のために必要な費用をはじめとして各種の問題解決が大変な事項です。

　今後も「愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会」「なごや歴史まちづくりの会」と協力しながら貴重な建造物の保存・活用に協力したいと考えています。

　今回のあいたて博のグラウドファンディングについても貴重な企画と思います、協力させていただきますのでよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

　

 

特定非営利活動法人　あいちヘリテージ協議会

代表世話人　下會所　豊

 

▼なごや歴まちの会から

　歴史的建造物は街の風景として住む人の記憶に長い時間をかけて溶け込んでいきます。そして街や地域の文化となって次世代に受け継がれていきます。愛知には知られざる魅力的な歴史的建造物が数多く存在しています。

　私たちの会ではそんな建物のいい所を探して、調査や見学会を通じて伝えていく活動をしています。それぞれの建物にはそれぞれの物語があり、その物語が一層その建物を魅力的にします。一つ一つの物語に共感する事で、また次の新しい未来が創造されていくのだと思います。

　「あいちのたてもの博覧会」は10回目を迎えます。さらに新しい発見を通じて明日の魅力的な街づくりの創造につなげていきます。皆さんと一緒に新しい発見と地域の未来を創造していきたいと思います。

NPO法人なごや歴史まちづくりの会
理事長　加藤昌之