保護猫団体「イヴに光を」。大阪に猫ハウスを建設します。

 

ーーーーーーー

 

 

はじめまして。「特定非営利法人　イヴに光を」理事長の窪田成芳と申します。一昨年に亡くなった初代理事長の思いを継ぎ、2代目理事長に就任しました。

 

私たちの団体のそもそもの始まりは、15年前に、のちにイヴと名付けた1匹の盲目の黒猫を保護したことでした。

 

イブと名付けたその黒猫は、眼球の手術ののち、4匹の子猫を出産しました。

 

しかし、生まれて間もなく1匹が亡くなり、次いでイブもウィルス感染で亡くなり、残された3匹も次々に空に還るという体験をしたのです。

 

私たちもまだ、猫の飼い方にも無知で至らないところも多かったことが悔やまれますが、それ以上に様々な事情から外で暮らすことを余儀なくされている外猫たちが置かれている過酷な環境を知り愕然としました。

 

 

時を同じくして外猫の保護活動をしている仲間3人と出会い、ある区域に100匹を超える外猫が過酷な環境で暮らしていることを知りました。そして、何かできないかと立ち上がり、本格的に活動をはじめ、いまに至ります。

 

お世話をして、ワクチンや去勢手術をして、ウィルス感染など病気にり患し、余命少なくなった猫達の看取りをし…。当時のメンバーは、まだ寄付などもあまり集まらない中、自腹を切りながら月に何10万円もの費用を捻出して猫たちを護っていました。

 

現在は私と社員、ボランティア総勢12名で主に大阪・奈良のいくつかの地域で、主に各自の自宅のスペースをやりくりしながら猫の保護活動をしています。保護している子たちの数は増えたり減ったりしていますが、平均して約200匹ほどの猫さんの日々の暮らしを見守る活動をしています。

 

不幸な猫の数を増やしてはいけない、そんな想いでそれぞれの地域でTNR（Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す）を繰り返してきたので、活動地域内で外猫の数が減少しつつあり、手ごたえを感じ嬉しく思います。

 

しかし、まだまだ道半ばです。私たちは猫の殺処分という悲しい事態と、過酷な環境に暮らす外猫たちのいない社会を実現していきたいと考えているからです。

 

とはいえ、メンバーが自宅のスペースをやりくりして保護し続けるのにも限界があります。そこで、今回クラウドファンディングに挑戦し、みなさまに状況を知っていただくとともに、資金面でご支援いただき、猫たちが安心して生涯暮らすことのできる猫ハウスの建設をしたいと考えています。

 

 

外環境は猫たちにとって本当にとても過酷な環境です。

 

保護した子たちは健康な状態ではないことがほとんどです。その子たちを同じ環境下で保護してしまうと、ほかの猫達にも感染が広がるリスクがあるため、できれば、保護したての子と比較的健康な子を健康面の状況に応じてすみ分けるスペースを確保し、どんな状態の子も長く元気で生きられるように環境を調えていってあげたいのです。

 

猫の小さないのちも、しあわせになるために生まれてきました。私たちは、縁があり私たちのところにやってきてくれた子たちをその最期の時までお世話してあげたいと願っています。

 

私たちと一緒にこのちいさないのちたちをサポートしていただけませんか？応援、お待ちしております。

 

 

 

 

イヴと出会い、初めて猫を保護した日から、悲しい思いをしている猫たちを減らし、1匹でも多く救ってあげたいという気持ちは変わりません。

 

外で生きる病気の猫たちを、多いときは200匹以上抱えた時もあれば、個人の自宅で40匹以上を預かったこともありました。

 

しかし、自宅での保護はもう限界です。保護した猫たちの中には、病気の子、健康な子、出産したての子、もうすぐ亡くなる子など、年齢も体調も様々です。

 

色々なステージで生きる猫たちを、それぞれの状態にあった環境ですみわけさせてあげるとは難しく、雑多な飼育環境下では、一般的に、ヘルペス、カリシ、エイズなどのウィルス感染などを防ぐ対策が難しくなってしまいます。

