プロジェクト終了についてのご報告
このたびは私たちのプロジェクト「児童養護施設の子どもたちに夏のキャンプ体験を届けたい」をご支援くださいまして誠にありがとうございました。おかげさまで会期中は、子どもの友だちを作る力、周りを巻き込み楽しむ力、歌声や笑い声、ときには悲しみや悔しさといったエネルギーが爆発して、有意義な時間となりました。
この限られた期間の共同生活で、困ったときに誰かに助けてもらったり、助けてあげたり、意気投合したり、ケンカをしたり、という仲間との密な関わりを通して、少しでも「支え守り合う関係」の心地よさを実感してもらえたとすれば、それにまさる喜びはありません。子どもたちが、その本来の力をのびのびと発揮し、弱い部分は補い合いながら成長できる場を作ることが、私たち大人の役割だと、志を新たにしました。
今回のプロジェクト内容について下記の通りご報告いたします。
【ご協力いただいた(児童養護)施設】
●社会福祉法人たかずや福祉会 たかずやの里(伊那)
●社会福祉法人 飯田風越福祉会 風越寮(飯田)
●社会福祉法人 長姫福祉会 おさひめチャイルドキャンプ(飯田)
※目標金額を上回るご支援をいただいたため、長野県南部の複数の施設からご参加いただくことができました。
【参加人数】
●9名(女子4名・男子5名)
【参加コース】
●せせらぎ村 4日間
●せせらぎ村 5日間
●せせらぎ村 7日間
【収支報告】
●ご支援金使途
1、各児童の参加費用
2、報告書制作およびリターン発送費用
3、Ready forへのシステム手数料
【余剰金について】
ご支援金につきましては当初の目標を大きく上回るご支援を賜りました。
ご支援金に合わせる形で各施設側と調整を図り、各児童の都合を考慮したうえで参加人数を決定いたしました。最終的に上記経費を差し引き、約14万円の余剰金が発生いたしましたので継続的な活動資金として次回の「冬の子ども会」に繰り越し、希望する児童の招待に充てさせていただく予定です。
【リターンについて】
●報告書を制作のうえ2018年10月中に発送予定
【今後の活動について】
私たちはこの活動を一時のもので終わらせることなく、リーダーシップを発揮して積極的に社会を巻き込みながら、継続していきたいと考えています。
このプロジェクトを通して、少子高齢化社会における子どもの健やかな育ちや、それに必要な遊びと生活を行う場作りに、少しでも関心を持ち、アクションを起こしていただける方を増やすことも、大きな目的の一つです。それが、子どもと関わる活動を40年以上にわたって続けてきた私たちの、社会的な責任だと考え、誰もが生きやすい社会を作るために尽力してまいります。
2018年9月6日 アルプス子ども会代表 桜 井 翠