プロジェクト成功のお礼と報告
この度は、相槌神社復興プロジェクトにたくさんのご支援をいただき大変ありがとうございました。
信じられないほどの大きな反響で、当初の目標を大きく上回る544%ものご支援を頂戴いたしました。
ご支援いただいた方、応援していただいた方に重ねて御礼申し上げます。
今回修繕・追加した内容
今回のプロジェクトで次の3点について工事を実施し、相槌神社境内に設置しました。
1.旧献灯台の撤去・新献灯台の設置
2.賽銭箱の新規製造・取り換え
3.井戸用ポンプおよび殺菌装置の設置と付帯電気工事
●献灯台について
今回のプロジェクトの主たる目的だった献灯台の取替です。
献灯台は、石とコンクリートで作られており老朽化して崩壊の危険があったものを、ステンレス製の献灯台として新設しました。
工事内容は、旧献灯台の撤去・養生、新献灯台設置のための基礎工事、新献灯台製作、新献灯台設置です。
令和元年5月27日に設置完了しています。
写真のように、旧献灯台設置位置より若干前方に設置しております。ステンレス製としたことで風化にも強く、より長く参拝者の方に気持ちよく献灯していただけるようになりました。
●賽銭箱について
献灯台の次に製作を考えていた賽銭箱も、無事に製作・設置することができました。
献灯台と同じく、令和元年5月27日に設置完了しています。
賽銭箱は、盗難防止の観点から極めて重量を増やして制作いたしました。
そのため少し高価になってしまいましたが、ご理解いただければ幸いです。
また、旧賽銭箱は主に鉄で作られており、老朽化のため内部にサビが侵食し、大切なご浄財が汚れてしまう状況にありました。
今までは月次祭の前日に総代の方と賽銭箱を開け、ご浄財を取り出し洗浄していましたが、新しい賽銭箱は主にステンレス製とすることでサビが発生ににくく、ご浄財が汚れてしまうこともなくなりました。
更に、雨よけを標準で設置することにより内部への雨の侵入が少なくなり、内部に汚れがたまることもなくなります。
写真のように、本殿前玉垣の中に設置しています。
見えにくいかもしれませんが、お参りの際には玉垣越しにご覧いただくことができます。
●井戸のポンプ設置
ネクストゴールとして目標設定いたしました内容です。
髭切・膝丸もこの井戸の水を使って作られたと伝わる山の井戸ですが、かつて生活用水として使われていたいたものの、近年それもなくなり古い設備のままとなっていました。
水は鶴瓶(バケツ)で汲むしかなく、蓋も密閉できるものではなくゴミが入ってしまう状況でした。
・水を汲む参拝者の方の安全を確保するため、汲み上げるためのポンプを設置
・常用は無理でも非常時の飲用として使うため、水質改善装置(殺菌装置)の設置
ネクストゴール設定時にはこの2つを考えておりましたが、その後、水質検査を実施したところ大変水質が良く、ポンプの設置のみで問題なさそうだということになりました。
※検査項目11項目のうち、基準を満たしていないのが一般細菌の基準が100に対して120と出たのみ。ただし、常用の飲用水とするにはさらに厳しい検査を受けないといけないため、飲用はお控え下さい。
実施した内容は、水質検査、電源工事、ポンプ・殺菌装置の設置、井戸の高圧洗浄です。
令和元年5月14日・16日の両日でポンプの設置を完了し、安全に井戸水を汲み上げることができるようになりました。
写真(下)のように、井戸に向かって左奥にポンプと殺菌装置を設置しています。
収支報告
皆様にご支援いただいた403万円の使途は、次のとおりです。
(1万円未満は四捨五入しております)
・献灯台制作費:30万円
・献灯台設置工事費:20万円
・賽銭箱制作費:50万円
・水質検査費:2万円
・電源工事費:4万円
・ポンプ等設置費:40万円
・以上の消費税:11万円
・返礼品:20万円
・奉仕料:10万円
・通信・運搬費:3万円
・消耗品:1万円
・クラウドファンディング手数料:75万円
残りは、本殿の建て替えおよび井戸の改修、社務所の建て替えに積立させていただきます。
返礼品について
返礼品の発送は、令和元年5月28日に完了しております。
お問い合わせをいただいた分につきましては全て対応済ですが、まだ到着していないようでしてたら、お手数ですがご連絡をお願いいたします。
今後について
相槌神社がある「八幡平谷」は京都府の「土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域」に指定されております。
そこで、私たち相槌神社スタッフは参拝者様の命をお守りするために、一時的に7月1日から社務所機能を春日神社に移しました。
詳細は、公式ホームページにてご確認をよろしくお願いいたします。
皆様にはご不便をおかけすることもあるかと思いますが、どうかご理解いただけましたら幸いです。
最後になりましたが、この度は多大なるご支援、ご声援を誠に有難うございました。
皆様のお力添えで、前述のとおり賽銭箱を新しくさせていただき、献灯台も地震で倒れる心配もなくなりました。
また井戸は釣瓶で水を汲まなくとも出るようになりました。
これから更に御本殿、井戸など境内の整備に努めて参りたいと思います。
誠心誠意取り組んで参りたいと思いますので、皆様どうぞ温かく見守っていただき、引き続きご声援賜わりたいと思っております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
相槌神社 宮司 髙月清子