 

こんな悲しい思いをしたくはない、もっと猫達を救いたい、とNPO法人を作り、猫のハウスとクリニックを作る計画をたちあげたのです。

 

ところが、計画を進める中で、その法人の初代理事長が亡くなるという思いがけない出来事で、立ち止まりました。そしてその後も陣頭指揮をとっていたメンバーの突然死や交通事故などの不幸が続き、計画は遅れに遅れてしまいました。

 

様々な悲しみに翻弄される中、ようやく再起して計画を再開し、このプロジェクトにこぎ着けることが出来ました。あとは前進あるのみ、です。

 

 

今回計画しているハウスには、外猫たちの保護だけでなく、飼い主さまの都合で飼養出来なくなった猫たちの受け入れもしていきたいと考えています。ハウスで保護後も会いたいという元飼い主さまのために面会・見学出来るような作りにしたいと考えています。

 

また、希望があれば、猫との暮らし体験やボランティアの方が泊まれるシェアルームも予定しています。

 

猫たちが安心して暮らすことのできる場所を作ると同時に、猫たちの置かれた状況を社会に発信して、多くの方に知っていただく場所にし、悲しい思いをする猫がいない社会にしていくきっかけを作りたいのです。

 

そんな理想の猫ハウスの建設には、莫大な額の費用が必要となります。猫を愛する皆様、ぜひこのプロジェクトを応援いただけないでしょうか。

 

 

 

 

現在、土地は既に確保できているため、今回のプロジェクトでご支援をいただき、ハウス建設に進みます。

 

ハウスの建設費用は最低2000万と言われているため、今回ご支援いただいた資金は頭金として活用させていただく予定です。ハウスは3階建てで90から120坪の広さを確保出来そうです。

 

私たちは、本当に猫が大好きで、この子たちがいつも傍らでともに暮らしてくれていることに幸せを感じています。そんな幸せを運んでくれる猫たちが、どうしたらもっと幸せに暮らしていけるのか、いつもそのことばかり考えています。

 

猫たちの幸せのために、完全室内飼育では実現できない、自然を感じることのできる空間づくりをしたいと思い、ハウスは屋上の開放空間で、太陽も雨も、月明かりも風も感じることができるように計画しています。

 

猫達も自然の一部です。自然の中に自由に行き来でき、晴れた日には日向ぼっこをして、土を掘ったり、草木に来る虫や鳥を追いかけたりしながら、自然を感じてリラックスしてそれぞれの猫生を楽しんでくれたらこんなに嬉しいことはありません。

 

 

また、今後はクリニックを併設し、ワクチン事業・避妊去勢・ＴＮＲ事業などを軸に、どんな状態でも受け入れることができるよう準備していきたいと考えています。

 

ハウスとクリニックの運営にあたり必要な人手は雇用とボランティアの両輪で考えています。クリニックの医療機器はレンタル予定なので初期費用はそれほどかからない積算ですので、十分実現可能であると考えています。

 

 

 

 

今回のプロジェクトでハウスが完成すれば、現在外暮らしで、中に入る順番を待っている子たちを随時受け入れることが可能になります。保健所での殺処分を待つ運命の悲しい思いをしている子たちを引き取ってあげることも出来ます。

 

病気の子が今もたくさんいます。ウィルス罹患している子と、健康な子とを、きちんと棲み分けられるようにできるようになれば、どちらも保護できるようになります。

 

今回のプロジェクトは悲しい思いをする猫がいない社会、その実現のための希望の光となるのです。

最終的には殺処分される猫がいなくなり、飼い主のいない外猫がいなくなり、私たちのような保護活動も必要なくなる日が来ることを私たちは心から願っています。

 

人も猫も、すべてのいのちがしあわせな社会にするために。

みなさまの応援、よろしくお願いします！

 

 

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

＊お名前掲載のリターンに関する条件の詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。